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お台場は20年

2016-10-23 02:03:00 | 花火

▲いつもの場所のいつもの花火

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 最初は知人の情報だった。どうやら10月21日に花火があるらしいと…。
 たしかにその情報源には「花火打上のため」と書いてある。公文書だからこれは本物だろう…。たまたまその日は、仕事がポカンと空く予定だったので、有給休暇を入れるつもりでいた。これは行くしかないでしょ!


 ところがその前日に仕事の予定が崩れた。とりあえず半休の予定に切り替えて出社。が、仕事は予定よりも30分も押してしまい(正確にはもっと押している)、大慌てで会社を出る。

 その直前にこの花火の全容が分かった「臨海副都心街開き20周年記念花火」。花火開始時刻は18時以降。時間は約10分。とりあえず、飛び出た時間で十分に間に合いそうと分かったので安堵する。
 サラリーマン帰宅時刻のゆりかもめ、新橋に戻る方向は混んでいるのに対し、お台場に向かう方向はがら空きであった。

 お台場臨海公園で降りて少しだけロケハン。
 受付の所にカラーコピーによるチラシが置いてあったので、一枚もらう。

 花火はいつもの冬花火と同じ場所で打ちあがるようなので、大体の見当はつく。どうせなら、冬に撮らない(撮れない)場所で行けないかと思って煙状態。
 レストラン街の間は空いていたが、ここ結構メンタル必要よね…。冬、ここに明るいうちから場所取るよく人いるなぁ。いつも場所でめっちゃベタなのを撮ろうかとも思ったが、そこには第一カメラ人がすでにいた(後で確認したら、ネット上のお知り合いのようであった)

 ならば、と、並びのビルに上がる。だれでも普通に入れるところなのだが、冬などはそこでは撮れないみたいで、今日も封鎖されていたら諦めようと思っていた。が、先客がいた! しかし無線機を持っている辺りを見ると、きっとこのイベントの関係者と思われる。動画を含めたカメラマン3名+スーツ姿のエルダリーな人々が立っていた。

 彼らから数メートル離れて、三脚展開。
 ここで、大失敗を悟る。会社から直行予定だったので、小さな三脚だけを持ってきているということ。この場所では大きな三脚じゃないと、足元が少ししか入らないことを知る。満員電車に大荷物を持っていくことなんて不可能なので仕方ない。それに、こっちも雪洲らないといけない事態なので、仕方ないことだ。

 なので、自由の女神が宝冠までしか入っていないww

 18時には打ちあがらず、その10分後に隣の無線が騒がしくなったので、打ち上げ開始と知る。
 


▲この場所3年ぶりぐらいなので、少し目測誤った


▲あわててパンして中央付近に置く


▲チビッコい花火が多いので、トリミングしまくりです


▲かといって寄りすぎるとはみだしそうになることもあるのでご用心ご用心


▲今回の主役は、この五輪型物リング。色違うけど黒は表せないからなぁ…。ものすごくたくさん上がったが、きちんとこちらを向いたのは2発ぐらいではなかったか!?
 あ、色を出すためにかなりいじっているので、レインボーブリッジが変な色に…。なお、この日は白色ライトアップです


▲この紅白は、日の丸イメージなのかなぁ


▲紅芯銀菊なんて、まさに日の丸花火。そこに五輪花火が一緒に上がる辺りがあざといw


▲足元のトラももちろん五色ですわよ!


▲お馴染みの八方咲たくさん


▲花車っぽいのもしっとり


▲緑の点滅


▲ときたら、赤の点滅も


▲そしてフィナーレへ


▲そして、お決まりの錦一斉

 きっちり10分。
 でもここは絵になるので、満足感は高い。平日だとビルにお勤めのサラリーマンの皆様の残業率が高くて、背景のビルがいつもより派手に…。皆様お疲れ様ですww


 お台場ってまだ20年なのか…。20年前の街開きの時にも花火上がったのかな? 

 なお、帰りがけに受付を見たらすでに手作りパンフレットはなくなっていた。全部配り終えたということなのかな?


 久々に新橋で飲んでから帰宅となった。

江の島を正面に望み

2016-10-19 23:30:00 | 花火

▲Epilogueより
 手前に突然やってきたおっさんが写っているんだけど……。

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 せっかく混雑回避のために秋に打ち上げ始めたのに、結局やつしろと日付がかぶってしまうふじさわ江の島花火。昨年やつしろ(さすがに毎年は厳しい)に行ったから、今年はこっちだなって思っていた。そこにきたあの熊本地震。熊本を応援したい気持ちがむくむく湧くも、すでに75のエアチケットは売り切れているし、今年は堀内さんの二尺をしっかり見ようと思って10月まで来た。
 すると、10月になってから「ふっこう割」と絡めてエア&ステイの航空会社のツアーなるものが売り出され、その激安ぶりに大きく揺さぶられた。だけど、そもそも財政破綻中なので「えのしまえのしまにしゃくにしゃく……。」とお経のようにつぶやきつつこの日を迎えた。

 直前に、友人から招待席を譲ってもらい(毎度ありがとうございます)、午後になってからののんびり出動。開場1時間前に到着。前には2組並んでいるのみ。開場直前にこの列はだいぶ伸びたが、それでも指定スペース内はガラガラであった。

【会場ざっくり図】


 無料席のメイン観覧場所は新江ノ島水族館の海岸側からずっと西に続くのだろうけれど、江の島側に渡っている人も結構いたり、東浜海岸でも十分見れるし、腰越漁港付近までは結構定番。さらに遠くの稲村ケ崎や、もっと遠くの葉山からスナイプしている人もいてびっくりする。

【招待席なんとなく内訳】


 私がいただいたのはピンク色のチケット。
 会場内の芝生の所に、渡された敷物を敷いて座ってください、ということだった。
 前方センター付近に砂浜に下りる幅広の階段があり、その後ろにグリーン席の配置。わずかに芝生が階段の前にはみ出している箇所があり、その最前線に場所をゲットする。その場所から少し右手には鉄柵が設置されているので撮影向きではない。まぁ、数名三脚立てていたけれど、みなカメラの角度は柵を避けた上向きになっていた。
 また、グリーン席を挟んだ左側にも芝生があり、ここは鉄柵が低くなっていて撮影には支障はないのだが、このわずか左に第一打上場所が縦長に設置されているので、あまりよくないかなぁと思う。それに港湾施設が手前に入ってうるさそうだし…。
 
 前の階段、誰か座るのかなぁって思っていたが、警備員さんが「一番上には座らないで下さい」と注意してくださっていたので安心した。


▲富士山見えるよ! 大玉は台船から。なお、台船はこれ一台


▲江の島はこんな感じ。左側に海に突き出るのが打ち上げ現場①、近い。江の島のシーキャンドルはこの後灯った。

 ということで、入場時に頂くドリンクで選んだビールと、屋台で買った焼きそばやら鶏もも肉やらでプシュゴク。いい具合にオレンジ色に染まる空。


 ストンと暗くなり、打ち上げ開始でございます!


▲Prologug~序章~より
 最初は左側だけしか上がらず、どうしたものかと思ったら、途中から台船の花火も上がってきた



▲手毬のような色合いの千輪



▲八重芯冠菊



▲ポカ物と堀内風のあの玉



▲サポーターズ花火…だったと思う。錦でツインに斜め打ちが来る!



▲サポーターズ花火…だったと思う



▲ミュージックスターマインより



▲ミュージックスターマインより。後半は台船から1発ずつ。音楽も止んでいるし、別プログラムとした方がいいのだろうが、思いつくネーミングなし。



▲20号八重芯錦冠先バリ
 ミュースタの直後に上がるので、縦横どうしようって思ったけれど、意外と納まった。なおレンズ収差ひどいWW



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 この手のフラッシュが星になることが時々あるのだが、これはよい効果。まるで星を合成したようだWW



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 多重時差変化玉で、目視的にはこんなへちゃむくれではなかったのだが…。



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 ぴかぴかぎゅるんぎゅるんしたやつ(日本語不自由)


▲Art of Fire~花火歳時記~より
 昇りもおそろいな。というか、もうちょっと間隔をあけてくださると次の曲導が入り込まないのだが…。



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 四重芯も来たよ



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 三重芯



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 これもぴかぴかぎゅるんぎゅるん系だけど、色はこちらの方が好き



▲Art of Fire~花火歳時記~より
 再び和火で。そしてにーちゃんジャマやで!!



▲Epilogue~終演~より
 初っ端に段落とし来たーー!!! なお、この写真の左側には不適切な者が写りこんでおりますので割愛いたしました



▲Epilogue~終演~より
 とか言いつつ、写り込んでおるおっさんジャマやで!



▲20号彩色芯錦冠咲色蜂
 なお、この写真の左側には…以下同文



 おっさんの座っている場所は、さっきまで警備員が「そこには座らないでください」ってずーっと注意していた場所やで!! 座ってはいけない場所だから空いているんやで!
 このおっさん、わざわざ下のいい席から上がってきて、後ろに人(有料席※招待席は有料です)がいるのを確認してからここに座り込むというヒドイ確信犯。一番質が悪いヤツ。それにそんなスマホでは上手に撮れんから、時間の無駄であり、人の視覚とかのホント邪魔だから、そのまんま海に飛び込むことを許します。




 ということで終了。
 やはり時間的には物足りないものはあるものの、二尺や段落としや堀内玉がこの時期にこんな感じで見られるのは貴重。
 江の島ってなかなか正解の場所がないのだけど、ここは混雑とは縁遠く、終幕まで広々のびのびでした。そうそう、最後のプログラムになって走りこんできたおばちゃんがおってな、間に合ってよかったねって感じ(階段の下に消えていった)


 さて、あまりにのんびりしているので、すっかり脱出が遅れた。
 会場を出た1歩目からおしくらまんじゅうの大渋滞。駅に向かう流れにうっかり乗り損ねる。まぁ、あの混雑じゃ、駅に到着しても苦労しそうだよなぁと流されて江の島大橋の向こう側に出る。そこから仕方なく腰越まで歩いて腰越駅で入場規制するのを初めて目撃(ホーム上下共通で激狭だから)。腰越から江ノ電(もちろん、江の島でギューギューキューキュー)で藤沢。20:48の湘南新宿ラインで帰宅となる。なお、あまりの大混雑にくたびれて腹が減り、グリーン車で帰った。

 なんで今年あんなに混んだのだろう。大規模事故が起きてもおかしくないレベルだったと思う。

 かくなる上は、花火終了時間に合わせてR134と江の島大橋を閉鎖して早々に人を捌いた方がいいと思うが、駅の輸送能力も低そうだから、その辺りも難しいのかな。難しいだろうな。
 だが今のままだと、藤沢市が手を引きそうだよなぁと思うレベル。もともと夏から秋に移したのは、混雑回避が名目だったわけだし…。


土浦の花火~まだいい花火あるよ~

2016-10-10 01:32:00 | 花火

▲土浦花火づくし

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 土浦の花火は競技花火であるから、順位が付く。この順位というのがちょっと複雑でちゃんと理解しないと?????となる。

 「内閣総理大臣賞」は各部門のさらに上に立つ頂点、総合優勝である。これは不動。

 以下、各部門ごとに以下のランキングがされる。
 優勝  1社
 準優勝 1社
 特等  1社
 1等  スタマと10号は3社、創造は1社
 2等  スタマと10号は3社、創造は1社 
 3等  スタマは5社、10号は10社、創造は2社
 優秀賞 上記以外すべての参加賞

 なお、1等以下の複数社は今後の参加社数によって変わる可能性はあると思う。また3等まではどうやら順位通りの並びらしいが、優秀賞になると打ち上げ順に並べられる。
 
 全業者の結果(pdf)を知りたい方はこちらへ(毎年公式サイトにアップされている)
http://www.tsuchiura-hanabi.jp/kantan/data/doc/288/vPrpQDudsqGbfFby.pdf


 ということで、前回で紹介していない1等以下を、淡々と上げるよ!
 まずはスターマインの部




▲スターマインの部2等 マルゴー「F³(Fire Floor Fusion)」

 今年からスターマインの各社設置幅が増えたということで、トラの使い方が変わった。ただし私はそのことを知らないまま花火を見ていた(終わってから知ったんだよ)。
 だから、マルゴーさんは最初トラだけ何パターンもプッシャープッシャーって上げていてた時、( ○д○)ポカーンとしてしまったんだよね。そのせいか、撮影枚数が極端に少ないorz(すなわち取れ高も比例して減る)。カメラを振っても出てこない(錯乱)。
 もちろん、打ち上げられる花火の総数は決まっているから、トラに多く割かれると本体の花火が少なくなる。その影響もあったのかもしれないが…。って、このパターンしか無いんですわ、ほんとに…。すみませんすみませんすみませんm(_ _)m
 何してんだか、私。








▲スターマインの部2等 加藤煙火「The Glitter of Angel」

 反対に撮影枚数潤沢な加藤さんの花火。今注目の煙火店の一つだと思う。パステル系の明るい星がきれいでかわいい。
 帰路、土浦駅で会った花火愛好家の大御所がね「加藤よかったよね!」って真っ先に言ってきたんだ。あまりにうれしくて、その真夜中にに煙火店さんに写真送りつけちゃったよw
 あの空に花火が上がることを待っている! そしてもっとすごい花火上げてくれ!!






▲スターマインの部2等 和火屋「ひまわりの約束」

 和火屋さんといえば和火と千輪ということで、千輪まつり。タイトルのひまわり感は弱かったけれどね。
 ひまわりって花火は他社も上げるから、忠実に仕上げるか、オリジナリティを出しつつ観客に認知させるかって作業が必要だよね。確か茨城には秋に満開を迎えるひまわり畑もあったから、その方向に寄せるというのもある。千輪をひまわり色に染めるって手もあったと思うのだけど、まぁ、千輪好きだからこれはこれで…。




▲スターマインの部3等 山内煙火店「無限の世界」

 山内さんのはスタマ導入部分からなのだが、この異なる二つの花火で何を表したかったのかが分からなかった。右と左で何かの象徴だったのだろうか? 一般観客には分からずとも、審査員には分かったのだろうか?




▲スターマインの部3等 高田花火工業「ゲーテカラー」

 大曲と同じテーマで来た高田さん。大曲の時に調べた「ゲーテカラー」は、あのゲーテが考えたんだよってこと以外覚えていなかった自分に一番ショックだよ!



▲スターマインの部3等 山崎煙火製造所「雅、奏でる」

 常総、大曲と条件を変えてみる3回目のプログラム。一言でいうと、雅感が足りない気がした。このプログラムの雅って扇で表現していると思ったのだけど、土浦は大玉扇が使えないからか、それがあまり前面に出てきていなかった。



▲スターマインの部3等 田熊火工「寄りそえる花火」

 タイトルの寄りそえるって何ですかね? 田熊さんも千輪連打が来るだろうと思っていたので、それは予想の範囲内。割物に対して、同系色の小割物を添えるってことじゃないよね。



▲スターマインの部3等 芳賀火工「ひかり輝く世界」
 
 芳賀さんのは、後半は白飛びしましたorz なので、中盤の千輪を。えぇ、そろそろばれていると思うけれど、単なる千輪好きだよ。というか、土浦って、千輪連打多いんだよね~。うれしいけれどさ~。


 続いて10号玉の部。
 この辺りに来ると、突っ込まざるを得ない玉もある。


▲10号玉の部2等 北陸火工「昇曲導付漣大雄芯椰子菊先変化」

 ということで、姫菊に続いてこちらも入賞。プログラム見ただけでここまでわかる俺って天才! まぁ、数は正義! 大きいことはいいことだ! 盆を大きくできない煙火店さんだっているからな!!



▲10号玉の部2等 丸玉屋小勝煙火店「昇曲導付四重芯変化菊」

 あ、マカオの優勝おめでとうございます!



▲10号玉の部2等 山内煙火店「昇曲導付三重芯菊先光露」

 芯は真ん丸なんですけどね。本当に真ん丸で真ん丸の山内玉を見たことがあるので、どうしてもあれと比べてしまうのだったりする。



▲10号玉の部3党 山崎煙火製造所「昇曲付五重芯銀点滅」

 何度も言うけど、山崎さんの五重芯は見やすい。



▲10号玉の部3等 イケブン「昇曲付四重芯変化菊」

 イケブンさんはこの青を持っている段階で、ちゃんと主張できる玉づくりができるのが強みだよね。



▲10号玉の部3等 菊屋小幡花火店「昇曲導付天竺牡丹」
 
 小幡さんも最近この盆の大きいタイプを出してくるが、姫菊とは違う系統で繊細なのがいいんだよ。



▲10号玉の部3等 信州煙火工業「昇曲導付四重芯引先黄閃光」

 大曲と同じ玉だよね。



▲10号玉の部3等 三遠煙火「昇曲付四重芯菊先紅光露」

 三遠さん、そろそろ燃料欲しいなぁ。



▲10号玉の部3等 篠原煙火店「昇曲導付四重芯菊花の誉」

 篠原さんは五重芯から手を引いたのかなぁ。



▲10号玉の部3等 片貝煙火工業「昇り曲導付八重芯越の彩春香」

 同じような花火が続く中、こういうのが入るととても新鮮に見える。片貝さんは片貝さんの歩みで行くんだな。でも四重芯ってどこで上げるつもりなんだろう?



▲10号玉の部3等 菅野煙火店「昇曲付三重芯変化菊」

 前の花火の設定を戻さないままにコレでして…orz。まぁ、いつもちょっと暗めだからこれでいいか…。



▲10号玉の部3等 アルプス煙火工業「昇曲付四重芯変化菊」

 これ、現場で見ていても、あ、星欠けてるって思ったのに、なんでこんなところにいるんですかね…。



▲10号玉の部3等 佐藤煙火「昇曲付三重芯月が欠けていく」
 
 この玉がここに入ってくることに拍手。年々改良してきたかいがあったね。



 最後は創造花火の部より


▲創造花火の部2等 マルゴー「回れ!!風車!!」

 なかなか向きが決まらなかったけれど、ちゃんと風車の形に見えた。



▲創造花火の部3等 田畑煙火「ケーキバイキング」

 三種のケーキがあったので、ひとまとめ。左からロールケーキのカットバンと、中央が多分バースデーケーキ的なもの(カラフルなのはロウソクと見た)、そしてみんな大好きイチゴのショートケーキ!!!



▲創造花火の部3等 ファイアート神奈川「雨上がりの虹のように」

 後半は虹だけだったのだけど、最初の方のこの割物って、太陽の光を映して虹が出るってことなのかな。


 以上入賞作後半でした。



 競技花火の間に、余興花火というのがあって、要はスポンサー付きのスターマイン。文字枠仕掛けがあるのだが、これも後方の田んぼ席ではほとんど見えない。今年はこれも見れるなぁって思っていたら、微妙に私の席からは遠く、よく見えなかったというオチ。文字仕掛けが前の人の頭にばっちり重なっているときもあったんだよなぁ…。



▲余興花火 イオンモール土浦提供

 なお、イオンモール土浦は、花火当日は打ち上げ会場になるため休業で、立ち入り禁止です。土浦の花火が前日に開催の有無が分かるのは、このイオンの仕入れ状況に配慮してということらしい。確かに、いきなり「今日中止!!」ってことだとその日の仕入れ間に合わないもんね。延期してもここの敷地が打ち上げ会場になるのは同じなんだから。



▲余興花火 阿部電気設備提供
 
 いつも警察の次にあげるこちらの会社は、信号機関係の所らしい。だから、交通安全的文字仕掛けなわけであって…。



 それにしても、今年はレンコンの提供がなかったじゃないか!? レンコン♪レンコン♪レンコンって歌をだんだん覚えてきたのになぜだ!? 地元農協がんばれ!!



 さて、土浦の花火、残りはカスばかりかというと、そうでもないのだよね~。でもだんだんと口汚くなるのは確実(なんでこれがこの位置であのクソ玉が上の方にあるんだよって罵倒モード)で、楽しくもあり、疲れるのでもあり…。まぁ、時間と気分で上げるかもしれないし、上げないかもしれないし…。


土浦、桟敷初潜入

2016-10-08 21:45:00 | 花火

▲土浦花火づくし。今年は山崎さんだったとのこと。

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 日本三大花火の一番最後に行われるのが「土浦全国花火競技大会」。大曲と同様に、最高位には内閣総理大臣賞が授与される権威ある競技花火大会である。
 スターマイン、10号玉、創造花火の3部門で競われる。
 今までは桟敷後方の田んぼの辺りで見ていたのだが、昨年の場所取りいたちごっこに疲れ果てるアラフィフ。桟敷の中揺れると聞くしなぁ。でも、桟敷の中でもいろいろ工夫をして撮影している人がいるみたいだしなぁ…。ということで、初めて桟敷席を取ることにした。

 が、そんな初心者に土浦は厳しく、あっけなく抽選敗退。
 結局、人さまからのお情けで桟敷内に入ることができた(その節はお世話になりました。ありがとうございます)。
 事前に東京~土浦を往復して保守する必要もなく、公式が今年も当日まで後方の席取りするなといっているという情報に心乱すこともなく、ただただ、天気の好天を願って当日を待つ。


▲土浦花火づくし



 ということで、当日、昼過ぎの電車でのんびり土浦入り。さらに友達が泊まっているホテルのロビーで時間をつぶして、17時過ぎにバスに乗るという緊張感の無さ。まぁ、天気予報悪かったもんね~。気持ち盛り上がらんもんね~。
 ということで、30分前に現地に着いて、桟敷を譲っていただいた方にお金払って場所に入って、セットアップが終わらないうちにレクチャー花火開始!

 アワアワしているうちに、花火師登場となったよ。
 これ、後方の田んぼ席では全く見えんのだよね。でも桟敷席でもあまり見えないという。とはいっても雰囲気ぐらいは…、ということで、登場だよ!!


▲花火師登場!
       orz
 はい、事前の情報通りに見えませんでした。カメラだから少しズームして人影らしきものが認められるかもしれないが、裸眼には、なんだか明るくなったあの辺りだよな…ってレベル。
 例えば、配信をして、その配信だけならちゃんと見られますって感じなら100歩譲って許す気分になるとしても、あそこで出す必要あるのかねぇ…。
 大曲と違って、ラストの光の交歓がないから、その補てんといった感じなのかなぁ…。ということで、上記の通りでございますw


 ということで、入賞者を淡々と…。


▲スターマインの部優勝 【内閣総理大臣賞受賞】
紅屋青木煙火店「Rock On!(ロックオン!)」


▲紅屋青木煙火店「Rock On!(ロックオン!)」
 足元の中途半端なトラは、多分ハートマーク型


▲10号玉の部準優勝
 紅屋青木煙火店「昇り曲導付四重芯変化菊」

 内閣総理大臣賞は、総合優勝って感じなんだけれど、実質スターマインの優勝者とイコールとなる。青木さん、実績もこの日の玉もよかったんだけど、優勝するほどだったのかというと、一愛好家としては分からないとしか言いようがない。無難。
 土浦は講評が流れてこないから、いつも結果が発表されると、もやっとした思いがある。今年はまさかいくらそんなバカなって展開ではなかったが、これといった理由が見つからない。でもまぁ、審査員は複数いるから、こんな一人の戯言なんて何の重みも持たないけれどね。
 なお、四重芯はきちんと見えてよかった。今までこの玉どこに仕舞っていたのだろう。あと、赤川の時も思ったんだけど、音楽担当者変わったよね。音楽が変われば、当然スタマの組み立ても変わるから、それがうまく機能しているのかしら。



▲スターマインの部準優勝 齊木煙火本店「新たな門出に花束を」
 

▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」


▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」


▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」



▲10号玉の部特等 齊木煙火本店「虹色のグラデーション」

 もう大好きだから枚数多めの大サービス!!
 当然のようにスタマもパステル押しでくるのかと思ったら、意外な緑始まり。そこから紫へ流れ、そしてまばゆいパステルへ。もともと輝度の高い星を使用されているのですが、パステルモードの最後の方はもう飛びまくりの明るさで、完全お手上げ。なお、今年からスタマの横幅が広がったらしく、足元のトラの配色なども各社工夫がみられる。
 そして虹グラも素晴らしかった。昨年も土浦が一番よかったと思うのだが、今年もいいコンディションでした。



▲スターマインの部特等
 野村花火工業「夜間飛行~きらめく星の世界へ~」


▲野村花火工業「夜間飛行~きらめく星の世界へ~」


▲10号玉の部優勝 野村花火工業「昇り曲導付五重芯変化菊」

 野村さんは、とにかく10号の五重芯がばっちり決まってね…。こりゃ、隙が無いって思っていたので、まさかの展開。まぁ、たしかにこのスタマにはデジャブ感はあったが、悪かったわけではない。



▲スターマインの部1等 菊屋小幡花火店「まだ見ぬ世界を求めて」


▲菊屋小幡花火店「まだ見ぬ世界を求めて」

 小幡さんは2年連続フィナーレなのね。個人的には、響いてこなかったんだ、実は。



▲10号玉の部1等 小口煙火「昇り曲付輝灯姫菊」

 土浦は、大きな盆はいいことだっていうのがあるのだと思う。それは、分かる。今年も北陸さんと小口さんのどっちかが入ると思っていました。もうちょっと芯が強いと良かったよね。親星が完成されているからなぁ…。



▲創造花火の部優勝 小松煙火工業「カメレオンボール」

 えっと、いつかどこかで見た記憶。土浦では初めてだったのか!? でもなぁ、今これなのか? それとも販売はじめました宣伝?



▲創造花火の部準優勝 芳賀火工「トリプルアクセル」
 ※2種類上がったので、くっつけてアップ

 これね、ぜひ動画で見てほしい。芯の周りを小割が時間差リレーでくるくる回る、それが三回転半。後半は、1周するごとに色を変えるという技も…。最初はきょとーんだったけれど、本当にトリプルアクセルだってわかってからは客席大盛り上がり!! まさかポン・デ・ライオンがベースになっていたとは…。
 芳賀さん、大曲のマグロの回転寿司といい、これといい、方向性が確立したってことかな。見逃せなくなりました。今後もこの方面(え、限定!?)での活躍を…。
 


▲創造花火の部特等 片貝煙火工業「越後の金箔蒔絵調華絵巻」
 後半は得意の重ね打ちでゴージャス感も

 最初は、おいおい、こんなのでいいのかって思ったら、後半お得意千輪小割物を追加する仕様に。錦は新潟の業者お手の物だけど、ちゃんと金箔が散ったように見えるのが良い。



▲創造花火の部1等
 北日本花火興行「ノートルダム大聖堂のステンドグラス」
            ▲タイトル長いから!!

 今年はこれ押しですね。プリンスはまだまだこれからだから、頑張ってください!



 ということで、ざっくり入賞作アップ。
 桟敷席、たしかに体重移動とかするとふわんふわんと揺れるけれど、幸い、周りに騒ぐ人がおらず、最後まで快適に見ることができた。これは周りに恵まれるかどうかだな。
 あとは桟敷の場所次第。私の場所は創造や尺に近く、その方面では文句はない。だけど、スタマは右端の方だったので、ちょっと見づらかったというか撮りづらかった。
 場所に関しては運を天に任せるしかないのだが、家でゆったりできる時間を考えると、2人で一マスというのはちょっとお高いけれど、それに見合う内容ではあったと思う。
 幸い、雨も降らなかったし。

 帰りは東口に抜けて、最終ときわに乗ることができた。乗れるかどうかわからなかったから、指定席は取っていなかった。今年は雨で観客が少なかっただろうし、やはり乗れなかった人もいただ。見た目席は少し開いていた。
 土浦の後は上野という超すっ飛ばし電車。知人が、「空いている席は上野まで誰も座らないから」、と知らせてくれたが(わざわざありがとうございました)、目の前のカップルが私より先に行ってしまって座ってしまった(このカップル間違いなくかかあ天下になるで)。まぁ、こういう時に割を食うのは私によくある事象だから、大丈夫。損をしたというよりも、まぁしょうがないよねってあきらめ。立ったままでも十分に早く東京に着けたからよかったとする。


 さて、気になったあれこれを現像しますか…。




▲土浦花火づくし