2010.2.15(月)雨、曇
宇高フェリーが廃業することが新聞に載っていた。今から四十数年前、高校一年だったか二年だったか、わたしの初めての一人旅は四国一周である。周遊券が2,7000円だったろうか、一週間の貴重な体験だった。スタートは宇高連絡船で、高松に降り立ったとき、凄く緊張したことを憶えている。自転車旅行の際には高松から宇野に渡った、これが最後の宇高航路になるとは思っても見なかった。
思い起こせば三年前の今日、丸一日沖縄航路の船上にいた。自転車旅行後半戦のスタートであった。思えば初めて宇高航路で四国に渡って以来いろんな島を訪れた。沖縄、石垣島、竹富島、屋久島、利尻島、礼文島、宮古島、小豆島、淡路島、奄美大島、伊是名島、佐渡、伊江島、伊平屋島、久高島、徳之島、船で一晩かけて行く島もあれば、渡し船でちょいと渡る島、いろんな島に行ったけれど、船の旅はワクワクする。橋でつながったり、飛行機で行く島に は魅力が沸かない。
悪石島遠望、佐渡島、伊江島
2007年の今日、船室でゴロゴロしながら本を読んでいた。他になすすべもないから本を読むしかない、こんな時間がもっともっとあって、読みたかった本を総て読めたらなあとさえ思う。沖縄に行く船で見るものはそんなに無い、トカラ列島は最高のプレゼントである。帰りには寄ってみようと思いつつ果たせなかった。悪石島なんて魅惑的な名前だ。この列島だけは寒い甲板に出て眺めていた。
島の旅は例えそこが近くであっても、隔絶感があるわけだ。なんか遠くに来たような、異文化の国に来たような、妙に郷愁を誘う何かがある。今回の旅で小笠原列島、伊豆諸島、トカラ列島、壱岐に行かなかったのがなんか心残りである。そして船の旅も、3,40年前とすっかり変わっているのが寂しくもあった。
運天港(沖縄)、徳仁港(久高島)、亀徳港(徳之島)
【作業日誌 2/15】
ドッグランど看板作製
今日のじょん:相変わらずの固まりじょん。随分ましになったとはいえ、固まったままジッとしている。きっかけを与えると普通に動きだすのだが、、、、、。