▲これぐらいのレベルで維持していただければ…。
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年に2けた開催される熱海海上花火。大体1~2回ぐらいは行く感じである。特にこの日って決めている訳ないんだが、夏だけは避けるぐらいかな。ということで、今年は3月末に行くかぁとぼやぁって思っていたら、その日は静岡ディスティネーションキャンペーン開幕っちゅーことで、静岡の煙火店さんが大集合という話になっていた。
静岡の煙火店さんといえば、イケブンさん、三遠煙火さん、田畑煙火さんといった旧弁天島組を筆頭に、光屋窪田煙火工場さんや、臼井煙火さん、静玉屋さん、神戸煙火さんが列挙できるが、ここで忘れていけないのがホソヤエンタープライズさん。えっ!? 東京の花火屋さんじゃないの!?という向きもあるが、実は伊豆に工場を持っていたりする。
同じく東京をベースとする丸玉屋小勝煙火店さんも山梨県に工場を持っていて、時々山梨名義で出品していたりする。東京は、花火製造には厳しいところなのよね(工場周り〇キロに民家があってはダメだとか、建物の間に塀を設置しなければならないとか、危険物たる火薬を扱うのはかなり厳しい条件が必要となる。
ということで、7社揃い踏みという珍しいラインナップで今年の熱海花火の開幕となった。
ちょいと寝過ごし気付けば2時近く。新幹線には乗らず、小田急線利用の節約ルートで熱海へ向かう。窓の外には桜の花。知らず知らずに「いきものががり」の歌詞が頭に浮かんでくる。
小田原でJRに乗り換えて、熱海到着。パンフレットを入手して、さてどこから撮ろう?
高台コースだと駅からそんなに下がらなくていいなぁ(熱海は駅が中腹で、基本山から海に向かっての斜面に町が開かれている。すなわち、行きは下り坂だが帰りは上り坂となるのだ)とウロウロしてみるが、よく分からず早々にあきらめる。後で確認すると、なかなか惜しいところにいたらしい。次の機会があったら、チャレンジだな。
ということで、海岸がぶり付きの親水公園へ。三脚をセットして周囲を見渡せば、いるいる見知った顔が…。ひとりでふらりと出かけても花火ある所、誰かしらに会うんだよね。
意外と強く冷たい山風を受けながら、とりとめのない話をしつつ、時間を潰す。
温泉!? こんな冷たい風の日に入ったら、逆に湯冷めしますがな…。
いちおう、リュックにはお風呂セット入れていたんだけれどね…。こんなに風強いなんて聞いていない!
ということで、20:20から打ち上げ開始でございます!
▲オープニングは錦系で
▲そのままなし崩しで淡々と打ち上げられるんだけど、この左側の玉がでちょっと引き締まった
▲もういっちょ!
▲低い、低いよ!
そして、本日の目玉たる2019年静岡ディスティネーションキャンペーンオープニング花火。
大玉は7号止まりだったけれど、5号玉と合わせて各社の特長的な花火が披露された。
▲ホソヤエンタープライズ(7号と5号をステッチ)左側が7号の「夜空のコサージュ」芸協玉でもよくみられる作品。細谷さん、東京の煙火店だけど、伊豆半島に工場があるのよね
▲光屋窪田煙火工場(以下、右が7号、左側が5号)
▲静玉屋はほかには土浦ぐらいでしか見たことないかも
▲臼井煙火さんは覆輪の向きがなかなか決まらなかったのが惜しまれる
▲神戸煙火工場
▲田畑煙火。いい玉だった。
▲三遠煙火。カラフルなキラ芯アトリエ牡丹(右の7号の玉名)
遠くで見ていた人はきれいに丸くなっているようだが、近くで見ると、少し崩れて見えたのよね…。
▲イケブンの7号「八咫鏡」は変化の過程にまぶしく発光することで鏡を表現
そして熱海のウリ、デジタルスターマイン。
▲えっと予算配分が…。
▲個人的にデジ大玉初~~~~~~~~~!
うーん…。初めて大玉入りのデジスタを見たのはいいが、バランス感がな…。ご予算お厳しそうですね。
▲桜色に染まる海
▲〆は空中スターマインで…。
相変わらず撤収の遅い自分。すっかり人が少なくなってから駅に向かい、ガラガラの駅で始発に乗り込む。端っこのボックスシートでビールプシュッとしながら帰宅する。まぁ、途中で新宿方面と接続していたから、むしろこの時間の方が正解だったようだな。