▲開幕個人協賛特大スターマイン
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
11月の勤労感謝の日は長野えびす講煙火大会。
西宮神社のえびす講自体は11月18~20日に開催済みである(http://www.nagano-ebisu.jp/ebisukou.html)。まだ見たことないけれど(笑)
せめて年によって花火と近接するとかだと前乗りすることも考えるのだけど、こうキッパリ分かれていてはかたぎとしてはそうそう見に行くことができないのが残念である
▲開幕個人協賛特大スターマイン
とはいえ、今年は1日だけ前乗りしてみた。といっても、仕事が終わってからの夜の新幹線での長野入りではあるが…。
だけど今年は特に場所取りの解禁日の明示がなく、またパトロールしてフライング場所取りを取り締まることもなかったようで、フライング場所取りは数日前から粛々と進んでいたらしい。
前日の夜の参戦では、もうあらかた決戦済であった(花火撮りとしての決戦である。通常観覧であれば当日でも問題ないレベル)。それでも夜行バスで朝着だったらきっと立ち直れないレベルには違いなかったので、前夜入りして正解だと思おう。
▲大スターマイン。相変わらずの近さではみ出る~(信州)
0時過ぎにホテルに戻って、GPシリーズのロシア大会を見て寝る。そして朝は5時前起き。前夜の雨は上がっていたが、東南東の空は雲がかかっていた。東京では無理でも長野なら見られるかもって思ったのだけどなぁ、アイソン彗星。12月に化けるのを期待するとしよう。
二度寝をしてゆっくりとチェックアウト。
長野駅でプログラムをゲットする。
前夜は気付かなかったが、長野駅って大規模改装しているのね。北陸新幹線開業(延伸?)に向けての動きだろうけれど。
コンコースでは福井県が観光キャンペーンを張っていた。そうかー、長野新幹線は福井まで行くんだっけ、って一瞬錯覚しちゃったよ(新幹線は金沢までだよ)。
で、駅ビルもなくなっていて、縄文おやきを買おうと思っていた身には悲劇。駅に戻って行列を成していた西澤おやきを全種購入する。
▲10号千輪の新作だね(青木)
ネットカフェに潜伏(地下の店だったので)。
さっそくプログラムをテキスト化。プリンタが詰まっていたらしく少々手間取ったが(店の人が)、無事出力完了。
まったりタイムに移行。
漫画を読みつつ、おやきを咥えつつ、マッサージチェアに身をゆだねる。って優雅な感じではなく、実際は強力な押しに「うがぁぁぁぁぁ」って声を噛みしめながら耐えていたりした(ネットカフェではお静かに)
▲大スターマイン。かわいい千輪(信州)
3時過ぎに地上に出て会場へ。
この時間はまだ道も空いているのでバスもスムースに会場入り。
前夜に確保していた場所に荷物を置いて、第2&第3の場所取り回収に向かう。その往復に見知った顔に出会って出会って、立ち話。すぐ戻ってくるつもりがえらく時間がかかる。
まぁ、この日の大きな花火大会はここだけだから、全国の花火愛好家が自然と集まってしまうのだよね。まして、日付固定のこの花火、翌日に休みがくっつくのは久々なので、遠方からも結構来られたようである(ちなみに来年は土日&振り替え休日で3連休!)。
▲10号玉新作花火コンテスト最優秀賞「昇曲導付銀彩芯錦先七度変化菊」秋田県・大曲花火化学工業
▲10号玉新作花火コンテスト優秀賞「昇り曲付 潮騒のメモリー」東京都・ホソヤエンタープライズ
▲10号玉新作花火コンテスト金賞「モノクロームの華」群馬県・菊屋小幡花火店
晩秋の日の入りは早い。
急いでセットアップして、防寒体制を整えて(重ね着&カイロペタペタ)、トイレも腹ごしらえも(当然西澤おやきである)済ませれば、あっという間に打ち上げ時間である。
天気予報では最低気温0℃とか出ていてかなり覚悟していたが、それほどでもなかったらしい。
長野えびす講花火はまだ数回しか見ていないが、本気で本当に寒いっていうのはまだ経験していないようである。この時期はまだ体が寒さになれていないから、結構きついのよね。慣れてしまえば雪国育ちモードを発動できるのだけど(笑)。
▲ミュージックスターマイン(信州)
開幕の個人協賛スターマインから全力ではみ出す近さ(笑)。
ただ、プログラムをテキスト化していて気付いたのだけれど、やはりここも大型プログラムの減少がみられる。メインどころはそのままなんだけれど、例えば8号一斉打ちとかは無くなっている。
商工会議所の会頭は、前会頭から何年もかけて花火の数を15000発まで増やしてきたってことを声高に述べていたが、台所事情はやはり厳しいのだろう。一時的なものなのか、このままデクレッシェントしていくのかは見守っていく必要があるだろう。
▲大スターマイン(信州)
犀川の河川敷に展開する打ち上げ場所は、本部席を中心に左右に広く展開している。主に上流側が青木さんで、下流側が信州さんである。ただ、下流側にえびすシートがあるために、そちら方面で上げるスターマインもある。今回の席の正面は信州煙火の単発物の打ち上げ場所であった。
プログラムには打ち上げ担当煙火店が書かれているので、それに合わせて右を見たり左を見たりと結構大忙しである。
ワイドスターマインは横で撮るが、それ以外は縦で。それでも尺物ははみ出し気味。
大スターマインはどうやらツイン以上で上げるようだが、そのサイズがちょっと微妙なのよね。縦ではワイド感が乏しく、横では天が足りない感じ。この辺りって正解がないから難しいよね。
▲サタデーナイトフィーバー。10号玉8号玉7号玉100連発
音楽もえらく懐かしいものでした(笑)
基本えびす講の余興として始まった花火大会であるが、10号玉新作花火コンテストもプログラムに含まれている。
うーん和火系が多いなぁ。ちゃんと和火って言ってくれないと写らないのよね、カメラ。と自分の腕を棚に上げて言ってみる(笑)
齋木の大好きなパステルもキレイだったけれど、菊姫の次に上がってはサイズの小ささが目立ってしまって仕方ない。最大と最小の対比だもの。
花火の途中で結果発表があり、花火終了後はその場で表彰式が行われるのもなんだかほのぼの。
▲大スターマイン。おなじみホクトの花火はキノコ花火。立派なキノコがたくさんですよ、奥さん(青木)
▲ミュージックスターマイン(青木)
トラの動きが凄いのは分かったから、もうちょっと時間のバランスとか(半分だよ)、上に上がる玉とか…何とかしてもらえませんかね
目玉のミュージックスターマインは今年は信州煙火が先行
今は信州もトラが凄いからなぁ。でもこのままだとミュースタ=トラ花火になっちゃうのではないかと危惧。
それが顕著だったのは紅屋青木煙火店の方である。高速のトラの動きには確かに驚かされたが、それがまるでメインのようで、上の花火は少な目。しかも特筆するような玉がない? ちなみに信州に比べると時間もずいぶん少なかった。
私のような花火好きから見ると、あーここに金掛かっているなぁとかここが新しいなぁとか多少は想像できるけれど、会場に詰め掛けた多くの一般客ってそこまで分かるのかなぁ。確かに一般客を魅了するトラの動きだったけれど…。
ちょっと今年は考えさせられてしまった
▲大スターマイン(信州)
あれ、今回信州煙火ばっかしピックアップしているな
▲Special Thanks 8号玉100連発特大ワイドスターマイン
入りきらないのは分かっているが、もう少し何とかできないのか、自分。
花火終了後、長野駅まで歩いて最終新幹線に乗り込み帰宅。
多分1本前でも大丈夫だろうなぁと思いつつ、でも一応土日で混雑するだろうからって思っていたけれど、実際は1本前でも乗れる時間に駅着。
駅で張りまくったカイロをはがして、防寒衣料を脱いで身軽になる。
最終新幹線は思ったより混雑していなかった。というか、ガラガラ。今年は宿泊していく人の方が多かったのかな。
▲打止:10号玉15発一斉打ち(信州)