晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

サンドラ岩始末記(3) 5/5

2011-05-05 | 歴史・民俗

2011.5.5(木・祝)曇

 何が気に入らないって、あれだけ丸山(生守岳)の斜面を這いずり廻って、「上林七里野」に載っているサンドラ岩が見つからないのだ。この岩を見つけるために再度登ってきたのに、見つからないでは意味がない。掲載されている岩はきれいな節理で、節理の面が上を向いているのだ。この岩を探すべく本を持参して、出発前に二人で確認してから登っているのだ。しかし節理の面が上を向いた岩は見つけることが出来なかった。節理は極一部のものが横を向いている、いわゆる俵の横腹を見せているものがあったが、それ以外は正面を向いている。釈然としながら下山し、家本さんの宅に挨拶に寄った。田植えの時期とてご主人は不在だったが奥さんがおられて、色々話を聞く。お墓のこと、製糸工場があったこと、神社の事、越してこられた橋本さんのこと、獣害のこと、そして丸山のことなどである。丸山が宗教的な意味を持っていなかったか尋ねたがそのようなことは無かったという。Img_2714
 
この小唐内に製糸工場があったとは、、、それで鬼の岩屋に繭玉を保管しようという話が持ち上がったわけだ。


 最も気になったことは、前回の丸山登山についてサンドラ岩の案内役を引き受けたにもかかわらず上手く案内できなかったと悔やんでおられるということだった。
 帰宅後、Myあやべというサイトや「上林七里野」、それに撮ってきた写真を見比べて検討する。Myあやべは廃村生守村について詳しく調査され、文献についてもよくぞと言うぐらい多くの文献を発見しておられるし、現地調査も何回も重ね、自らの眼で確認するという姿勢が見られる。サイトは、その文を読んで写真や動画を見ればいまさら行く必要もないぐらい丁寧に編集されている。ただ、難点はどこの誰が作っておられるか不明なことだ。
 このサイトにサンドラ岩を探索される記事が載っており四枚のサンドラ岩の写真がある。筆者は「さんどら岩」らしき岩というふうに書いておられるが、謙虚な態度であり、敬服する。わたしなら「これがサンドラ岩だ」と書くだろう。それはともかくそのうち二枚が「上林七里野」に掲載されているのだ。樹木のアングルや葉の付き方で同一の写真であることが解る。ということはサイトの管理者と七里野の編集者が同一人であるか、あるいは画像を譲り受けたかということである。問題は七里野に掲載されている画像が90度回転していることである。よく見ると木の生え方、苔の付き方でサイトの写真が正当であることが解る。つづく
Img_2859
左下が問題の写真。


【作業日誌 5/5】
ベランダ塗装終了
草刈り、2回目

今日のじょん:朝の食事が終わって席を立つと、すかさずおとーの席にきて寝ている。一日中ほとんどそこの場所で過ごしているが、夕食前ふと見ると席の端に座っているのだ。これからおとーが食事をとるために座ることを予測していたとしたら、これは凄い。Img_2858 
 

コメント (2)
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