先週土曜日に九州は八代に初出陣。少々雨に降られたが、そして風下だったが、そしてレンズの選定を思いっきり間違えたが、花火を見てきた。
▲10号の部優勝 野村花火工業「昇曲導付四重芯変化菊」
▲10号の部準優勝 篠原煙火店「昇曲導付四重芯銀彩の華」
▲10号の部優秀賞 菅野煙火店「昇曲導付銀彩の花」
▲10号の部優秀賞 磯谷煙火店「三重芯変化菊」
▲10号の部優秀賞 北日本花火興業「昇曲導付四重芯変化菊」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
秋の花火大会として名前はうっすら聞いていたが、何しろ九州である。まさかそんなところまで行くのはなぁなんて思っていたが、なんだかだんだんと行く気になってしまったのである。
そんな時、お仕事先が今年東京発1泊2日のこの花火ツアーを初企画するって聞いた。猛烈に大プッシュ。個人的事情で肩入れした。何しろ企画担当者よりもよっぽど下調べはしてある(笑)。
とはいえ、首都圏ではやはり知名度は劣る九州の花火大会。催行されるかドキドキしていたのは企画担当者だけではない。それが催行決定マークがついて、ひそかにバンザイをした。
ここの花火大会は、10号、5号、スターマインの3部門に分かれている。10号は全国の花火師が、5号は全国と九州の花火師が、スターマインは九州の花火師が参加している。このセグメントがこの大会の分かりづらさなのかもしれないね。
で、競技結果を見ても、うーん、地元は下駄履き?って言う感じかな。
尺でいうと、多重芯よりも大型花火が好まれるのかな。まぁ、私も個人的には多重芯に走り過ぎてチマチマした尺を見るよりは、のびやかに肩の張りの良い大きな尺玉を堪能したい派だからいいんだけれどさ。
尺の競技玉で、多重芯争いでないのって、結構ありそうでないよーな気がする。芯が無くてもいい花火ってあると思うんだよね。尺デフォルトの越後育ちとしてはね。
それにしても、この花火会場、打ち上げ場所が近いぞ。
多分これぐらいだろうって思って持ってきたレンズで、らくらくフレームオーバーであるorz。初弾からして撃沈であった。
まぁ、前方のエキサイティングシートは、火の粉がかかりそうな最前列ブロックから売り切れていたから、さすが「火の国・熊本」である。どんだけ火遊びが好っきやねん。
▲5号の部優勝 磯谷煙火店「ウィンターイルミネーション」
▲5号の部準優勝 六葉煙火「日出る国「日本」」
▲5号の部優秀賞 高田花火工業「昇り紅フラッシュ付三重芯変化菊芯変化」
▲5号の部優秀賞 塚本花火工業「四つ葉のクローバー」
▲5号の部優秀賞 ホソヤエンタープライズ「昇曲付夜空に願う祈望花」
▲5号の部優秀賞 北日本花火興業「ど根性ガエル」
▲5号の部優秀賞 野村花火工業「希望の花」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
5号玉は、もう磯谷さんの完成度だな。
型物は九州の塚本さんの四つ葉クローバーと今野さんのカエルが入賞。5発しか上げられない制限の中で、ちゃんと正面を向かせて型物を開かせるのって難しいんだろうな。
クローバーは1.5発の成功ってところ。カエルは2発ぐらいの成功率だった。
細谷さんのは相変わらず玉の構造が分からない。いや、私は一花火好きだからそこまで知らなくてもいいんだけれどね。野村さんは先点滅の繊細さが安定感。
▲スターマインの部優勝 塚本花火工業「雨の慕情」
▲スターマインの部準優勝 六葉煙火「いとしき日々よ~八代から希望の輝きを~」
▲スターマインの部優秀賞 高田花火工業「~鼓動~」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
スターマインは九州の業者だけの参加。
花火会場で八代アキの「雨の慕情」を聞くとは思わなかった。前半は結構本降りになったりして、ようやく上がったというのに「雨雨降れ降れもっと降れ♪」はいくら地元とはいえ、ないだろう(笑)。
このほかにもまさかの「夢芝居」@梅沢富美男も流れ、「九州は煙火よりも演歌好きなのか~」って思ったところに来た「愛しき日々よ」。もう、頭の中ではベーヤンの声が響いていた。さすがにここは平井堅バージョンで、ホッとしたやら残念やら(笑)
今回はツアー参加で会場到着がギリギリになると思われたため、ドリームシートを購入。ここはなかなか良い。
会場では、桟敷席の人にプログラムと一緒にライトが手渡されるのだが(そしてやけに司会に振るよう促される)、これが上から見るとなかなかにきれいで、まさに光の海のよう。
多重露光でうまく取り込みたいものである。
そのためにはカメラの買い替えだな(私のカメラは最下位機なので多重露光の設定がないのだよ)。
今回は、風下で残念だったし、青木さんのミュースタに至ってはワイド打ちに全くレンズが対応できなくて全敗だったし…で悔いの残る花火となった。来年になるのかは分からないが、とりあえずもう一度行こう、とは思う。