高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

台風の次は地震

2018-09-07 11:48:28 | 日記

台風も去り、留寿都小の宿泊研修も終えた、翌夜明けには地震がありました。 北海道胆振東部地震と名付けられたようですが、震源地の厚真町では北海道初の震度7を記録。地形が変わるほどの多箇所での土砂崩れが発生して30名ほどがなくなりましたが、家屋倒壊などは熊本地震ほど甚大ではなかったようです。 札幌でも地域によっては、地割れが発生し液状化現象による災害が多発しました。 そして、北海道全域にわたる停電となりました。 なんでも北海道の発電、今は火力発電主体ですが、厚真の火力発電所に発電力が集中するシステムになっているそうで、その厚真の被災で全道全域の停電となったようです。1週間ほど続くとの予想報道もあり、人々は食料確保に走り、コンビニ・スパーの食品売り場の棚は空っぽになりました。また、停電の影響か断水も広域に渡りました。

台風による倒木原因の停電修復作業

校庭のトドマツ3本も風でなぎたおされました。

台風の影響で敷地内停電を修復したばかりなのに、地震の影響で再び停電・・。断水はしなかったので、自然学校ではいたって平静でありました。 ガスもあるので 鍋でごはんを炊いて、電池式のキャンドル灯して、「停電ナイト食堂」なんて ふざけていいながらいたっていつもどおりでありました。 米も30Kgあるし、備蓄品もあるので、現行スタッフ・家族が一週間くらいはやり過ごせると踏んでいました。 また、事務所にはソラー発電で照明がつき、コンセントもひとつだけ生きているので充電にも困らない・・、ただし晴れていればですが・・。

SNSの投稿やらを見ると、ずいぶんと慌てている都会の方々もいるようでしたが、事態に備えていたわけではないですが、日常通常がちょっと不便になるくらいで、普通に過ごせる我々の生活力みたいなことを改めて感じました。 ではあるにしろ、黒松内にも活断層があります。日頃の食料、水の備蓄は改めて意識して行っておこうと肝に銘じました。

冬であれば、事務所は薪ストーブ、携帯用の薪用鉄板ストーブもありますし、布団もテントも多数あります。また、自然学校の立地も元小学校ですから土砂崩れの心配もない平地です。 しかしながら、裏に流れる小川が氾濫しそうになったことが過去20年に一度ありました。 ちょっと凹んだ場所に、実は避難指定場所になっている体育館があるので、土嚢を詰んだ経験があります・・・。 弱いといったら、これが弱点。 裏の川が氾濫しそうな豪雨では、ちょっと高い場所に立っているゲストハウスに避難するようにスタッフには言ってあります。 しかし、この場所も50年遡れば水田だった場所で、学校裏の川は屈曲してここへ流れていたそうなんです・・・。 そんな時は裏手の神社へ退避だな・・、しかし、そこには避難用備品は何もない・・・。 であるので、早め早めの退避を意識している必要があるな。

一方、いい機会であったので、防災備蓄備品である、発電機や照明器具を出してきたが、な~んにも役にたたないことが判明。これは町と相談して対処せんといかんな。

 

コメント
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