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こんなに空いているのは近年なかった片貝2日目

2018-09-30 20:58:00 | 花火

▲片貝煙火さんお得意の型物芯。スマイル版。ちょっと向きがあれだったので180度回転させました(サインも逆じゃw)

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 前日が日曜日ということは、2日目は月曜日である。
 片貝の小中学校はこの日は休みだし、町の外の高校に通う者はこの日は自主休みだし、町の外に働きに出る者は、この日は有休をとる(もしくはおなかが痛くなったり風邪を引いたり)。まぁ、大体周りの町の人は、片貝の人がこの日にどういうことをするかは知っている。
 日付固定の祭りの宿命だ。

 ということで、雨降る早朝からまた境内詣で。
 会場内には一晩中降り続いた雨があちこちで水鏡を作っている。朝7時ごろから桟敷の清掃が始まり、片貝のじいさんたちがモップや雑巾などで前日の汚れを掃除している。ばあさんたちも不法に残されたごみを洗っての分別をしていたりする(片貝まつりではごみの持ち帰りをお願いしているのに、毎年心無い人が結構なゴミを置いていったりしています。自治体の分別が厳密なので、ごみは持ち帰ってください)。
 なのに、掃除した後から水たまりができる雨の日。
 神社脇の桟敷席に朝から並んだのは10名未満であった。地べたにブルーシートを敷いただけの桟敷席は通常は椅子禁止だが、この状況では仕方ないと低めの椅子の利用許可を決断した。
 昨日と同じ場所を選択し、三脚等にビニール袋をかけて、一旦退場。

 天気予報を見て、昼花火はあきらめた。

 しとしとと降り続く雨の中、午前中は子若(子供たち)が屋台を早くも引いている。平日で天気予報もよくないということで、町中も閑散とした感じ。遠くから笛の音が聞こえてくる。
 いったん実家に帰り、昼寝しているうちに昼花火の時間を過ぎる。実家の母は、昼三尺の音が聞こえたという。

 ということで、昨日と同じ時刻のバスに乗って夕方会場入り。

 こんなに空いている片貝まつりは久しぶりだ。日程と天気が重なると昔の祭りの雰囲気となる。 
 片貝まつりは昔は外部に向かってこれほどに開かれていなかった。本当に花火が好きな人、片貝に縁のある人が行くだけの地域の祭りだった。自家用車のない我が家にとってはせいぜい信濃川の対岸で遠花火を見る程度であった。
 それが、いつの間にかシャトルバスができ、路線バスも臨時設定されるようになって、ようやく行くことができるようになった花火である。

 そんなことを思い出しながら準備していると、なんだか雨が止んできた。そんな小さな奇跡の中、打ち上げ開始でございます!

 なお、本日もはみはみ花火ですw そして玉名テキトーです。


▲しょっぱなの尺玉競演がなかなかエモかった


▲スライド変化ぐるぐる(正式な玉名ちゃうよ)


▲大柳火の△上げ


▲椰子芯の青千輪と赤千輪


▲錦先飛遊星を2発重ねて、もじゃもじゃ~


▲紫八方芯入りの八方


▲片貝ブルーの青千輪。そういえば、柏崎の時の新井先生も「片貝ブルー」って用語使っていたな。


▲ディスク系、結構姿勢制御できているよな


▲金砂芯の彩色八方先点滅を2発重ねて


▲大好き!大柳火。左下の照明が付きっぱなしのが気になってねぇ…。
 なお、大柳火は昔ながらの炭火花火だけど、肩の張り引きの長さが見応えよく、片貝の名物花火ともいえる。例年、9日より10日に多く上がる傾向がある。なお、県内他社も奉納花火系では大柳火を見ることがある。


▲大曲でも上がって自由玉入賞した「宵の浮星」


▲大柳火祭りの10日ですから


▲変化輪星を交差させてアトミック風


▲三尺玉


▲「宵の浮星」乱れ打ち


▲ワイドスターマインで八方がバンバン上がる


▲ハート芯錦


▲三尺玉


▲片貝ブルーのボタンにピンクのキラキラ


▲大柳火祭りですから(n回目)


▲スターマイン


▲★芯なら宵の浮星なんだけど、色から見るとハート芯なのでなんというのか…。宵に対比して、「夜明けの純真」とかどうですかねw


▲四尺玉 昇天銀竜黄金千輪二段咲き
 今年は芯の千輪が非常にカラフルで眼福でした

 始まる前は1/3ぐらいしか埋まっていなかった神社脇桟敷は、雨が上がってから徐々に人がやってきて、半分チョットぐらいまで埋まるようになっていた。
 それでも町の人出は少なく、バス乗り場へ向かう道筋もすっかり空いていて歩きやすかった。自分の町内に引き上げる祭り屋台の最後の木遣りが遠くから聞こえてきていた。
 シャトルバス乗り場の行列は短く、私の乗る路線バスも前日は2台体制だったのに、この日は1台で間に合うレベルであった。


問題は天気ではなかった、片貝まつり 前日祭~1日目

2018-09-30 15:05:00 | 花火

▲9日三尺1発目。もう、これを撮れた時には「よくやった!!」って思いましたねw

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 越後三大花火の一つ「山の片貝」と称される、片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火は日付固定の祭りである。9月9・10日開催、今年は日曜日・月曜日となる。来年以降はしばらく平日開催だ。

 で、実は9月8日前夜祭というのがありまして…。とはいえ、夕方の明るいうちに始まって、花火も雷のみなので、これこそ地元の人以外はほぼいないというもの(夜は民謡流しもあるよ)。今年はこれが土曜日にあたるため、見に行ってみようと思った。
 実はこれが初めてではないのだが、前回行ったときは雨で、誰ひとり何一つ出ていないという状況であった。

 前夜祭の目的は「巫女爺」である。
 ※詳しくは新潟県のリーフレット参照

 巫女爺は新潟県中越地方に伝わる、人形踊りである。大本はどうやら小千谷の横町らしい(7月中旬に小千谷の二荒神社の祭礼で見ることができる)が、数年前に片貝にもそれが残っていることを知った。
 「巫女爺」は「みこじい」とルビが振られるが、地元的には「めっこんじさ」「みっこんじさ」と呼ばれる。


▲近年新しくした屋台に乗っている巫女爺


▲まず巫女(「あねさ」とも呼ぶ)が舞う。巫女の舞は、割と単純。横町は鈴を降るだけだが、片貝のはジュディ・オング版(古っ)


▲爺(じさ)はいくつかの演目があるはずだが、現状は1演目だけ披露されるようだ。

 片貝ではいったん途絶えたが、最近復活し、さらに片貝小学校で「子供巫女爺」として受け継がれている(まだ発展途上でご紹介しかねるレベルでした…(;^_^A)。子供巫女爺では人気演目「品玉」に挑戦するということなので、何年後かが楽しみである。


 なお、この写真を撮っているときに気付いた。

 なんでこのカメラにズームレンズついているのぉぉぉお"お"お"!!!!!!!
 やっちまった…。
 レンズ取り換えてくるの忘れていたよ…。北海道の風景撮った時のままだったよ…。花火向きのレンズ、東京の家に置いたままだよorz。


 ということで、翌日からの花火はみっちみっちでむっちむっちのハミハミ花火を撮ることになる。


 そして翌朝。雨の心配をしつつも会場に向かう。平日なら30分に1本あるバスが、日曜日なので1時間以上空いたりしていて、開場ギリギリ到着。
 例年の辺りの場所を取っていったん帰宅。

 午後、改めて会場に向かう際雲行きを見て、あきらめてレインウエアを着る。
 幸い、雨はそれほどひどくならず念のためにとカメラに被せていたビニール袋も途中で外せるぐらいにはなった。
 
 以下、9月9日分


▲尺玉がちょうどよく収まる感じとなりました


▲なお、大柳火はほかの花火より盆が大きいのでムッチムッチはみ出ます


▲スタマも1台であれば問題なし


▲ちょっと傾くとフレームアウトしがち…


▲打ち上げ地点からバランスよく傾いた奇跡


▲小型煙火と大型煙火の打ち上げ位置がが少しずれるのよね


▲3種類の千輪が混ざってますね


▲三尺玉2発目。普通の花火よりも後方で打ち上げるため、尺よりはあふれ感がありますが、ギリギリ絵になるかなって感じ。曲導出てからフレーム決めます。


▲繊細な八方咲


▲十字のスライド変化かと思ったが、翌日の同じ玉は3連クロスに見えたから、その角度違いなんだろう。


▲9日名物ニャンターマイン! こっち向いたニャンコは全部向きがアレでした


▲錦八方+紅八方


▲四尺玉 昇天銀竜黄金すだれ小割浮き模様

 この日は、なんだかプログラムが押していて(番外[時間指定]なのに)15~20分ぐらい遅れていた。こりゃ、帰りの路線バスが間に合わなくなるなぁと覚悟していたら、四尺玉だけは10時に上げますというアナウンス。
 そして10時キッチリにアナウンスが始まって、四尺玉が打ちあがった。そこから、撤収して桟敷を出ていつもの裏道をズイズイ歩いて(途中若い女の子2人組が、「あの人すごい勢いでするする歩いていない?」って背後でキャハキャハ笑いながら張り付いてきたんだが…)、バス乗り場に着いたのは時間ギリギリ。
 日曜とはいえ、雨のせいか思ったより人がいないバス乗り場で2台目のバスに乗り、実家に帰宅。

洞爺湖行くなら尺五寸

2018-09-05 02:21:00 | 花火

▲せっかくこのために行ったのに、失敗したんじゃだめじゃんorz

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 花火好きとしては、一度は見ておくべきだろうと思った洞爺湖温泉ロングラン花火。毎年春から晩秋まで毎日洞爺湖で行われる花火大会である。元々は有珠山噴火で大きな被害を受けた温泉街の復興のために始められたものだと記憶している。この噴火は昭和52年に発生したもので、小学生だった私は、溶岩に飲み込まれていく施設などをテレビを通じて見ていたように記憶している。
 洞爺湖ロングラン花火が始まったのは昭和57年のことと記録されている。その頃は遠い北海道の出来事で、頭の片隅に記憶された程度である。

 なお、洞爺湖町の噴火は平成になっても発生しており、歴史を手繰れば大体30年に1度ぐらいの割合で発生しているらしい。洞爺湖町としては、火山の恵の温泉の恩恵を受けているので30年に1度ぐらいの噴火は受け入れるという姿勢とのこと。

 春から秋まで毎日上がる花火なので、いつ行こうかと思っていた。ちなみに、胆振地方を震源とする9月6日の地震の当日も停電にもかかわらず、花火を上げたというからさすがだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000015-hbcv-hok

 ただ、毎日上がるのでそれだけ薄くなるのはしかたないなので、なかなか食指が動かないでいたまま〇年…。

 今年の春、9月に尺5寸が5発見られると知って、とりあえず航空券の手配だけはした。まぁ、毎年のことらしいのだが、せっかく行くのなら大きな花火で見たいというのが性w もう一つ、7月の水中花火108連発なんてのもあるらしい。

 さすがに花火の見えるホテルは一人泊は厳しそうだったので(現地に行ってみると一人でも泊まれる湖畔から歩いて行けるホテルは結構ありそう)、友達を引き込んでいくことにした。


 ということで機上の人となる。

▲飛行機の影が映っている!


▲ブロッケン現象!


▲虹も出た!!


 現地に到着してから観光協会から聞いた話と、ネットの情報で、高台の展望台の見当をつけ友達のレンタカーでGO!(いつもお世話になっております)
 途中、キタキツネに遭遇しつつも、目的地に着くと、そこは満天の星。



▲花火開始前にものすごーく久々に(ってか、デジカメでは初だ)星を撮ってみた。テキトーでも写る星の密度よ!


 とかなんとかやっているうちに、通常のロングラン花火が始まった。
 うん、小さいね…。ホテルで間近に見れば(湖畔の宿を取っていた)大きいんだろうけれど、あえて高台に来ちゃったからね…。でも尺5寸×5は湖畔では全部は撮れないからなぁ…。







 そして、デイリーの花火は終わり、尺5寸を待つ。ここで再び星を見ていたため、初弾の芯を撮り逃すという痛恨のミス…orz

 あんさん、なんのために北海道まで行ってまんねん!!

 だって、遠いから音が全然聞こえないんだよぉ~(TT)


 ということで、「油断一秒。事故一生」的な結末で終わったのであった。

 なお、温泉はさすがに良く、ホテルの夕食朝食とも、食べられる量を超えていた。




 個人的には25年ぶりぐらいの北海道であり、一応観光も考えていたが、友達のレンタカーに相乗りさせてもらい、道内ドライブを楽しんだ。

 初日は小樽と余市。再放送中だったマッサンのロケ地がそのまま残っており、感慨深かった。
 その後、寿都の牡蠣小屋へ向かい、内陸に入って、道央道で洞爺湖温泉。


▲おなじみの…


▲青空に赤い屋根の映えること!


▲この通りでドラマのロケも行われてたわけね。雪のシーンもここだった。


▲本物のエリーハウス


▲もちろんポットスチルも。


▲積丹半島と積丹ブルーの海


▲寿都の牡蠣小屋にて遅めの昼食。なお、ハマグリは桑名産とのこと


▲牡蠣小屋は海っぺりの国道沿いにポツンとある


▲牡蠣小屋の隣にはこんな建物が朽ちかけていた。かつてニシンでにぎわった頃の名残だろうか…。


▲寿都の風力発電所が見える


 翌日は、道央道で苫小牧付近を通過し(ここと厚真町は20キロ足らず)、札幌通過して岩見沢まで爆走(友人が。私は夢の中でした)。その後、旭川経由で富良野・美瑛へ…。曇天気味で大雪山は見られなかったけれど、丘の風景とか花畑とかを見ることができた。



▲朝のホテルからの眺め。正面が羊蹄山


▲菅野ファーム


▲菅野ファーム


▲パッチワークの丘


▲ケンとメリーの木


 美瑛で、友人と分かれ、ひとり帰路に着く。
 美瑛から旭川へ行き、札幌行きの特急に乗ろうかというとき時に構内放送。
「現在、函館本線江別駅で架線火災のため、電車の運行を停止しております」
「なお、特急ライラックは定時発車予定ですが、途中で運行を取りやめる可能性があります」

 ひゃー!!😨

 これで順調に乗り換えて千歳到着するつもりだったんですが…。あわてて、駅員さんに確認するも、多分大丈夫だと思うので乗ってくださいとのこと。ドキドキしながら、発車を待った。
 走り出してからも逐次消火情報が流れてきて、ドキドキワクワク(違う)。結果、この駅を出たら現場通過するぜって段階になってやっと架線回復の報が入る。札幌到着は4分遅れで済んだ。
 さらに、千歳行きの快速エアポートが6分遅れていたので、乗り換えも無事接続でき、千歳へは予定より10分遅れでの到着ですんだ。
そうそう、快速エアポートって、空港行く人が使うだけではなく、その沿線の通勤電車でもあるのね。札幌で座れなかったからショボーンとしていたら、途中で続々とスーツ姿のおじさんおばさんお姉さんお兄さんが降りる降りる。空港に着くころにはガラガラだったよ。

 千歳空港ではビールを買いあさり、寿司を食べ、機上の人となったのであった。