2010.2.23(火)晴
今日も河原で砂鉄を拾う。大きい粒子が欲しいものだと、それらしい石に磁石を当てて行くが一向に反応しない。砂が溜まっているところで適当に混ぜるのが一番確実だ。先日同様黒い砂状の粒子と1cm程度の小石がびっしりくっついてくる。持ち帰って磁石から外し、観察する。なんか少年時代のワクワクする気持を思い出す。黒い小さな粒子は理科の実験で砂から取り出した針状のものとは明らかに違い、円い粒子である。それより大きい2,3mmの粒は黒色だけでなく茶色、赤色等の石も混じっている。そして最も大きい2cmぐらいの粒は緑と白の紋状になっており、その間に黒っぽい粒子が混じっている。ここに来て鉱物に対する知識の無い自分に気付く。博物館で嫌というほど鉱石を見てきたし、ついこの間の大江町鬼の交流館でも河守鉱山の展示があり各種の鉱物を見てきたのだけれど、実はちっとも頭に残っていないわけだ。人間、関心の有る無しでこうも見方が違うものかと感心する。鉱物についてはいづれ勉強するとして、これらの砂鉄や粒子はどこから来るのだろう。上林川の上流域にあることは間違いないが、どういった形で存在しているのだろう。これは興味ある問題である。
20日、最初のサンプルを採取したところ、念道橋上流100m、右岸の河原である。
河原にある石に磁石を近づけても一向に反応はなかった。上林特有の赤い石、チャートというらしいが、この石も全然反応しない。庭に転がっている石はどうだろうとひとつづつチェックする。味噌石といわれる粘板岩や砂岩は問題外のようだ。工事のため運び込まれた砕石などの黒い岩の破片も問題外。この地は上林川の河岸段丘であり、鎌谷(じょんのび谷)の扇状地でもある。土の中からとんでもなく大きな石が出てくる。小さなものは砂岩が主だが、大きなものは水成岩らしい、例の赤いチャートも出てくる。これらにひとつずつ磁石を当てて行く。反応もなく、諦めかけた頃、掘り起こし途中の大きな石に磁石が吸い付く。50cm弱の大きな石だ。見た目は堅い水成岩のようだが、一部が欠けて、錆のように茶色くなっている部分に磁石がくっついている。石のどの部分でもくっつくというわけではない。割れた断面あたりと、その下の部分だけがくっついている。なにか宝物を見つけたような嬉しい気分となる。そしてその後、河原から持ってきた赤いチャートの割れた石にも鉄分のあることが判明、これは10cm程度か。
庭の石も鉄分を含んでいた、磁石がくっつく様は感激もの。
続々と出てくるので、不安も感じる。なにも上林だけでなくどこにでも鉄分を含んだ石なんて出てくるんじゃ無いだろうか。観察を続けることが大切、どんな結果が出てくるか楽しみでもある。
【作業日誌 2/22】
椎茸柵作り(ネット張り)
今日のじょん:天気が良いのでドッグランに連れて行こうと思う。ネットで調べると日吉の府民の森は3月いっぱい閉鎖のこと。同じく「おかげさんで」さんも火曜日が定休だとのこと。やむなくホノホノさんにゆく。マック隊長もマウイちゃんも冬太りだって、、、、。じょんは大喜び。 初めて一人で自動車に飛び乗れるようになった。