北海道工業大学で「北海道らしい自然体験文化の創造」という大きな演題で講演をしました。ざっと見て200人ほどの学生さん、教職員の方が集まってくださいました。
ここ数日で、私なりに大きな気づきがありました。その思いを込めて、1時間、がぁ~と熱く語りました。
先週の藻岩自然ガイド研修で、北海道下川町のNPO「森の生活」の代表の奈須さんの話を聞く機会があったのですが、彼が 3.11以降のミッションの見直しということを話されて、ハッとしました。その週末にはワーカーズコープの協同集会で、つながりづくりのコーディネイターのあり方という分科会のファシリテーター(進行役)を担うシゴトがあり、そこでも 私自身がこれからどうあるべきか、考える契機を得ることができました・・・。
あの大地震が発生した翌日に行動を起こし、現地に飛び込んだのが3月13日。まだ、自衛隊も来ていない状況下でした。あれから1年半。現地にボランティアセンターをねおすスタッフ一丸となり立ち上げて、様々な支援活動を始め、今も継続しています。ここひと月半は被災地に赴いていませんが、毎月訪れ続け・・・、私の頭は常に被災地の支援活動のことが離れずにあります。
支援活動の最中にまだ、ねおすとしてはあるわけですが、1年半も過ぎ、現地スタッフは「三陸ひとつなぎ自然学校」として独立を目指し自主的に試行錯誤をしています。ボランティアセンター長もこの春からねおす事務局長である斎藤が兼務する体制をとっています。 つまり、私の手を離れて若手スタッフが責任をもって活動をしています。
しかし・・・、私自身もとてつもない心理的影響を受けた震災活動に一区切りをつけていないことに気が付いたのです。だから、前に進もうとしても、進めない、立ち止まっていることが多い・・・・
3.11から1年半・・私は何をすべきか・・・そんな煮え切らない思いを引きづっていたのです。
昨夜の明け方、そこに、ぱわぁ~と光がさしました。
ねおすを始めた頃に思い描いた構想は、ある程度まで達成しているが、その先ができてないじゃあないかと。
原点に返って、そう、「北海道らしい自然体験文化の創造」を改めて自分に意識化する必要がある。
それを具現化する「銀河ネットワーク」はまだまだねおす内部的システムだから、もっと外向きに他分野・セクターにもつながってゆくことが大切なのに、立ち止まってはいないかい? 動けよ!
考えてみれば、無意識のうちに、かなり遅いスピードで歩は進めてはいました。小さな・ホームサイズの起業支援です。認知症や精神疾患者への自然療育活動です。被災地活動でもたくさんのことを学ばせてもらいました。それを活かさなければ!
改めて、足元のシゴトの「黒松内ぶなの森自然学校」の暮らし化、他分野・セクターとのネットワーキング。それをもっと意識的に進めることが必要なんだ! と・・・
今日は、原点に返って、かなり熱く、環境にいいはずの オッサン化炭素を吐きました!