高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

自殺が多い

2006-11-14 00:27:46 | 日記
雪が降りました。ちらついた日もありましたが、今日が黒松内の「初雪」でしょう。黒ねおす号(私の愛車ですが、看板しょってます)も昨日タイヤ交換をしておいてよかった、よかった。

◆エクスカーション
なんとも難しい横文字ですが、テーマにそった巡検視察旅行というのでしょうか。「森のようちえんフォーラム」に参加した栃木、岐阜、岩手、長野、登別からの6人が、自然学校を訪問してくださいました。 すっかりと冬枯れになった雪のぶな森を歩き、研修所で、キッチンまりこのお昼ごはんを食べました。 

森は、湿った雪でびしょびしょでした。週末のイエティくらぶで、子ども達と落ち葉遊びをしたかったのですが、この雪で濡れ落ち葉となり・・、無理だな。

◆内田さん逗留
長野の私立学校いいづな学園の理事長の内田さんがお泊り。無認可幼稚園を長年経営し、特区申請で私立幼稚園と私立小学校を立ち上げた方です。自然活動をベースとした特徴ある教育活動を展開しています。黒松内の学校の先生も交えて教育談義の夜でした。 教育機関の多様化・・・、私学助成を国や行政は推進して欲しいものだ。 

◆子どもの自殺
子ども達の自殺が続いています。校長まで自殺したとか・・・・。
親にも子どもにも先生にも教育委員会にも地域住民にも、「子どもは、決められた学校に、必ず行かなければならない」という呪縛があるのではないだろうか? 子どもは学校で学ぶ権利を持っています。そして、親は、その学ぶ権利を剥奪してはいけません。子どもに学びの環境を保障する義務があります。 でも、その学びの環境を子どものために選択できる権利は、こと公立学校では、ごくごく限られています。私学やフリースクールに通うには学資がかかります。子どもが学校を変わることは、制度的に開かれているものの、いじめられて苦しんでいる子ども達に対して、上手に運用できていない。 ここに悲劇が生まれる・・・・。


子どもの自殺率は、日本は世界でだんとつに高いらしい。
子どもが自らの命を絶つ原因は、社会のさまざまな問題が複雑に絡み合っている。
しかし、直接原因は、「いじめ」あるいは百歩譲っても、「いじめが、大きな原因のひとつである」と言えない、認めない、認めようとしない学校に 誰が信頼をおけるか!!

子どもが、いじめられて苦しみ悩んでいても、「学校に行かなくても(来なくても)いいんだよ」
と言う事は、たぶん・・・、学校・教師にとって、タブーなのです。教育者失格の烙印が押される、教育の放棄と見なされることなのです。「言ってはいけない」、学校教育者の呪縛なのです。これも悲劇が起こる理由のひとつでしょう。 しかし、「身の危険を感じる、自尊心を傷つけられる現状の学校に行かない」という選択は、子どもが自分の身を護るためのに必要なことです。 

 だから、親は、大人は、昨今の自殺ニュースを子どもと一緒に見たら、「苦しいときは、学校へ行かなくてもいいんだよ。」というメッセージを、言葉で、明確に子どもに伝えておくべきです。これは、我子が一見、何事もなさそうに見えても、伝えておいてあげたいメッセージです。

もちろん、勉強が嫌だからというのは、だめです。

*****
 私のこのブログを読んでいる子ども達も多いと思いますが、苦しいめにあっている子が、いたら・・、 話をしてね・・、私へのメールでもいいよ。(harusan@neos.gr.jp) 携帯電話だっていいよ。(090-3392-1683)
いつだって、相談にのるからね・・・。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森のようちえんフォーラム | トップ | うーんと唸りたい晩 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
子供たちへ (遠藤)
2006-11-14 20:15:28
おじさんの職場は病院です。
親がみんなと話をしたくってもできないのです。
だって、
そのときには死んじゃってるんだから・・。
みんなは、多くの人々から歓迎されて生まれてきました。意味を持って生まれたのです。それは何か?
一生かかって探そうよ。
takagyは手伝ってくれるよ。

 今日もそんな子供が来て去っていきました。
 悲しいです


返信する
みち… (こくわ)
2006-11-14 23:07:45
昨年、とても仲のよかった従兄が事故で死にました。馬が大好きで、本が大好きで、いつも優しいしゃべり方をしていて、おだやかな笑顔の男性でした。

従兄は、まだまだやりたいこと、見たいもの、行ってみたい所がありました。でもそれは本当に突然叶わなくなりました。

 死を選ぼうとするとき、ちょっとでいいです思い出して下さい。まだまだあなたの道は続いています。それはたくさんのキラキラしたものがちりばめられたステキな道です。

がんばりすぎていませんか?他に方法はありませんか?どこかで一休みしませんか?
返信する
同感!・・・ですが (fumi)
2006-11-15 00:08:46
こんにちは、たいへんご無沙汰しております。
毎日子どもたちと楽しく過ごしています。

いろいろな道を経て教壇に立つ今、
最近のニュースを見ながら、高木さんのおっしゃることに同感しております。
子どもにとって危機であるときに、何が基本か。ぶれが許されないというか、生きる道の幅がせまいというか。もっとゆったり、たちどまったり寄り道したり、深呼吸したりしていいのに、と思います。
そういうこころのほっとする居場所が、ないのかな。

だけど、もしクラスの子にいじめられる子がいたら。
「学校に来なくていいんだよ」とはそうそう簡単には
言えないなぁ。これが対応を遅らせるのでしょうか。
ただ、ことが起こる前でも後でも、
対話、コミュニケーションあるのみ、と思います。
親も教師も。子ども同士も。どこも一方通行でなく。

子供のケンカに親が出る、こういう場面も少なくありません。簡単にはいかない人間関係。だからこそ、
常日頃から風通しをよくしておくこと。
安心できるあたたかい関係・雰囲気を作ること。

子どもにとって、ひとつでもそんな関係があれば、
最悪の事態までには至らないのではないでしょうか。

と、思いはあふれるばかりです。
明日は一日どんぐり拾い&秋探しで裏山に入ります。
子どもの感性はすごい。楽しみ!
突然、失礼しました、おやすみなさい~☆
返信する
Unknown (takagy)
2006-11-15 22:35:38
fumiさん  元気そうでなによりです。
子ども達とたくさんコミュニケーションしてくださいね。

 そちらにいったら案内してくださいね。
返信する
ありがとうございました。 (konno)
2006-11-16 00:02:16
はじめてコメントいたします。
エクスカーションに参加させていただいたkonnoです。
ブログやHPで拝見して、すごく行ってみたかったぶな林をtakagyさんにご案内していただいて、すごく嬉しかったです。
ごはんもすごくおいしくて、かぼちゃのお料理は早速まねをさせていただきました。
ありがとうございました。



私がいじめられた時、いつもは何があっても「学校に行け!」と厳しい母が何も聞かずに学校を休ませてくれました。1日だけでしたが。その1日で私は救われました。
自分の子供にもそうですが、いろんなことに「気づく」事ができる人になりたいです。


お邪魔いたしました。

また、黒松内に遊びに行きたいです!
失礼いたしました。
返信する
昔はいじめはなかった (もりかとかずちかのちち)
2006-11-16 21:57:36
同級会の一こま。昔はいじめはなかった。と、おおいばりでうそぶくやつら。
そりゃ、そうだ。あんたらをいじめるようなやつらがいたら顔を見てみたいものだ。いじめにいじめまくっていたやつらが「いじめはなかった」という。この間、ラジオでも同じことを言っているやつがいた。
ふざけんじゃねえよ。おら。おら。おら。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事