NPO設立総会に、自然ガイドの三木師匠にお越しいただいていたので、せっかくなので、春の野山のフィールドワーク。 ガイドの目のつけどころをプロ中のプロから学びました。
自然学校の周辺でも背後の山々はまだ白さも目立ちますが、里地はすっかりと雪が消えて、春の妖精と言われる野の花たちが咲き始めています。 エゾエンゴサク、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウ。 カタクリも早い娘は咲いていました。
まずは、お目当てのギョウジャニンニク。町外者でたまにしか来町しないのに、さすが師匠です。我々も知らない近場にギョウジャニンニクの群生をすぐに発見
。
カラマツには、雄花と雌花、そして葉芽があります。 みなさん、おわかりになりますか? 松ぼっくりとなる雌花は上を向いています。雄花は下向きです。 小さなボッチは、葉芽です。
陸上にあるヤナギで一番早く開花するのは、バッコヤナギ。 これは、彼女の木と彼氏の木が別々にあります。写真は花粉を受け止めるちょっと粘ついたタワシのような先端を持つのは雌花です。 ヤナギは風媒花かと思いきや・・・、これは蜜を持っています。 花らしくない花房を割ってちょっと舐めてみるとほのかに甘い!!! 実はこれに虫が寄ってくる虫媒花なのです。
などと、教わりながら雪が消えた里地を歩きました。
フィールドワークを日本語にすると「巡検」となります。