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57年ぶりの五輪の輪

2021-07-28 22:54:00 | 雑事つれづれ

▲予行飛行時の白いスモーク

 前回の東京五輪が1964年。大河ドラマ「いだてん」でも描かれたオリンピックだ。
 私の両親は、東京で出会い、結婚を機に同郷である新潟に帰ってきた。1963年あたり。東京オリンピックの前だったらしい。自分が生まれたのはオリンピックから何年か経ってからだったので、どうせなら見てから帰郷すればよかったのに…。
 当然あの年のブルーインパルスも見ていないし、当時はカラーテレビも持っていなかったからその様子も見ていないはずだ(うちは割と遅くカラーテレビ導入したので、子どもだった私の記憶にもモノクロのテレビが残っていたりする)。

 東京でブルーインパルスがカラースモークを引いて飛ぶのはこの1964年以来だという。
 

 確かに、昨年コロナ禍の医療従事者応援という名目でブルーが飛んできた時は白いスモークを引いていた。自分も自宅のある建物の高台からそれを目にした→前年の記録

 東京オリンピックは、コロナ禍で1年延期され、2021年夏に開催されることになった。その開会式の日に、ブルーインパルスが1964年以来の五輪をカラースモークで描くという。

 それは見たい!

 だが、コロナが治まらない現状はあの高額チケットを手に入れた人すら会場に入れない「無観客開催」となった。とはいえ、メインスタジアム辺りは人が密集するだろう思われることで、地図をじっと見て、どこで見ようか思案する。

 なんだかんだと東京住まいの方が田舎暮らしより長くなっているので、何となく目星をつけて21日(その日に予行演習が行われる噂が出た)に出かけて、スタンバイ。
 同じことを思う人は当然いて、それでも界隈にいたのは10人ちょっとだったと思う。
 結局その日は空振りとなる。

 翌日、再度同じ場所に出かける。
 前日より明らかに人出が増えている。それでもまだかなり余裕がある状態。周囲の人が持つ無線機から、どうやらこの日はテイクオフしたらしいことを知る。

 そしてキターーーー!! 


▲予行なので白いスモークを引いたブルーインパルスが北から南方向へ一直線に飛んで行った。

 その後、左に旋回し、後方のビルの陰から出てきたブルーは、5つの輪を描き始める


▲雲の白さにスモークが溶け、また風が割と強くて、何となく、輪っか?という感じに(そしてこちらのレンズが対応できない近すぎた~)

 orz



 ということで、2日後の本番リベンジを心に刻む。

 2日後の23日は東京五輪開会式である。この日、ブルーインパルスは先日と同じコースを飛び、1964年の東京五輪以来のカラースモークでの5つの輪を描くことになる。
 メインスタジアムに近い新宿御苑は、朝イチから大勢の観客が集まった。そんな状況を見て焦った。とりあえず、先日よりも早く家を出る。だいたい同じ場所ではあるが、より視界が開ける方に行ってみる。そこにはすでに先客がいたが数人といった感じ。これなら大丈夫だなって、持参したイスを広げて時間が過ぎるのを待つ。

 いい天気だ、ブルー日和だ。

 しかし、その後、四ツ谷の土手の上は大勢の人が集まり、後から後からやってくる人が土手から押し出され、自分がスタンバっていた前に続々と入ってくる。道を挟んだ反対側の草ぼうぼうのところにも人が分け入り始める。なお、この場所は某重要施設の近くのため、警官による警備が行われているのだが、藪に人が入りだしたため、おまわりさんも藪の中に入らねばならない状況に…、



 そして、展示飛行が始まる。コースは先日と同じだ。


▲これが一番黒スモークが分かるショット


▲角度が変わると黒ってそう見えないのよね(上の写真と並びは同じ)


▲東京タワー方面へ向かうブルー


▲後方からメインスタジアム方向に飛び、散会。5機が大きな輪をそれぞれスモークで描く。


 なお、この日も雲が浮かび、風も若干強かったようで、くっきりとした輪っかはしっかりとは見えなかった。でも、色とりどりのスモーク痕は空に浮かび上がり、わずかな時を経て空へ溶けていった。

 ひょっとしたら、これが最初で最後のブルー五輪になるかもしれないと思うと、若干センチメンタルになった。


見附まつり 市民花火打ち上げ

2021-07-26 00:18:00 | 花火

▲到着後、すぐ打ちあがった。まだ暮れ切らぬ空に青い花火

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 花火の盛んな新潟出身ではあるが、実は県内の花火大会の多くは見たことがなかったりする。子どもの頃はおぢやまつりと亡父の実家のある川口まつりぐらいしか見たことがなかった。片貝の花火は知ってはいたが、車の無いうちからは行きにくくて(当時はシャトルバスもなかった)小千谷在住中には行ったことがなかった。

 実は花火好きは母が先で、片貝の花火も子供たちを寝かした後、こっそり買い物三輪車をこいで片貝の対岸に当たる浦柄の辺りまで行って遠花火を見ていたそうだ。私がそのお供をしたのは高校生の頃だったと思う。その後は、実家の大屋根に上れば片貝の花火が見えることが分かり、蚊取り線香を持って梯子を上って遠花火を見ていた(雪国は冬、屋根の雪下ろしがあるので、梯子をかけていることが多い)。
 長岡まつりは仕事で関わったことを機に毎年行くようになったわけだし、片貝まつりは帰りの臨時バスが自宅近くまで走るようになってから近くで見るようになった。
 今でこそ、県内の花火もいくつかは見に行くが、本当にそれほど多くない。定期的に行くのは、長岡(夏冬)、片貝、柏崎、小千谷、堀之内、愛染、川口、妻有ぐらいか…。

 昨年に続き、今年も全国の花火大会が中止という報がたくさん届いている。長岡も柏崎も小千谷も然りだ(片貝は晩秋に延期予定)

 そんな状況で、新潟県内の花火も全体的に中止モード。そんな時、見附市の市民花火が無観客で開催するという話と花火協賛を募っていることを知る。これはおそらく縁。多分、こんな状況でもなければ見る機会はないかもしれないと、協賛をしてみた。

 当日、初見附駅下車。駅前からコミュニティバスに乗って、市民球場からは少し離れた目的地の田んぼの辺りへ行く。
 初めての場所なのに、実にビンゴな場所であった。
 目の前の市民球場のある山の中腹から曲導が昇り、花火が開いた。見晴らしの良い田んぼの辺りは20名に満たない人々がが真っ暗な中、パラパラと離れて花火を見ていた。


▲開ききる頃に次弾が昇はじめる。割とテンポが早い。


▲錦冠の先彩色


▲八方


▲八方芯入の彩色菊


▲ん、この色は新潟煙火さん?


▲大きめな小割


▲カラフルな扇も


▲涼しげな色合い


▲スライド変化


▲この曲導が開くまで待てばよかったんだよな


▲先ほどの曲導の先がこの千輪


▲ザラが思ったよりバリエーションあるのね


▲長岡でも見た記憶のある八方


▲スライド芯の炭火


▲終盤の錦冠の連打


 例年の打ち上げ担当は、新潟煙火工業、安藤煙火店、嘉瀬煙火工業とのこと。
 確かに20日ほど前に見た小泉さんの千輪と分かったし、長岡などで見たことのある花火とかも上がっていた。

 花火は15分ちょっとで終了。
 終了後、会場近くまで行っていたであろう車で移動していた人達の車がたくさん山を下ってきた。みなさん、結構近くまで行っていたのね。
 
 再びコミュニティバスに乗って駅へ戻り、帰途に就いた。、


▲〆はフェニックスでした。

八坂神社奉納煙火(クラファン)

2021-07-14 21:12:00 | 花火

▲初弾 なお右下の建物は、「柏崎セントラルビーチ」というバーベキュー&キャンプの管理棟らしい。ここ、テントで泊まれるんだ。

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 能代に行くのをグダグダしていたのは、帰宅の翌日に柏崎のこの花火があったのも一因だったりする。
 柏崎海の大花火大会とは別に、地元の八坂神社が独自で上げる花火である。今年はクラファンで資金を集めていたので、私も少し協力した。
 開催日は12日思いっきり月曜日。まぁ、何とかなる。
 あまり早く行きすぎてもなんだから、とギリギリに到着する電車で向かう。

 平日の柏崎、駅前の人通りは少ない。イトーヨーカドー跡に薬局が入ったように記憶していたが、敷地の後ろの方にその薬局があって(アプローチは90度違う道の方)、表通りは更地のままだった。
 まだ明るいうちに現場に着く。打ち上げ場所は例年の柏崎海の大花火で「左手をご覧ください」の辺り。徐々に日が暮れていく中、地元の人がすでに階段などにポツポツ座っている。地元のケーブルテレビ局らしいクルーもスタンバっている。
 夏らしく、ネムの花が咲いていた。


 河口を挟んだ向こうに、トラックがありおなじみの黄色い筒が見えている。
 予定時間が過ぎて、大分発ってから何の合図もなく、打ち上げ音が響く。

 事前に送られてきた番付には尺玉11発と、7号2段打ち、スターマインのみが書かれていた。
 以降、玉名はほとんどオープンになっていなかったので、テキトーです


▲ゆっくりスライド変化


▲八重芯の緑点滅冠


▲点滅八方。めっちゃ点滅している


▲やはり尺玉はいい


▲芯入彩色八方


▲彩色芯入銀千輪


▲錦冠


▲錦先方向変化


▲椰子芯入パステル千輪点滅


▲八方のスターマイン


▲八重芯変化菊 丸いは正義


▲芯入錦八方。この緑芯の間に紅色をひとつ飛ばすの、片貝さんではなんどか見かけてる気がする


▲スターマイン2台目


▲八坂の紫一尺(片貝煙火工業奉納)


 打ち上げ終了後、小さな拍手が起こった。

 さっさと片付けて、コンビニで新潟ビイルの花火缶を買って、柏崎から長岡へ行き🚅最終で帰京した(また実家に寄ってない(;^_^A)


能代港疫病退散花火

2021-07-10 14:21:00 | 花火

▲最後方から撮っていたから、車の屋根から撮る人のシルエットが随所に。花火の上げ方によって、バッチリ映り込んでいて、ネタ的にはチョットおもしろいぐらいに思っている。この後もちょいちょい入ってます(知り合いの知り合いと判明)

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 まだまだ収まらぬコロナ禍。昨年に続き、今年も能代の花火は中止となった。
 今年初参戦するつもりだったので、ちょっと残念。だが、中止発表当日「でもサプライズはやります」的な中の人らしいコメントが出て、混乱。「ちょっ!何言っているか分からない」状態。とはいえ、宿は押さえてあったし新幹線も押さえてあった。
 その後、同日により近いところで花火が上がるらしいことを知って、いったんはそちらに乗り換えてすべていったん解除した。

 が、梅雨時。その日が近付くにつれ、近郊の天候が危うい雰囲気。当日の朝も降るか降らないか微妙なライン。日昼の天気予報までジャッジを遅らすが、ぬぐえない雨の確率。

……
………

 よし、能代行こう! 

 ギリギリ現地に着ける新幹線を抑えて、荷物を持って行き先変更。
 能代だと帰れないからできれば秋田市に宿を取れればいいなぁ、と新幹線内で目星を付ける。
 秋田から奥羽本線五能線と乗り換えて、最寄り駅に着いたのが18時台。あとはタクシーで課金だ!! って乗ったのはいいが、何せ初能代。場所がよく分かっておらず、川向こうまで行きすぎてしまった。

 砂と海しかないところでポツーン@Googleマップ

 実際はもっと奥地まで突き進んでいた(;^_^A

 ここじゃない!!
 もう一度タクシーを呼んで、正しい場所へ。当初開始予定ギリギリに到着。幸か不幸か、開始が繰り延べになっていた。
 当然ベストポイントなんて売り切れで、最後尾に陣取る。
 まだまだ車でやってくる人がいるのを待っているのか、そのまま20~30分くらい経っただろうか。ようやく開始のアナウンス。

 最初の内は単発玉


 初弾で、いきなり駐車場に停めてあった車からイモビライザーの警戒音が鳴ったのよね。え、序盤なんですが、この後もっとすごいのが上がるんですが、大丈夫!? ってか花火会場は振動伝わるので、イモビ切っておきましょうね。




▲ぐるっとスライド変化
 ※特に玉名は掲示されていなかったので、テキトーに書いてます。




▲これも平面型のスライド変化


▲炭火からのカラフル先変化


▲単発に小型があしらわれ…。


▲対打ちになって


▲そして来た来た、ザラの壁。


▲八方の対打ち


▲きのこ乱舞


▲怒涛の展開で、追いつくだけで必死。
 手前が駐車場で、車のボディに反射する花火も。


▲下の方のシルエットは、自分の車の上で撮影している人です


▲カラフルなザラウォール


▲中〆的フィナーレ


▲また単発に戻って…。先ほど斜めになっていたのが正面を向いた。
 この、オレンジ&緑から白のスライド変化。自分たち、なまじ中途半端な知識を持っているのだが、この玉の星かけの工程及び混じらせない星管理を考えると、えづきそうな思いになる。それだけ、すごい工程を経ているということ。


▲飛びまくっているが、赤いザラメラメラ


▲扇&ひねりの明るいザラと、対照的な炭火の割物


▲下部のひねりが早くて、ついていくだけで必死です


▲錦の花火でフィニッシュ

 ここまでの爆走気味の進行に、ザワザワザワザワする現場。思わずほぅっと息をつく。で、ここで帰りの渋滞を嫌って、帰ろうとする一群が動き出す。マジですか!? この後二尺ですよ!?

 煙のはけを待って、最後の大玉が上がる。


▲〆は二尺で。


  最後となったが、出資してくださった風力発電事業者(以下)のみなさま、ありがとうございました。風車買うことはできないけれど、今後ともよろしくお願いします。

大森建設(秋田県能代市)
日立パワーソリューションズ(茨木県日立市)
秋田洋上風力発電(秋田秋田県市)

日本風力開発(東京)
ユーラスエナジーホールディングス(東京)
オーステッド(デンマーク)


田んぼの真ん中で

2021-07-08 21:41:00 | 花火

▲最初の千輪。はみ出した~。
 開始直前に気付いたのよ、またレンズ間違えたことに…orz

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 過去に人様が上げていたので知った新潟市内の花火。
 信越線と越後線のちょうど真ん中あたりに上越新幹線が走っていて、その新幹線高架の近くで打ち上げられる花火である。かといって、新幹線の駅がそこにあるわけではない。いろいろと検索して、どうやら行きはバスで行けそうだと思ったら、開催される日は、バスそのものが運休だという…orz
 腹を決めて、一番近い駅からタクシーで行くことにした。お札が飛んでいく…。
 最寄り駅のタクシーの運転手さん、この祭りの存在を知らないらしく、初めて行く地をこちらが案内するという妙な展開に。

 田んぼの真ん中に筒がセットされているのを見て、ここだと理解。
 とりあえず、正面に場所を取る。
 回りには何もなく、祭り本体も少し離れたところらしく、通りすがりの中学生が「こんにちわ」とあいさつしながらすれ違う。少し離れたところにあるコンビニだけが唯一の生命線となり、3回も行ったり来たりした。


▲小割が大きめの千輪


 夕方になり、知人が迎えに来てくれて、対岸の方へ移動。こっちがメインなのか…。過去の人様の写真を見るに反対側にもう少し下がるのがデフォルトかと思っていたよ。
 トイレに行くのに往復1時間かけ、戻ってきたらすっかり暗くなっていた。

 ということで、打ち上げ開始でございます!! 
 なお、一切アナウンスなし。地元の人もそれぞれの家や市の施設で見ているらしい。

 初弾、はみ出した。ってかまたレンズ間違えた。前回失敗したからちゃんとレンズ変えなきゃって変えたのはいいが、見た目が似ている別なレンズがついているorz

 おいおい…。

 まぁ。それでも何とかしようと足掻く…。あきらめ悪いんですわ。
 手にしたプログラムを見つつ、縦に横にと向きを変えてとりあえず食らいつく。が、このプログラムが実に当てにならんもんで…。次が尺かって思ったら5号玉が上がったり…。

 こ、これは、加茂か、愛染か!?(今までの二大あてにならないプログラム)。そこにこの中ノ口がランクイン!! なぜ越後のローカル花火は、正しくない番付を出すのだろう。ってか、なんでそれを金をかけて作るんだろう。これ、もっとローカル花火を巡ったらなんか論文かけるんじゃね!?


▲白い雪千輪

 打ち上げは、新潟煙火工業さん。お得意の千輪をいろんなバリエーションで魅せてくれる。こんなレベルでこんなレベル。実に贅沢なひととき。


▲小割がカラフルな千輪


▲赤らか紫の千輪


▲千輪のバリエーションがすごいな


▲黄金千輪


▲散っている一つ一つが花火玉の中の小さな花火で、50個ぐらい詰まっている


▲きれいな八方咲もあったんだが上が切れてしまった


▲フェニックスバージョン1


▲フェニックスバージョン2


▲かわいらしい、点滅ボタン


▲この八方もきれいだ


▲パステル系のスターマイン


▲染め分けのスライド変化


▲フィナーレ

 後半は上空の風が逆風になって少し煙に隠れたのもあったけれど、比較的良コンディションで小泉さんの玉を堪能できた。
 新潟の煙火店さんで、単独で見ていないのは、あと出雲崎さんだけかな。

 終了後は、方面が重なる方の車に乗せてもらった(ありがとうございます)
 観光サイトで書かれていた打ち上げ時間だと帰れないから、ホテルを取っていたんだが、思ったより早く終わったので、これなら日帰りも可能なんだなぁと思った。

 帰宅後、レンズをいつものに付け替えた。次は間違えないぞwww