黒松内ぶなの森自然学校のシンボルツリーといえるようなこの大木は、ブナではなくてイチョウなのですが・・・、
何百年ものの太樹ではありませんが、少なくとも100年くらいの樹齢はありそうです。しかし、地域のお年寄りに聞いても、いつ誰が植えたのか定かにはなりませんでした。現在の南向き校舎は古い校舎の位置から90度向きが変わっていて、昔は道路に平行した東向きに玄関があり、その側にイチョウがあったような記憶をお持ちの方もいますが、当時のイチョウは今より小さかったので、覚えが確かでないのかもしれません。
旧作開小学校は開校から数えれば130年ほどの歴史がありますから、本州の古いお寺にあるような太樹ではなくとも、相当な年月は経っているものと推測できます。
イチョウには雌雄がありますが、この木には銀杏がつかないので、たぶん雄株なんでしょう。葉っぱの形が袴(ズボン)のようにふた割れしていれば雄株、着物の裾、スカートのように広がっていれば雌株という俗説がありますが、この木の葉っぱは両方があるのです!! 仮に雌株だとしても、近くにイチョウの木がないので受粉しないのかもしれません。
で、色気付く必要がないのか、ほとんどの年が黄葉しないまま散ってしまうのです。ここに20年住んでいますが、黄色くなった年もあったような気もします。(去年か一昨年は色づいたかなあ・・・)
札幌のイチョウは色付き始めたらしいですが、さてさて、この樹のこの秋の色付きはどうなるでしょうかあ・・・。