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みかん色の温泉

2011-05-27 21:21:00 | お出かけ

▲紅浮き群生ヤシ@花火鑑賞士の集いin大曲

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 さて、集いの翌日は恒例の秋田の温泉へ。



 乳頭温泉郷は昨年制覇したので、もうちょっと奥を目指す。
 田沢湖から八幡平行きのバスに乗りこみ標高を上げていく。玉川ダムの異様なほどに美しい水色の湖水や咲き残っていたコブシや桜を眺めながら、バスはブンブン山道を飛ばす(車が飛ぶっていうのはどうやら越後方言らしい…)。

 このダム湖(宝仙湖)は、玉川温泉から流れ出る強酸性の水を中和するための石灰が投入されているが故に、このような色になっているのだとか。温泉としては抜群の効能を発揮する玉川温泉が、下流では「毒水」と呼ばれ、かつて田沢湖のクニマスなどの魚を全滅させたそうだ。
 薬湯と毒は紙一重ということか…。

 南玉川温泉には、男神山の対岸に建つ一軒宿がある。
 ここにはナトリウムー硫化塩泉(旧芒硝泉)が湧いている。宿の方では「みかん色の温泉」と呼んでいる。
 
 二人しか乗客のいないバスは、思わずそのバス停を通り過ぎてしまうほど。あわてて下りて、少し戻ってから宝仙湖にかかる橋を渡って対岸へ。
 水色の湖面に映る新緑が本当に美しい。でもこの橋の下にはかつては集落があったそうで…。それもそんなに昔のことではない。私の生きている中での出来事である。
 穏やかな湖面からは想像はできない。



 入浴料(700円)を払って温泉へ。
 大浴場も露天風呂も貸切状態。源泉温度は60度だが、湯口では41度になるように調整された加温加水なしの100%かけ流しの湯である。
 内湯も隣接する露天風呂も宝仙湖に面して景観が広がっている。見渡す限り人気はない(おそらく、山菜採りの地元民は山の斜面に張り付いているのだろうが…)。
 露天風呂から宝仙湖を眺めてボーっとしていると、本当に贅沢な気分。鳥のさえずりも、渡る風も、散る桜も、萌える新緑も、全部私ひとりのもの。何にも代えがたい時間である。





 乳頭温泉郷は秘湯としては有名になってしまった。「鶴の湯」ではあからさまにあの混浴風呂をのぞいていく人もいる。
 でもここにはそういう人はいない。何しろ日帰り入浴でここを訪れているのは私一人きりである。


 風呂上りに体を拭くと、タオルがみかん色に染まりまった。
 ここに来るときには、白い下着とか勝負パンツとかはご法度のようである(笑)。




▲輪に白点滅花束@花火鑑賞士の集いin大曲

花火鑑賞士の集い2011

2011-05-22 23:11:00 | 花火

▲燻し銀の華(ホソヤエンタープライズ・東京)@花火鑑賞士の集い

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 大曲に到着。ホテルに荷物を置いて「花火鑑賞士の集い」に出かける。
 告知から開催までが短かったことと、被災地からの参加者が減っていることで、今回は昨年の2割減の参加者である。
 今回の講師はホソヤエンタープライズ社長の細谷さんである。


 先日の新作花火コレクションで、実はとんでもなくかっこいいことを知った細谷さん。この日もリーゼントに細身のスーツをビシッと着こなして登壇。空手は5段、ハーレーに乗って葉巻をくゆらす。椅子に座って足を組めば、どちらのモデルですかと言わんばかりの姿勢の良さ。背中のラインがとっても素敵。
 かっこよすぎである。
 なのに、なんで新聞などに載るときはイマイチなのかなぁ~。法被が良くないのか!?(無礼者!)


 今回は特別に昼花火の見学も。
 昭和43年製という年代物の「袋物」が打ち上げられた。
 ほとんどの人が「袋物」って「???」であろう。昨年の大曲の夏の花火の、昼スターマインを見た人だけは分かるかな? なんか、私の記憶にうっすらあるのはどこでのことだろう…。
 まぁ、パラシュート花火の変化モノと思えばイメージは近い。和紙で作られた袋状のものに絵を描き、それを畳んで花火玉の中に詰めたものである。上空で気球状に袋が膨らめば、フワフワユラユラとその袋が落ちてくる。
 かつてはその袋を取ろうと子供たちが走り回ったのであろうが、今日は「大きなお友達」が走り回る。ペンギンや金魚、カンガルー、トラ、ライオン、サンタなどが空を舞った。

▲背後に次なる落下物を狙う「大きなお友達」が…

 さらに、パラシュートで発煙筒を吊った「彩雲煙竜」も。空が灰白いのが惜しい。


 ホソヤエンタープライズはこういったパラシュートを使った花火に伝統芸を持つわけであるが、それを応用して、(関連会社が)自衛隊に照明弾を納品したりしている。
 一定時間空に光星をパラシュートで吊っていられる技術があるということである。
 夜花火ではそんな吊り物も見せていただいた。ちょっと霧が邪魔だったけれど…。

 某ガンダムアニメで撤退信号にそういった照明弾が使われることがあるのだが、宇宙空間だとパラシュートは開かないし、そもそも空気抵抗がない宇宙空間では「慣性の法則」でとどまることがなさそうなのだが…、なんてファースト世代の与太話を思い出してみたりする(笑)
 

▲変芯変化ダリア

 花火の後は、恒例となりつつある二次会へ。この際ハッキリ言ってしまおう。これが無ければ、私は大曲まで行きませんぜ(笑)。
 今回は、細谷さんはもちろん、大曲の花火師・今野さんや小松さんや久米川さんも参加するという、超豪華版となった。会場はアイドルの撮影会の様相(笑)。傍から見たら、アラフィフのオッサンなのであるが…。あスンマセン、花火師さんから見たら、私もアラフォーのおばはんですね(笑)。かくいう私も続々とツーショット写真を撮ってもらっていた(笑)。
 えぇ、「その筋の人」以外には何の価値もない写真である。

 で、そば屋でうどんを食べて(どこか間違っている)、解散。


北へ…

2011-05-21 08:17:00 | ノンジャンル
先月に引き続き、みちのくへ。いつもより1時間長い旅程となる。
「お客様にはまだまだご不便をおかけしますが…」という車掌のアナウンスに、思わず涙ぐみそうになる。いやJR東は最大限頑張っていると思うよ。

朝ごはんは行き先とは異なる駅弁。新青森開業記念弁当である。ヒゲ根もそのままのヤマイモの素揚げが潔い。



花火にできること

2011-05-20 00:00:00 | 花火

▲桜咲く@小千谷のGW

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 東北を、日本を、花火で、元気に。
 LIGHT UP NIPPONプロジェクト

 http://lightupnippon.jp/
 8月11日
 東北から北関東の太平洋沿岸で「追悼」と「復興」の意味を込めて一斉に花火を打ち上げるプロジェクト、である。
 現在のところ、福島県のいわき市や岩手県の大槌町、大船渡市、山田町などが打ち上げ予定地らしい。宮城県などはまだ調整中のようだ。


 花火は本来「追悼」の意味を持っていた。そして「厄払い」の意味も持っていた。その花火の本義的な意味に立ち返れば、被災地で花火を上げることはやぶさかではない。


 この話を聞いて思い出したのが2009年の「信濃川プロジェクト」。
 
 ▲信濃川プロジェクト デジカメ版2

 新潟県内の信濃川沿いに花火を打ち上げようというプロジェクトであった。あのプロジェクトには「追悼」の意味はなかったが、人間が捉えられる範疇を超えて(何しろその全容を人は見ることができない)共同に何かを成すということの「人の力」を感じることができたものだった。
 趣旨は違うだろうが、暗い海に打ち上がる花火は、被災者に「何か」をもたらすだろう。そしてこのプロジェクトの全容は、また人が捉えられる範疇ではない。
 人工衛星やISSからなら見えるのかな。



 8月には石巻で川開きの花火も打ち上げられる。
 長岡からも花火玉が提供されることが分かった。諏訪湖からもそのための予算を取っているという。きっと全国の花火名所でこういうことが行われていくのだろう。


バラはもう咲いているんだね

2011-05-14 22:54:00 | 

▲残雪のこる小学校の桜@小千谷GW

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 本日は近くの病院と横浜の眼科医のハシゴ。ともに定期検診で、特に何か問題があるわけではない。




 最初の内科医が終わって外に出たら、いつの間にか「東北を応援しよう」の店がその近くにできていた。東北産品の品を集めて売っているのだ。
 小ぶりのトマトが2個100円だったので4つ買う。
 さっそく家に帰ってからかぶり付くと、昔ながらのトマトの味にホッとする。最近のトマトってやけに甘くてちょっと嫌なんだよね。ちなみにトマトは種の部分をズズズズッと吸い上げるのが好きである(笑)。

 も一つ「塩サバのほぐし身」瓶詰を買う。
 先日大曲へ花火に行った時、地元の方からおにぎりの差し入れがされて、その具が塩サバだったんだよね。そしてその瓶詰ってことは、東北の人はおにぎりに塩サバはデフォルトってことなのかな。


 午後、横浜に向かう。
 5月だから、もう横浜のバラは咲いているかな~って軽い気持ちで、コンデジだけ持って出かける。
 元町・中華街駅からのいつの間にか「アメリカ山公園」の出口ができていた。外人墓地の左下の位置に当たる。そこまでエレベーターで上がって、そこから少し坂を上ると、港の見える丘と同じ高さに出る。
 案の定それなりの人出で混んでいるが、うーんなんだかやっぱり少ない感じ。ここはただなんだから、もっとやってきてもいいぞ(笑)。
 
 バラは、走りどころか絶好調に咲いていた。デジイチを持ってくればよかったよなぁって、後悔先に立たず。
 でも実は接写はこのコンデジの方が上手だったりする。

 例年、気が付けばバラの終わり間際に見に行っているので、いつもならもうしょぼくれているバラ(早咲き)が元気に咲いている。代わりに遅咲きバラはまだつぼみのまま。長く楽しめる場所だ。

 眼科医の後は山下公園へ。

 こちらも当然見ごろを迎えていた。

 デジブック「横浜のバラ」。30日限定公開です
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