高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

特別交付金

2021-07-22 16:26:29 | 日記

放射性ゴミ最終処分場づくりは国の基本政策となっています。 原発を止める止めないにかかわらず、すでに核燃料廃棄物は膨大な量を抱えている日本であり、プルトニウムの再処理システムもすでに見通しの立たぬことになっています。すでに青森で保管されている物質も国は青森から移動させるという約束もしていますし、廃炉となる原発からも膨大な高レベル放射性物質が出ることは避けられません。 それらは最終処分場(国は燃料棒だけだとは言っていますが、)に地下埋設されるのは、ありとあらゆる廃棄物が持ち込まれることは、容易に想像できます。

その処分場への(事実上の)誘致にわが町(黒松内町)の隣町寿都が名乗りを上げたことはすでに全国から注目を集めています。 処分場決定へのプロセスは三段階あって、まずは処分地に適切であるかを過去文献から調査する文献調査から始まります。これをクリアーすると、実際にボーリングなどをする調査、さらに建設設計が妥当かと調査することになっています。 国は処分場を造ることが絶対国策としていますから、名乗りをあげたかぎりは絶対に手放さいでしょう。

この第一段階の調査を受け入れるだけで特別な交付税が地元に付加されます。その額はなんと2年間で最大20億円です。しかし、その全額が当該町村にあたるわけではなくて、最大5割であり、残りは近隣町村に交付される枠組みになっているのです。 文献調査を同じく受け入れた神恵内村の隣接3町村は交付税を受ける決定がなされました。 寿都町に隣接する、我が黒松内町、島牧村、蘭越町については、8月4日に協議会が開かれることになったとの報道がありました。 協議会とは、どうも各町村長が集まって交付税を受けるか否かを協議するらしいのですが、これまた町村長の専決事項なので、下手をすると寿都町のように明確な民意が反映されないこともあり得るのです。

幸いにして、3町村ともに、核ゴミ受け入れ禁止条例を創った経緯がありますから、議会を無視してまで町長が専決することはなかろうかと思いますが、当町の知り合いの議員さんに尋ねたら、「拒否するとは思うが・・、ことは政治ですから、なにがあるか余談はゆるさない・・」との回答でした。

要望書なりを文書でいち町民として、役場に出しておこうかな・・・。

それにしても、札束で顔をなでるような国のやり方に憤慨だ!!!

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一転して涼し。

2021-07-22 11:03:37 | 日記
暑い暑いと書いた翌日の橋7月22日は、ここ黒松内は朝から避暑高原のように爽やかに涼しいです。
 
 黒松内町は南に太平洋、北側に日本海に挟まれて、太平洋側を源流とする朱太川が流れています。 その距離は直線で20数キロしかありませんが、ということで、山に囲まれた(極端に言えば、土管を半分に切ったハーフパイプ状の地形で)黒松内亭地帯と呼ばれています。
 
太平洋側は北からながれてくる寒流の親潮で、日本海側は南から流れてくる暖流の対馬海流の末端にあたります。なので、日本海側の空気は暖かく上昇するので、そこへ南側から冷たい空気が流れ込むといった地勢になっているのです。ここから出て、倶知安・ニセコや岩内へ車をこ一時間も走らせると、ギラギラと真夏の太陽に照りつけられており、「あっ、やっぱり真夏じゃん!」と驚かされることもあります。



もう既に、全国的な話題となっている、放射性廃棄物・いわゆる核ゴミの最終処分場建設への調査が、当黒松内町の隣町寿都町と車で1時間程離れた神恵内村で始まっています。 この調査を受け入れるだけで20億円と言われる交付税は補助されるのですが、その全額が当該町村に落ちるのではなく、半分は周辺町村に配られる仕組みになっています。 神恵内村周辺の3町が交付金を受ける名乗りを上げました。もともと泊原発がある地域ですから、原子力に精神的な免疫をもっているのでしょう。すんなりと決まったようです。  寿都町の隣町である黒松内町、島牧村、蘭越町ではそれぞれ核ゴミ受け入れ拒否の条例成立がされた(準備されている)ので、まさか、受け入れることはないでしょうが、8月4日に交付を受けるか否かの協議会が開かれるそうです。たぶん、各町村長と議員さんが参加して意思表明されるのでしょうが、ここにも民意を問うての会合ではなさそうです。 黒松内町の拒否決断を断固望むしだいです!!

 
オリパラ開催のために祝日が移動されて、今日から4連休なのですね・・、銀行に行って先ほど気がつきました。 2年前までの夏であれば、子ども長期体験村開催のために全国全世界からボランティアスタッフが結集し合宿生活が既に始まっていたのですが、コロナのあるなしにかかわらず、長期村は昨年からなくなっているので、森閑としている自然学校校舎で寂しいさがありますなあ・・。
 
代わりに、短いキャンプを複数回実施予定です。 今日から2日間の水キャンプ。募集人数も10名ほどでいつもに比べてこじんまりとはしていますが・・。 昨日までは猛烈に暑かったので、海川キャンプにはもってこいだったのですが、急に涼しくなっちゃって、海の気分ではないなあ・・。 とはいうものの、今夏はまだ海に入っていないので、午後はアタシも参加してこようかな・・。
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