晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

山椒の醤油炊き 6/15

2010-06-15 | 食・レシピ

2010.6.15(火)雨

 昨日から木小屋の増築とドッグランどの柵作りが乗ってきたので、きょうは一日作業にあて、少なくとも木小屋は完成させようと意気込んでいた。近畿南部は雨模様だが北部は曇でなんとか持ちこたえそうな天気予報だったが、思い切り激しく降ってきて意気消沈、やむなく山椒の残りで醤油炊きでもすることにした。
 実はこの醤油炊き、私の大好物で亀岡の加舎の里カントリーに行ったときは瓶詰めを買ってきて食べていた。家族の誰も食べないで、一人で食べていたので、それほど万人受けするような食べ物でもないらしい。夏の食欲のない時にこれでお茶漬けすると最高、暑さも吹っ飛ぶ辛さである。
 さて、先日ご案内の冷凍による山椒のへた取りであるが、これが成功したら画期的な方法である。ワクワクしながら冷凍庫から取り出す。しっかりと凍っていて、これを手でもんだらあのへたがぱらぱらと取れるはずである。冷たいのを我慢してもみ始める、ん、手のひらにゴミや葉っぱはくっつくのだが、肝心のへたというか茎というかあの細いのは一向に取れない。何度やっても同じなので、遂に諦めていつもどおりぷちんぷちんと手で取ってゆく。そりゃあそうだわなー、山椒関連のブログを見たら、みんな夜っぴきで娘と一緒に取ったとか丸二日こればっかしやったとか、へた取りの苦労話でもちきりだ。簡単に取れる方法があったら、とっくにみんなやってるはずだ。
 二個の実がくっついてるのは許容範囲、だんだん甘くなる規準に苦笑しながら取ってゆく。約二時間ようやくとれたと思い、先日のちりめん山椒の残り、これは冷蔵庫に保管していたのだが、100gほどあったので一緒に混ぜる。するとだ、冷蔵のものは鮮やかな緑色で、冷凍のものは黒く変色している。醤油炊きなので色は関係ないと思うが味の方はやや心配、やっぱ冷凍はよろしくないように思う。Img_4740
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左はカチンカチンに凍った山椒。
右は冷凍、冷蔵を混ぜたところ。右端の緑の鮮やかなのが冷蔵もの。


美味しいか否か解らないが、来年の参考のためレシピを残しておこう。
材料
山椒の実 220g
酒      大さじ2杯
濃口醤油 大さじ2杯
三温糖  大さじ1杯
みりん   少々

(1)蓋付き鍋に酒を入れ、煮立たせる。
(2)火を止めて山椒を入れる。Img_4743




(3)醤油を入れて、弱火で一時間ことこと炊く、このとき蓋をしたままにしておく。
(4)炊けたなと思ったら三温糖を入れて、ひと煮立ちする。
(5)ちょっとみりんを加えてひと煮立ち。Img_4744

炊きあがったら、冷まして保管。すぐには美味しくない。


(6)冷まして、熱湯で消毒した瓶に入れ冷蔵保管する。ある程度日にちがたったものほどおいしい。

 先日も書いたが山椒の炊き方ほど、千差万別のレシピもない。どうにでもなるという簡単な調理なのだろう。上記の分量も随分適当にやってみた。これで美味しい醤油炊きが出来上がると保証するものではないので、念のため。

【作業日誌 6/15】
木小屋増築工事(ちょっとだけ)
山椒醤油炊き

今日のじょん:かみさんが出かけたので、おとーと二人で留守番となった。しょぼんとして気の毒なぐらい。帰ってきて車の音がしたら、もう有頂天で尻尾ちぎれんばかり、二人で出かけてじょんだけ留守番しているときはどーなっているんだろう。「あっおかーが帰ってきよった」     Img_4747


 

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新聞は面白い 6/14

2010-06-15 | 日記・エッセイ・コラム

2010.6.14(月)曇

 倉庫を整理していたら、新聞切り抜きのスクラップブックが8冊出てきた。その時々に新聞の興味ある記事を切り抜いていたのだが、さりとて後で読み返すこともない。そのくせ後でおいとけば良かったなあと思うこともしばしある。やっぱり切り抜きを保存しておこうか。切り抜きをしてもスクラップブックに貼らないといつか無くしてしまうものだ。
 先日京都新聞社の方々と会う機会があったので、その際に聞いたことなんだけど、近年新聞の購読数がかなり減少傾向だということだ。かつては全国紙と地方紙の両方を購読している家庭も多かったが、経済状態の悪化によって、一紙のみとする家庭が増えているが、そういうことではなく、新聞そのものを購読しない傾向が拡がっているということだ。新聞そのものに興味が無い、購読料がもったいないというのも多いそうだが、インターネットの普及によって新聞は不要だという考えも増えているそうだ。確かにニュースはテレビやインターネットで充分に知ることが出来る。実際に私自身も新聞のニュース欄など読むことはない。既に知っていることばかりだからだ。
 しかし新聞の真の値打ちは今やニュースではない。例えば讀賣新聞の今日の紙面を見ると国際、経済、文化、環境、スポーツ、歌壇・俳壇、家計、家庭、科学、小説などニュース以外の記事、あるいはニュースの解説といった記事がある。これら一方的に毎日送られる情報こそ新聞の値打ちではないだろうか。
 今まで読んだ新聞は、毎日、朝日、日経、産経、赤旗、京都、讀賣、あやべ市民新聞、京都民報である。はじめておぼえたひらがなは新聞で、「きんぴらごぼう」という味の素の宣伝であった。これは小学校に入る前であり、小学校3,4年頃だろうか、早稲田大学山岳部の連載記事を読んで、アルピニズムというものに憧れた。強烈な印象があるのは、ベトナム戦争初期の僧侶の焼身自殺である。戦争の意味など何もわからなくて、新聞記事を見てなんでそのようなことが起こるのか不思議であった。ベトナム戦争の終結、いわゆるハノイ陥落は大学時代で、その時のニュースはもっぱらテレビであった。Img_4739
 小屋の中からスクラップブックがでてきた。

 現在は讀賣新聞を購読している。別にジャイアンツのファンと言うわけでないし、社の思想的傾向も好きではない。ただ、記事としては面白いし、読みやすい。今一番気に入っているのは、「古里こんな王国」という記事である。各都道府県の意外な日本一を紹介しているのだが、その内容が面白い。
 6月8日の記事は新潟県で、神社の数が日本一ということだ。これだけなら低俗なクイズ番組でもやってることだが、その理由が、明治の後半に行われた神社の統廃合である合祀政策に県が消極的であったこと、明治時代には人口も日本一だったということである。神社の数は新潟、兵庫、福岡、愛知、岐阜の順だそうだが、明治時代の人口(明治21年)は新潟、兵庫、愛知、東京という順だそうだ。これって眼から鱗って感じだ。
 今日の主役は鹿児島県で、金の産出日本一という記事だ。菱刈鉱山という鉱山が年間7.5トンを産出し、日本のほぼすべての産出をまかなっていると言うことだ。佐渡金山が400年かかって掘った金を12年で産出したという驚異的な数字だ。金属について勉強しているつもりでも、今現実に起こっていることを知らないもんだ。こういう新聞の情報は何時、どんな分野で、どんな内容で出てくるか解らない。インターネットのようにこちらから要求する情報でなくて、何が出てくるか解らないおもちゃ箱のような情報がとても楽しく思える今日この頃である。Img_4738

興味ある記事は切り抜きに。
村上さんの持ってきてくれる京都新聞の記事も面白い。

【作業日誌 6/14】
ドッグランど柵作り(5柵目)
木小屋増築(桟渡し)
材料の塗装

今日のじょん:メーとサチが遊びに来た。メーはしょっちゅう来るので仲良しになってきたが、サチは久しぶりなので吠えられていた。ドッグランどが出来たら毎日来てよね。Img_4735 Img_4737
最近はメーの方が積極的、サチはおひさしぶりこちゃん。

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