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えびす講の前後で

2015-11-27 23:24:00 | 花火

▲善光寺の一角で歴代のご開帳の回向柱を見つけた。終了後、こうやって土に埋めて年月をかけて朽ちていくのだそうだ。文字がはっきりしているのが、本年のご開帳の際に建てられた回向柱

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 今回の長野えびす講は、当初は長野拠点に3連休で温泉めぐりしようって思っていたのだけど、まず新潟での飲み会が入って、ならば新潟の母もえびす講に連れて行くかぁって辺りから劇的にいろんな点が変更となった。

 結局、21日はたにがわに乗って新潟へ向かうこととなる。翌々日の天気予報が悪いため、晴れ晴れの東京から傘を持っての出発。しかし、大清水トンネルを抜けたら、安定の晩秋型天気で、新潟はどんより低い雲。おぉ、この傘活躍できるじゃないか!? ということで、駅から実家まで傘を差してとことこ。途中、イチョウの木が黄色く染まっているのが見えたので、母校の小千谷高校に寄り道したりしながら、ただいま~。

 昨期で廃業となった美の川酒造が、苗場酒造の協力を得て在庫の販売を始めるという。さすがに雄町の大吟醸には手が届かないが、せっかくなら正月用の酒をそこで調達しようと、たまたま休みの弟を駆って買いに行く。そこで熟成濁りやら純米吟醸やら最後のワンカップをゲット。
 花火の駅経由で長岡駅前着。

 時間までプラプラ。
 アオーレは、長岡の市役所である。とても市役所には見えない構造物であるが、役所なのである。ちょっとしたホールも内蔵しており、バスケットボールやらフィギュアスケートやらができたりするし、エントランスには角突きの牛も来たりする。そんなところ。
 中空の通路にはところどころにイスとテーブルが置いてある。
 そこで休んでおこうと…。ところが結構埋まっているのよね。よ~く見ると、地元高校生が勉強しているんですよ、そこで。ほぼ外気温のそんなところで勉強するって、すごいよなぁと感心しながら、米粉シュークリーム(秋のサンキューセール)をつまむ私。

 以後自己規制に付き割愛
 ※割愛の意味:惜しいと思いながら、思いきって手放すこと

 ま、覚えていないからなんですけれどね~w
 景虎3本目までは覚えているんですが…。



 翌朝、母にたたき起こされる。

 ということで、飯山線直通列車(1両編成)に乗って7:44小千谷発。
 車窓を楽しみつつ、グースカ寝つつ十日町駅へ。ここで乗り換えだなぁと思って荷物を背負うと、このままこの車両は戸狩野沢温泉行となりますというアナウンス。だったら、初めから十日町行じゃなくてそう書いておけばいいじゃないかぁと思う。まぁ、いろいろと大人事情があるんでしょうけれど…。
 戸狩野沢温泉駅で2両編成に乗り換え。豊野から先はしなの鉄道になるけれど、特に何かアナウンスがあるわけではない。確実に地元民しか使わないからだろうね。そうして、長野駅に到着。

 駅ビルの長寿食堂に入ってみる。野菜バイキングがうまい。ズッキーニ、生でも食べられるんだ~。
 そして、長寿の秘訣は、歯ごたえのあるモノをよく噛んで食べることと知る。私の方の鶏の野菜あんかけはまぁ、問題なかったのだけど、薬膳カレーの方がやけに固いものが入っていて、入れ歯の母はなかなか壮絶な戦いを繰り広げていた。

▲信州福味鶏のなんとかってやつ。一切れ一切れが大きめで、噛みごたえがありました。


 チェックインまで時間があるので、善光寺へ行ってみる。
 最近は早朝しか来たこと無いから、門前のあまりの混雑ぶりに戸惑う。そうだよなぁ、店すら開いていない時間にしか善光寺に来てなかったものなぁ…。
 おりしも七五三シーズン延長戦で、あちこちに晴着のお子さんがウロウロ。右を見ても左を見ても可愛らしい。なかにはもう疲れて不機嫌モードになっているお子さんもいたけれど(笑)。

 昨年、地震の被害を受けた70基以上灯籠は、ほぼ元のようになっていた。ただし、人目に付くところのみで、あまり目につかないの一部まだ崩壊したままだったりする。また、崩壊した時にほかの灯籠などにぶつかって欠けた部分などは、そのままになっている。
 たしか初詣までに何とか直したらしいんだよなぁ、善光寺。というか、善光寺に奉仕されている団体のパワーか…。


 一通り見物してから宿へ。
 長野市街の良質の温泉施設。えびす講の時にはいつもここの温泉を利用するが、宿泊するのは初めてである。連休なのに直前でも空いていたし、当日も空き部屋はあったようだ。
 母はさっそく温泉へ。私は部屋でゴロゴロ。 
 案の定、風呂場が大混雑だったと母。洗い場がなかったとも。いやあそこ、反対側にも同じ数だけ洗い場あるんですけど…。日帰り入浴利用者も、宿泊者と全く同じ時間だけ利用できるからなぁ、ここ。だから夕方は大運動会状態。宿泊者のメリットは、貸切風呂が早いもん勝ちで1時間無料で使えることぐらいか…。


 旅館での夕食は部屋食で全10品。おなか一杯。以下いくつか…。


▲先付(紅鱒黄身おろし和え、海鮮牛蒡挟み串ほか)


▲お造り(鰤、鮪、甘海老)


▲御椀(松茸と鱧の吸い物)


▲小なべ(長野県産牛肉のすき焼き風小鍋)
 やけにシメジがたくさんなのは、しめじの瓶ごと持ってこられて自分で取って入れてくださいと言われたので


▲中華(海老の芙蓉ソース炒め)


▲煮物替(金目鯛と蓮根新丈の淡煮)


▲秋風プリン
 ちなみに、栗の部分は葉っぱも含めてプラスチックの飾り物

 
 はらくっちぇーので、再度ゴロゴロ。9時半を過ぎてから、夜中の温泉を浴びに行く。10時過ぎてからはようやく空いてのんびりのんびり感。ほかほかのまま就寝。早寝だ。


 そして朝は6時からの温泉に合わせて起床。
 ゆっくり入れるぞーって思ったら、普通に外来の人が「朝風呂券」を買って入ってきたよw

 朝ごはんを食べて部屋に戻ったところで来た!!!!!
 昼花火どぉぉぉぉぉんんんん!

 ここ、昼花火を上げている個所から割と近いので、大雷の振動までズドンとくる。



 チェックアウトギリギリまで温泉に入って出発。

 本日のホテルに荷物を置いてって、思いっきり違うホテルに入っちゃったよw
 ということで花火当日も昼前に現場へ。
 さすがに見知った顔ばかり。場所の確認だけして帰ろうと思っていたのだが、気が付けば土手上で1時間以上、南風をもろに受けて立っていた。みんな、午前中から現場入りすぎだよw


 駅の方に戻って昼食。行こうと思っていた店が月曜定休だったらしく昨日と同じ駅ビルへ。そして、ここでも知り合いと出会う、ニアミスする。GPSで俯瞰したら楽しいだろうな~。

 今日はガッツリ、ソースかつドーン!!


▲ソースかつ丼 ふたが閉まらないのですがって、蓋ではなく取り皿として付けて来るらしい。

 え、大盛りじゃないんですけど…って思ったらこれで並なんだとか…。
 カツをどけて、キャベツをほじくってもなかなかご飯に到達できない~。でも意外とサクサク食べられた。母は残していたけれど…。

 食後は駅ビルの広場でまったり。鳩を追いかけている子供をぼーっと見ていた。脇には、翌週行われるNHK杯のキス&クライのスペースが再現されていた。

 時間になったので、駅前のホテルにチェックイン。無事、友達ともミートする。
 夜用の装備にして再出発!いきなりシャトルバスで東北勢に会う。この時間にしてはやけに渋滞しているなぁと思ったら、途中で事故があったようで…。まぁ、少々時間はかかったけれど、現場到着。
 そして昼にも増してのあいさつの応酬。母放置で私も右へ左へと飛び回る。それでも出会えていない人結構いたよなぁ…。当日で会えなかった方々、すみません。

 当初は、南風だし、思ったより寒くないし、あったかいなぁ今年のえびす講も…って思ったけれど、やはり夜には腰のカイロは欠かせなかった。母も花火の途中で膝が痛いと言い出すし…。だから案内に寒いってあれほどしつこく書いたじゃないか~!
 まぁ、雨が降らなくて本当によかったよ。


 ということで、えびす講花火第2弾。


▲10号玉新作花火コンテストより「和火先LEDボタン」大曲花火工業
 コレ、現場では全く気付かなかったのだけど、星の一つだけがなぜか緑なのよね。現像中に拡大していて気付いた代物


▲10号玉新作花火コンテストより「天の川と月」太陽堂田村煙火店


▲10号玉新作花火コンテストより「夜空の珊瑚礁」菊屋小幡花火店


▲フラッシュダンス 10号玉8号玉110連発


▲フラッシュダンス 10号玉8号玉110連発


▲大スターマイン(信州煙火)


▲10号玉3発より(信州煙火)
 形はイマイチだったけれど、曲導がぁ!!!ってヤツ


▲特大スターマイン/10号玉10発一斉打ち


▲特大スターマイン(青木煙火)
 地上開発とかされると、また火事るんじゃないかとドキドキした。風も強かったしね。


▲ミュージックスターマイン


▲ミュージックスターマイン


▲10号玉5発(信州煙火) 最初2発が千輪で、このまま千輪来るかって思っていたら、ここで打ち止め。後半は普通の割物だった


▲8号玉200連発特大ワイドスターマイン



 結局、前夜祭も反省会も出歩かず。まぁ、よく寝れました。


 翌朝は、まだ暗いうちから善光寺へ。
 お朝事に参列して、お数珠頂戴。昨年ほどの混雑ではなかったからか、やけに寺の人が親切で、「ほら、今いけばお上人様のお数珠頂戴も受けれられますよ」とか、「お管主の帰りのお数珠頂戴も受けられますよ」と要所要所で案内され、そのたびに外に並んだり戻ったりと忙しかったよw

 3回もお数珠頂戴できたので、きっとこれからはいいことがあるに違いない。

110回記念の長野えびす講煙火大会

2015-11-25 23:52:00 | 花火

▲個人協賛特大スターマイン

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 11月23日は勤労感謝の日
 世間的にはそうなんだろうけれど、我々にとっては違う。誰が何と言おうと長野えびす講煙火大会の日である。
 今年は3連休の最終日、さらに110回記念大会ということで、開催前から何かとざわついていた。

 個人的には前々日にざわつく出来事があったのだが、記憶にないので、仕方ない(その節はご迷惑をおかけしました)

 ということで、前日に長野入り。

 今回は新潟経由で入ったので、母を連れて飯山線各駅停車の旅である。小千谷から川口経由で十日町。ここで乗り換えと思ったら、そのまま運行とのことで、結局、戸狩野沢温泉まで1本であった。1回乗り換えるだけで長野なんて便利だ! 各駅停車オンリーの路線でなければw。
気が付くと小千谷から同じ顔ぶれが4、5人。実際は始発の長岡から乗ってきたんだろうけれど、いわゆる乗り鉄さんと思われる。

 現場を確認してから、昼食をとって善光寺へ。
 なんじゃこりゃー!!! ってぐらい混んでいる。
 あ、そうだ、いつも私って、早朝しか善光寺に来ていないから、こんなに賑やかなの見るのって久しぶりなんだった。ということで、人込みにぐったりし、早々に退散。宿に向かう。
 温泉と料理を堪能して就寝。

 翌朝、部屋でうだうだしていると、キターーーーー!!! 昼花火
 この宿は、昼花火の打ち上げ場所に近く、ズドンと振動が伝わってくる。いいよ、いいよ、それでこそえびす講じゃないか!! 

 チェックアウトし、この日の宿に荷物を置いて、再度現場へ。
 すでに顔見知りがちらほら。場所を確認してすぐに戻るつもりだったのに、気が付けばその場で1時間半経っていた。まったく、この日は本当に知り合いに会いまくりである。
 当初の天気予報は、皆の願いが通じたのかいい方に変わったが、風は強い。ただし向かい風気味である。土手上で受ける風は夜の寒さを想像させた。

 チェックインしたホテルで諸々装着し、再出陣!

 またもや挨拶合戦で、観覧場所に母放置状態w
 そうこうしているうちに暗くなってきて、気づいた。

 あれ、画角に思いっきり立っている人がいるぞ…。

 あぁぁぁぁぁ、そこに立たれると、貴兄がばっちり入るんですが…。それって映していいの、映して拡散しちゃっていいの!? ってわけもいかないのだよなぁ…。

 以後、ところどころに不自然なシルエットが入るのはお察しくださいな。




▲個人協賛特大スターマイン

 オープニングの個人協賛特大スタマは、例年、長野県民歌「信濃の国」に合わせて上がるのだが、今年はなぜかアレンジが変わっていた。どしたの?? どこ行くの、信濃の国?
 それにしても風がこちら向き。正確には右斜め前から左斜め後方に吹いている。比較的私の見ているエリアはクリアだったのだが、最高級席プレミアムシートが煙直撃の模様。 あー、煙でいぶされていいなぁと思うのは変態の領域(笑)

 続いては10号玉新作花火コンテスト。15社が参加


▲金賞「虹色のグラデーション」齊木煙火本店
 この花火は本当にきれい。色に凝るためか、時々小さくまとまってしまうのが残念。今回もやや小さめであった。フォトジェニックな玉。


▲準優勝「彩色兼美」伊那火工堀内煙火店
 同じ虹でも、見せ方が違う虹。視認性も高し。これも写真にとってこそ映える玉だと勝手に思う。思うのは勝手だからね~♪



▲優勝「秋の雨音」山内煙火店
 縁起でもない玉名止めてーーーって思っていたら、優勝! 引き先がゆったりと客席めがけて落ちてきて(風向きの関係で、ほとんどの花火がそんな感じなんだけどさ)、そしてパチパチという音がまさに雨音のようで、ってタイトルを見事に表現したのがよかったのだろう。
 相変わらず、写真に残すのが難しい玉で…。どうやらその辺りを狙っているのではないかという風聞も…。いいですよ、なら私も挑みますよっていきなり負けていますが…orz


 110回の記念大会ということで、大型プログラムが増えた分、10号玉の段打ちが減ったのが尺スキーとしては残念であった。
 そんな少ない尺玉で思わず声を上げたのが青木さんの10号5発


▲10号5発より。四重芯錦先点滅って辺りでいいのかな?
 とにかく芯が真ん丸で、親星こそ風に持っていかれて乱れ髪なのだが、上がる玉上がる玉、多重芯が実に美しく久々に感動した。 



▲大スターマイン(信州煙火)
 八方咲がバランスよく上がっていった造詣が美しい花火。やはり信州さんは紫の効かせ方がうまいと思う。



 そして、大会の目玉となるミュージックスターマイン。
 例年、青木さん、信州さんそれぞれが1台ずつ挙げていたのだが、今年はそれが合同となった。

 えぇぇぇ!

 って驚いたが蓋を開けてみれば、1部は信州で2部が青木という連続攻撃であった。




▲ミュージックスターマイン。信州さんのトラが虹色なんです!! センターばかり気にしていたら、右端が切れていた。まぁ、どうせこの花火全部入らないのでいいのですけどね。



▲ミュージックスターマイン。千輪が舞う。ただし、千輪の半分以上はすでにはみ出ている模様w



▲ミュージックスターマイン。青木さんの青が夜空のキャンバスを染めていく



▲ミュージックスターマイン。こちらは青木さんの虹トラ。上の分砲が淋しいがここはトラ推しなのでwww





▲大スターマイン(信州煙火)カラフル千輪



▲毎度おなじみのホクト提供の大スターマイン(青木煙火店)
 奥さん今年も立派なきのこ、上がりましたよ!!



▲特大スターマイン(信州煙火) 風に流されていく葉落が美しい



▲特大スターマインの最後に上がる、10号玉10発一斉打ち(信州煙火)
 えぇ、はみ出すのはいつものことです! 縦にしたって横にしたってはみ出るんだもの、これ。



▲8号玉200連発特大ワイド
 風がこちらに向かってくるので、覆いかぶさる感がたまらんのです。



 そしてフィナーレ。

 ずっと雨の予報だったのに、前日からぐんぐん天気がよくなったこの花火。風は向かい風気味だったけれど、私の位置取った場所は、それほど酷く煙の影響を受けることはなかったのは単なる偶然。最初から青木側右に行くって決めていたからね。
 大型花火が上がるたびに、プレミアムシートエリア辺りが真っ白な煙に包まれるのがよく見えた。みなさん息できていたのでしょうかw


 今回は、場所取りなどで結構気苦労はあった。
 ホント、マジでそろそろちゃんとルール作らないとまずいと思いますよ、商工会議所さん&商店会連合会さん。
 いろいろと苦労はあるとは思いますが、遠方から来る人も多いこの花火、みんなに気持ちよく見てもらうに越したことはありません。

 ぜひ、ご一考ください。

久々の中野えびす講

2015-11-17 00:49:00 | 花火

▲5・7・尺の三段打ち。すべて錦先方向変化でよかった

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 無理にコレに行かなくても翌週には長野のえびす講もあるからって、ここ2、3年見に行っていなかった中野のえびす講に行ってきた。
 以前は女4人カシマシ車で、あなた任せで行ったのだが、その後打ち上げ場所が変わったと聞いた。そして、以前は30分ぐらいで終わるような内容だったのだが、どうやら90番のプログラムがあるらしい…ということは分かってきた。
 ちょうどヘビーで一人の肩にずっしりかかる仕事がフィニッシュしたということもあり、何はともあれ花火で癒されようと出かけたわけだ。
 とはいえ、天気はだいぶ前から雨模様と出ていた。
 まぁ、その瞬間だけ雨あがってくれれば文句は言いませんと、高速バスで信州へ。
 上信県境辺りの紅葉はいつものように華やかで美しく、トンネルを出るたびに照り映える黄葉に目をつぶっていても眩しさが感じられる状態であった。曇りでもこの状態。晴れていたらその破壊力はいかほどか…。

 長野で翌週のえびす講のプログラムをゲットしてから、ながでんに乗る。乗客が少ないので、おやきモギュモギュ。駅ビルが新しくなって、kiosk内にあったおやき店はなくなり、駅ビルの中に入っていた。
 信州中野駅着。雨が降っている。えびす講の屋台を一通り冷やかしながら、八百屋で紅玉10個をゲットする。徒歩移動だが、これは譲れない。
 駅の反対側に出て、打ち上げ現場に向かう。交通量の多い道の狭い歩道を30分弱歩くと現場に到着。

 打ち上げ場所が変わってから初めての訪問だったので、完全に暗くなる前に着こうとし、そしてギリギリ間に合ったのだが、だれもおらん…。ウ、ウン、以前の場所もだれもおらんかったよね。

 軽く周囲をロケハンして、mでまったり。
 
 何しろ、今回は日帰りだ。
 花火終了後、最終「あさま」に間に合うよう、長野に戻らねばならない。ながでんは意外とトロトロ走るので(失礼!)、乗り換えと買い出しの時間を考えると20:30頃の電車に乗りたい。ということは、20時はここを出なければ…。 
 だけどね、商工会の人に聞いても終了時間が分からんのだよ。
 昨年、プログラムが増えてそれでも40分ぐらいで終わったというから、タタタタタンと上げてくれれば、90番のプログラムでもそれぐらいで終わるかなぁという目論み。

 ということで、離脱しやすい、エントランス辺りで三脚を展開。


▲初弾の尺はくっきり八重芯でした

 ん? 低くない?
 尺にしては高さがない。ここと同じレベルの高さで上げているのではなく、丘の上で上げているのに、この高さは何なの?
 やがて、5号もほぼ同じ高さで開くことに気付く。
 意図的に低く上げているのかなぁ…。

 前はド正面で三脚を思いっきり振っても上まで入らない~って場所で見ていたので、その辺りは大いに違和感を感じつつ、小雨降る中、場所を変えるのも面倒だよなぁとステイ。

 ちなみに、雨は花火打ち上げのころには小止みとなり、以後40分ぐらいは無理に傘を差さなくてもいいような状態であった。
 風は南西の風のようで、煙が右へ右へと流れていく。
 日中の突風もなく、冠は若干流れるものの、まぁ、許容の範囲。小雨が降っているとはいえ、なかなかのコンディションである。


▲こんな感じのウニいるよね

 そして、打ち上げ場所が想像より遠いことにも気づく。
 以前の打ち上げ現場の想定だったので、重い広角レンズ1本しか持って来なかった(そもそも大抵の現場がそうだ)、なかなか元データは淋しい構図である。

 実は、当初ここではなくもうちょっと駅に近い駐車場で撮ろうかなぁと思っていたのだが、その考えは完全に消去された。あそこだともっと遠くなって迫力ないわな…。


▲芯色違いの銀冠5号2発

 20番ぐらい打ち上げた時点で、15分経過。えーっと、それって、最後まで上がると約1時間ってことよね。帰りは小走りかもなぁと思いつつ、シャッターを切る。
 ちなみに周りには誰もいない。時折、地元の人が車で入ってくるので、ヘッドライトやテールランプが帯状に入る。



▲スターマインもあります。これは「ふるさと・菊祭り」というタイトル


▲尺玉二発


▲ちょっと飽きてきて、5号と7号を段打ちっぽく撮ってみたりする


▲八方芯の漣菊なんだけれど、センターにめしべらしきものがある


▲これは5号の小割物がかわいい


▲5号×3+尺の変芯冠菊。5号と尺の高さがあまり変わらないのが痛いのだよ


▲尺玉


▲八重芯の7号と5号


▲尺の変化玉なのだが、ここに上げると先の変化がほとんど分からなくなるのがショックだ


▲スターマイン「銀彩の華」


▲5号と7号だが、伸びていく錦星が羽衣のようだ


▲尺の漣千輪。中央の小さな青い星がゆっくりとチラチラと明滅しながら落ちていくのに魅入ってしまった。ちゃんと消えてから次の花火上げてくれよ~って願いつつ…


▲尺玉


▲スターマイン「光彩の華」ライムカラーの涼しげな花火


▲7号だけど、端正な八重芯


▲尺 八重芯銀冠菊


▲8号の華キキョウ芯漣菊ってかキラキラ?


▲これは色鮮やかな彩色千輪または百花園の尺
 個人的には彩色千輪という名称の方が好き


▲芯入りの変化菊だが、この青の具合がよい


▲ひまわりも咲きました! 学校にぴったりな花だ


▲5号と尺。5号がちょっと左にそれたので、重ならずに済んだ


▲7号の漣菊。芯の華やかさが立つ


▲尺の三重芯変化菊で単発打ちは終了


▲〆のスターマインは「信州中野 えびす講の夜空に満天の華」

 終わった~。
 速攻で片づけて、現場を離脱したのは19:54。約50分の打ち上げであった。
 駅までゆるい上り坂を小走りに歩き、約20分で駅到着。ながでんに乗り込みお店を広げて荷物整理をしていると、某花火愛好家と出会う。

 長野駅でビールやおやきを買い込んで、あさまの中で一人反省会をしつつ、東京へ戻った。

隠れ家的花火らしいよ

2015-11-01 22:19:00 | 花火

▲パステル玉来たーーー!!!
 ひとり真っ暗な湖畔でガッツポーズ(^▽^)/

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 ある日、変わった名称の花火大会があることを知った。「オ・ト・ナの!?隠れ家的花火大会」。
 調べてみると、過去にも何回か開催されているようで…。
 それが今回は、河口湖でやるという。しかも齊木煙火本店さん協力という。最大4号ということだけど、それって、河口湖冬花火と同じレベルってことだよね。

 ということで、むくむく湧き起った「行こうかな」って思い。しかし、イマイチ情報がよく分からん。当初は観覧席5,000円という情報も出ていたのだが、いつの間にかその情報も消えていた(売り切れたらしい)
 それでも河口湖の公式の総合観光情報には出ていたので、とりあえず行って見ようかと…。なんてったって、冬花火より10分も長いからね(≧ー≦)b


 ということで、高速バスで河口湖駅到着。
 冬にしか来ないので、閑散としたイメージの河口湖駅がにぎわっている!? どうも紅葉シーズンが始まったようで、国内の観光客はもちろん、外国からの観光客も結構来ていた。
 ところがこの日の富士山は低い雲に隠れたまま。もう、高速上からその状況は分かっていたんだけど、その状況は現場に来ても変わらず。

 八木崎公園に着いたら、なんだかトラロープで区切られていた。そこには関係者受付という看板があり、女性スタッフが座っている。その向こうは樹木によって区切られ、少し隙間がある。しかし、全容は不明。
 その奥からはブラバンの演奏が聞こえてくる。よーく目を凝らすとステンレスの筒が見える。とりあえず、打上げ現場は分かった。一応公園をぐるりと一周してみるが、筒が直接見えるところは無し。となると、東側の遊歩道から見るのが一番かなって思いつつ、とことこロケハン。
 
 まぁ、最大4号だから、湖の対岸はないよなぁと思いつつ、とりあえず、河口湖大橋を渡ってみる。冬のロケハンにもなるしね。もっとも、冬は打ち上げ時間が遅くて対岸はなかなか電車の時間を考えると難しいんだよなぁ…。



 時折差し込む日の光に照らされる紅葉の鮮やかさにハッとしつつ、対岸へ。
 あまりの遠さに驚くねw



 ということで戻ってきて、当初の場所にする。
 4号が意外な高さで上がるのは、冬花火の畳岩で経験済みなので、十分間合いを取って下がる。

 そして真っ暗に…。微かに音が聞こえてくる中、打ち上げ開始。


▲左側は比較的小さな花火


▲4号は右の方からするするっと上がる


▲飛遊星は空間を賑やかにしてくれる


▲小さい玉はグイッとトリム


 八木崎公園の入り口のところにある湿地帯は、鳥のサンクチュアリになっているのは知っていたので、最初の打ち上げ後に、鳥たちが飛び立っていくのは想定済み。しかし、水中の魚まで動揺するとは思わなかったよ。
 あっちでこっちでバッシャンバッシャンと水音を立ててジャンプするんだよね。しかもシルエットだけは見えて、結構大きいの。
 ちょ、なんでそんな岸に近いところでアピールするのさぁとビビる。一人で湖畔に立っていたんでね…(マジでぶるぶるの画像撮っている)。



▲クロセット

 とか何とか、動揺しているうちに、パステルな玉が来たーーーー!!!



▲パステル玉が来たよ~


▲ふふふふ


▲ほほほほほ


▲この滝は初めて見る配色


▲パステルリング。こちらからはほとんど横一直線だったけれど、メイン会場はまっすぐに見えたかな


▲虹色変化玉


▲少し低く開いた玉もあったがそれもまたよし


▲重ねちゃダメ


▲あぁ、そんなに次から次に来ちゃダメだってば



▲で、これが多分隅田川優勝玉の虹色の滝。水面の方に色が出ている

 パステルパートは終了。もっともっとください!


▲銀冠を挟んでフィナーレは錦冠


▲なんか淡々と上がる様が新潟っぽい


▲フィニッシュ!


 打ち上げ時間は約30分とのことであったが、終了したのは18:10であった(開始は17:45)
 冬花火は3カ所に打ち上げ場所が分かれているが、今回はこの八木崎公園だけの打ち上げ。すべて近くで見れて満足度は高い。

 早い時間に打ち上げが終わったので、温泉でも入って帰ろうって思ったんだけど、結局ほうとうの誘惑に釣られておなか一杯になって帰宅した。


 ちなみにこのイベント、すでに河口湖町のサイトからも消されている。過去のイベントもこういうブログの報告が残るのみで、イマイチ全容が分からないんだよね。
 一応毎年開催されているようだけど、開催場所は転々。来年はどこでどの煙火店さんと組むのかな~