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2年ぶりのいせはら芸術花火

2015-04-25 15:01:00 | 花火

▲伊勢原市民花火。本当は星も飛行機も写っているんだけど、ここだと潰れちゃうなぁ…。

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 昨年は「風まつり」に行ってしまったので見ていないいせはら。今年は風まつりとずれたので2週連続の花火観覧となる。

 ところが、体調絶不調orz
 4月に入ってから忙しくなかった日がなかったくらいで、連日の深夜残業なのである。この前日も疲れ果てて早く帰りたいのに、後輩が全然帰してくれる気がなくって結局午前様。フラフラしながら帰宅した。しかもお持ち帰り仕事付き。
 当日の午前中には病院の予約を入れていたのだが、施術中に寝落ちしそうになるし、眠気覚ましのコメダではコーヒーで顔を洗いそうになる事案発生。

 疲れから口蓋が腫れているし、歩いていてもふわふわする感じ。行かないという選択肢はないのだけど、いつ出発しようかという状態であった。
 とりあえず、撮影グッズ及び意外と寒い現場対策を詰め込む過程でも冴えがなく、あーでもない、こーでもないとぐだぐだしているうちに時計は進み、さすがに行かんとやばいだろうって感じになってから出発。

 例年協賛させていただいているが、今年は三脚席なるものができたので、こんなにゆったり行けるのよね。体調悪い時にはホントありがたい。

 伊勢原の駅というか、東京の家を出た時から思っていたんだけど、現場も結構な強風吹き荒れモード。敷物は飛ばされるは砂嵐が発生しているはといろんなものが吹き上がる。指定された私の区画によそ様のリュックがあったが、あれも風でずれてきていたようだ。

 花火の大敵は雨よりも風。この強さだと微妙だな…と天気図等を確認する。
 二つの大きな低気圧に挟まれた高気圧が上空にあるらしく、そこから低気圧に向かって風が吹き続けているらしい。15時には7m/s、18時5m/s、21時3m/sという予報。一応治まる方向性らしいが会場は高台で風通しが良い分強めに吹くため、やや心配であった。

 実は現場で少し仕事をしようと書類を突っ込んできたのだが、この風では大型紙吹雪になる可能性が高く、断念した。



▲物販ブース

 ということで、手持ち無沙汰。飲食物販コーナーに行くと、そこも強風の影響が…。どこもテントが飛ばされそうになっている。あわててあちらこちらに括り付けて見たり、必死に抑えたりと大変。そしてこの日の最高気温予報は22度であったが、この風では体感温度は格段に下がるため、冷えモノ系ブースはかわいそうなことになっていた。
 とりあえず、ラーメン。風ですぐ冷めてしまうのは、猫舌の私にはラッキーであった。

 時間がたっても風が治まらないので、カメラセットも開始直前のうす暗闇の中で行う。何しろ、棒のような三脚ですらあちこちで転倒しているんだもの。カメラを乗っけたのは、開始10分ぐらい前。
 ふと後ろを振り向けば、街灯りと星がきれいだった。


▲会場後方の夕景

 結局、花火開始時刻になっても風は治まらなかったのだけど、いざ花火が上がってみると不思議と風が弱まっていった。
 これは「風止めの舞」とか「祈祷」とか「ドラえもんの秘密道具」があったに違いない。

 最初は音慣らしの小さめの花火が上がる。ここはほぼ静観。
 開幕スターマイン辺りから活動開始である(とは言いつつ、ここに上げていないのは「あれ、そんなに左?」ってことだったので…)。


 打ち上げる磯谷煙火店はさまざまな素晴らしい玉を持ってらっしゃる。地元の三河圏だけではなく、東京にもファンクラブがあるぐらいだ。私はそこには入っていないが、この玉はあれ、あの玉はこれというぐらいは分かるレベル。


▲オパール


▲オパール芯さざなみ

 市民花火はまだまだ続く「アナ雪」に乗せて


▲伊勢原市民花火


▲伊勢原市民花火


▲伊勢原市民花火


▲伊勢原市民花火


▲伊勢原市民花火

 ちょいとありのまま過ぎてフライングしちゃったのもアリ。意図せずに千輪をきっちりとらえてしまっていた(ラッキー)。


 続いては創造花火。独創的な花火が次々と上がる


▲ツバキ
 これは初めて見た気がするのだが、前からあったのかな。新潟ではユキツバキが主流で、ちょうど小千谷では山の中で今が満開となっている(もちろん野生っすよ)。
 三河エリアだと、どういうツバキなのかしら。名古屋駅の裏には確か椿町という地名があり気になる…。
 
 そうそう、某社シャンプーのツバキは五島のツバキを使用しているんだよ~。東京からだとピンとこないけれど、「東の伊豆、西の五島」というほどのツバキの名所らしい。



▲ミルククラウン  かな~り好きです!


▲睡蓮 見たことないと分からんのだよなぁと、いまだに鑑賞士試験に出たことを思う


▲マーブル


▲光の宝石はこれが一番きれいで整っていた



▲スターマイン「ミラーボール」
眩い雷に照らされて、地表の緑が浮かび上がるのが好き


▲スターマイン「ミラーボール」
フィニッシュはお馴染みのカラフル千輪をまとって…。

 ここで大玉の8号玉が上がる。予定の5発が4発になって何事かと思ったんだけど、フライングしちゃったとのこと



▲スターマイン「伊勢原市民追悼花火」
和火は好きである。こんな仕上げ方にしてみた。


 そして、最後は楽しみのメロディー花火


▲グランドフィナーレ メロディー花火


▲グランドフィナーレ メロディー花火


▲グランドフィナーレ メロディー花火


 終わってみれば、あっという間である。

 花火のプログラムは昨年変更したらしい。このプログラムになってからは初めて見るので、ちょっと新鮮&戸惑い(昨年のいせはら花火をチェック&予習していないことが丸バレだ)。
 というか、ただでさえ素晴らしく美しい花火が上がるのに、それが3度続いたら飽きたという、自分はぜいたくすぎるんだよな。長岡の長大なマンネリは我慢できるのに(それでも最近は毎年度肝抜かれるが)、なんでここの花火飽きるとか言っちゃうんだろう、自分。

 まぁあれだ、新潟の錦冠が白米なら、磯谷の花火はピザトーストという感じ?
 お米の国の人だから、毎日毎年ピザトーストは食べられないという胃というか頭の許容量の問題なのかなぁ。こんなこと書くと、現場で石投げられちゃう…。
 それでもやはり美しい花火は美しい。それは厳然たる事実。

 途中、8号玉1発が迷子になってしまうという事態があったが(ラインとかツイッターでいろいろ情報を教えてもらった)、風のトラブルもなく、無事終了。

 ん? 満腹感なし? 店員さん、ごはんお変わり頂戴~といった感じ。
 ピザトーストの食べすぎはいかんということですね。人間腹八分ぐらいがちょうどよいと…。
 デモ、モットタベタイ…。



 シャトルバスとか、ほかにもいろいろ改良している部分があるから、花火本体に回る割合が減ったのかなぁと漠然と思う。人様の記述を見るに消費税の影響云々…。こんなところにまでとは…orz


 ダラダラと帰りのバスに並び、小田急線に乗って帰宅。
 硝煙補充で少し元気出たけれど、帰りの車中も完全爆睡であった。

今年も小坂井の風まつりへ

2015-04-19 23:42:00 | 花火


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 いや、今週末は伊勢原に行っていたんだけど、このブログは自分の記録も兼ねているので、一応順番通りに上げていく。



 今年も小坂井の風まつりへ。

 当初は経済的理由で行かないつもりだったのに、なんだか人の情報にあおられて、まずは日帰りプランを計画。そしたら、煙火店さんとの飲み会が設定されて、気が付けば宿泊プランに…。今年もいい具合にお財布がポンコツ化しそうだorz

 今年はいせはらとかぶらないし、昨年は午後2時ごろ到着で壁の端っこだったんだよなぁ…と思うと、ついつい早出プラン。豊橋停車のひかりを選んで出発!
 前日2時間睡眠だったので、新横過ぎ辺りから爆眠。まぁ、富士山全然見えなかったからいいけれどね…。
 豊橋から飯田線に乗るに当たり、いったん改札外へ。下車駅は無人駅。精算ができないのだ。PASMOで再入場して飯田線ひと駅で小坂井。一緒に降りたおじさんも東京圏からここに来たようで乗務員(精算担当)に「SUICAで」って言っていた。つい私もつられて「スイカで」って言ってみた。本当はPASMOなのに(笑)
 というか、昨年は乗務員に声かけられた記憶がないんだが、地元民化していた!?

 ※SUICAはJR東日本のIC乗車カード、PASMOは地下鉄やバスなどの首都圏民間交通機関のIC乗車カードです



 ということで、10時台に小坂井着。目の前を火袢纏を着た若者が走っている。



 どうも会所への集合時間のようで、何人もの生きの良さげな若者が走っていた。



 菟足神社では「若宮社祭典」の神事が始まるようで、神職らがずらずらと神社に向かう。その後ろに引っ付いて境内に入り、奉納煙火目録をゲット。神社のお参りもせずに「現場」に向かう。


 あれっ?って思うほどに現場が空いていた。先着の車は2台ぐらいで、「壁」の中央はまだ空いている状態。いいのかなぁという感じでシートを引く。

 さて、これからどうしよう…。まだ昼の祭りにも時間があり、夜の祭りにはもっと時間がある。空は気持ちよさげに晴れている。前の土手上を歩いたら気持ちよいだろうなぁと思い、正面に向かう。




 シートや洗面器(!?)で覆われた筒の脇を抜け、土手上に出る。

 スパンと空が抜け、白い雲が海の方に向かって走る。豊川放水路の土手上では、煙火店さんが夜の仕込みを始めている。それを眺めながら、あくまで散歩の体を取って、タンポポ咲く土手上をスッタカスッタカと歩く(後で某煙火店さんから「旅人かと思った」といわれる)。



 鳥がさえずり、風が頬をなで、足元に春の花が咲き、どこからか桜の花びらも飛んできて、花火の筒も生えている(笑)。いいなぁ、小坂井の春。約2キロ先の量販店の看板を目指してスッタカスッタカとお散歩モード。
 そこで昼ご飯を食べて、今度は伊那街道沿いに現場に戻る。だいぶ「現場」にも人が集まってきていたが、やはり昨年より少ない感じ。なんかゆるいぞ、今年。





 菟足神社の参拝も済まし、再三現場へ。昼花火が上がり始め、ようやくセッティングを始める。昼花火がこれだけたくさん上がるのも風まつりの特徴。ただ、昼花火も撮るのが難しい。煙系だと、ある程度輝跡を描いてからでいいが、夜花火と同じような星系だと、中心点からずっとシャッターを開けていると露出オーバーになる。高速で連射して後でコンポジットすればいいのか…? いまだに正解を見いだせないでいる。






















 昼花火が終わって少し間があってから夜花火が始まる。とはいえ、最初はまだ青空にポツンポツンと3号玉が上がる。




 夜花火の本番は19時からのゴールデンシリーズ。
 わずか30分ちょっとの間に尺玉がポンポン上がる。それも三重芯四重芯で…。ワイド打ちもある。20番ぐらいのためにここに来るようなものだ。
 でもこれ、満足度が高いのよね~。


▲10号 銀竜・小花付四重芯丁字菊先紅銀乱


▲10号 昇竜付八重芯牡丹桔梗光露 


▲10号 昇竜付八重芯錦牡丹青紅光露


▲10号 昇分砲付八重芯菊先水色光露


▲10号 昇竜付八重芯錦牡丹三度変化


▲10号 昇竜付三重芯錦冠先爆花


▲10号 昇り曲導付五重芯錦冠先降雪


▲10号 昇天竜付八重夢想花


▲20号 昇竜付八重芯錦先変化


▲10号 昇竜付八方冠芯百花細波変化


▲10号 昇竜付八重芯紅牡丹


▲10号 昇り曲導付変化菊


▲10号×8発 風まつり桜花満開打ち

 ゴールデンシリーズが終わっても花火は上がるのだが、ちょっと質が落ちる。サイズも落ちる(スマン)。
ということで、今回は建物花火が開く瞬間を見に行った。撮りに行ける時間じゃないので、本当に人混みの隙間から見るだけ。ランスに火が伝わると、仏壇の扉が開くようにパタパタと仕掛け花火が展開するのを初めて見る。



 そしてそれが終わったら今度は手筒花火となるから結構忙しい。
 手筒花火を本格的に撮影する人は、朝から場所取りをしているので、あえて裏側へ。最初こそここも混んでいるのだが、時間経過とともに人出が減るのよね、劇的に。奉納者の顔は見えないが、昨今の肖像権問題とかを考えるとむしろそちらの方が気を遣わなくて済むということもある。













 ということで、後半は豊橋煙火さんの半纏を着た人々に囲まれて、妙な実況付きで手筒を堪能した。聞き耳ダンボでしたが、面白かったです!! 私、次もあの辺りにおりますので、ぜひ御一行様で見に来ておもしろい話とか感想とかつぶやいてください!!


 手筒の後は、乱玉、大筒と続くのだが、実はこれにはあまり食指が動かないので、ここで手打ち。撤収となる。



 ホテルにチェックイン後、飲み会会場へ移動。結局4時過ぎまで飲んでいた(前日の2時間睡眠がたたり、途中寝落ちしていたようだ)。
 翌朝は、なんと10時過ぎまで寝こき、ホテルの人に追い出し電話を食らうという事態となった…。