2010.2.4(木) 晴
以前に浅原(あずら)についてアサ、アシ、アソは朝鮮語で鉄を表す旨書いていた。(09.11.12参照)アソなどが崩壊地形を指すと言う意味もあり、浅原がどちらを意味するか不明ということにしていたが、私自身は鉄の産地あるいは加工地であると見ている。
葛禮本神社から谷を望む、山の向こうは和知である。
これはもちろん古代のことであって、文書や言い伝えが残っているものではない。根拠となるものは葛禮本神社の祭神が金山彦命であること、その神社があるのが中風呂という地名であること。その他小字に夕船、浅大谷など金属、金属加工を思わせる地名があること。岩の元、分水という地名も気になっているのだが、目下調査中である。地名については地図サイトで探しているが、総ての小字が載っているわけでなく、ましてや山間部の小字などは地元の人でも解らなくなるような地名もあるようだ。今のうちに住居表示や登記上の地名を調べておきたいと思うのだが、いったいどのようにしたらいいのか困っているところである。
浅原の葛禮本神社社殿横にぶら下がっている奇妙な筒、一体何をするものだろう。
また、近世においても重要な木炭の産地であることも大切である。最終的な証拠となると、鉄滓が発見されることだが、フィールドワークにでられるのは何時になるだろう。
そんな時、倉敷雑学講座という倉敷市浅原の地名考証をするサイトの記事を見つけた。倉敷市浅原は倉敷ICの北に拡がる地域で、吉備の古代の鉄産地である。どんなところかなとネットの地図を開いてみるとまさしく金属地名のオンパレードである。まず安養寺から浅原峠を向かうと総社市となり軽部山、軽部がある。その西に高梁川があり、自転車旅行で通過したところで、なつかしい。浅原の南、山陽自動車道を越えたあたりに菅生があり、その南東には別府がある。菅生は菅坂同様、菅が鉄を表す言葉と思われる。菅生から国道429号線を北上すると水別と言うところがあり、西に由加山という山がある、これなんかなんとなく金属の臭いがするのだ、、、。いずれにしても古代鉄の主産地であるだけに、研究者には涙の出るような金属地名が並んでいる。つづく
今日のじょん:朝の散歩時にえづいて、吐いてしまった。こういう日は家から出たとき一番に、イネ科の草をかじりにゆく。吐くときも人間と同じようにしゃくり上げるようにして吐くので痛々しい。必ず二度吐くのが何とも律儀な感がするのだが、どうも前夜の食べ過ぎ、あるいは慣れないものを食した時などにあるようだ。 そういえば夕べは節分で、豆を数え年分食べさせたっけ。じょんはうち!