晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

芝生大作戦’11  7/3

2011-07-04 | 違いのわからん農学士

2011.7.3(日)曇

  今夏の草刈りはもう五回目を数えている。ついでに芝生のスギナやタンポポなどを刈っていたのだが、芝そのものはまだまだと思っていた。ところがここ一週間ほどで急激に伸びている。昨年はどうやったかなーと作業日誌を覗いてみると、なんと6月24日に初刈、草刈りはその時既に四回目とか。てなわけで昨日から芝刈りを始めたのだが、チマチマやってるとうっとうしいので店をかみさんに任せて一気にやっつけてしまう。といっても長いところでは20cmを越えているので電動芝刈り機ではてこに合わない。由良川の堤防刈ってる馬力のありそうなの欲しいなあ。
 自分の庭の芝を芝刈り機で刈るなんて、なんとなく憧れる光景だと思われるだろうが、30坪もあると楽しい庭仕事ではなくて業となる。それでも刈り終わった後は、最高の自己満足とでも言おうか、イライラしていた長髪をすっぱり丸刈りしたような、合宿が終わり半月振りに風呂に入ったようななんとも爽やかな気持ちになることは請け合いである。Img_3245
 
刈り終わりは茶色いが数日で緑に変わる。


 刈り終わると肥料を撒くのだが、以前のように割合を計算して肥料の量を出すのではなく、適当にばらまくだけという感じだ。施肥のあとは水を撒くのだが、これもそのうち雨も降るだろうと手抜きする。こんな感じで付き合ってないと芝生の奴隷になってしまう。
 芝生広場以外の芝だが、一昨年手間と資本をかけて蒔いたムーンライトSLTは昨夏の猛暑に全滅し、榎木の日陰部分に無精髭のように残って居るのみとなった。洋芝は諦めて、意外と頑張っているのがじょんのび坂の様に広がって困った芝を片手間に千切って張り付けたものだ。やはりこの方法で拡げていくのがベストらしい。
 もう一つはドッグランの所だが、堤防の野芝を手のひらほどの大きさに千切ってきては張り付けていたら、なんの世話もしないのだがしっかり根付いてきた。芝生はあまり構えないで、てきとーにやることが成功の秘訣のようだ。
 芝刈りのついでに白樺のチェックをする。一本枯らしただけに要注意だ。こんなの初めてというくらいでかい尺取り虫が着いている。強烈保護色だ。もう一つコガネムシの小型みたいなのが葉っぱについて、レースのようになっている。こいつ等天敵の写真を撮っていて、白樺の実発見。実に可憐な実がいっぱい着いている。なんとか発芽させたいが難しいかなあ。Img_3246 Img_3247 Img_3248



【キヌガサタケ情報 7/3】
第6号、不発2本
場所はいつもと同様で木小屋の西だが、先日紹介の天敵虫が既にレースの一部を食っている。朝は一匹だったが、昼頃には4匹たかって蚕食している。
 その手前に第2号を収穫した際にくっついていた壺2個を埋め戻したのだが、その2個が出てきた。ところが一個は上下逆に戻したようで逆立ちして育たず、もう一個は卵の時に踏んづけて破れていたので、これも伸びきらなかった。この二つは不発弾で号数に入れないものとする。Img_3237Img_3238
既に虫が着いている6号。
左のは上下逆、右のはグラバも出来ているが踏んづけられて成長できない。

今日のじょん:今日は久々にユキちゃんが来て機嫌が良さそー。Img_3243   

おかーと散歩から帰ってきたところ。

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シデの山地名考(4) 7/2

2011-07-04 | 上林地名考

2011.7.2(土)曇

 (7)つんど
 つんどはみとの上方、稜線よりの地域である。実はこの「つんど」が最も難関で、皆目見当が付かない。地元の方に聞いたら「そりゃあ、○○のことやがな」ってんでけりが付くのかも知れないが、ここはいちばん自力で考えてみよう。つんど畑という地名をどこかで聞いた憶えがあるのだが、どこだか思い出せない。きっとどこかの山だろうと思うのだが、実は気のせいかもしれない。思い出せたら解決するような気がするのだが、思い出せそうにない。恥を忍んで考証してみよう。
 「シデの思い出」の中では地図には「つんど」、文中には「ズンド原」と表現されているが、これは「つ」→「づ」→「ず」と呼びが変化したもので同一のものである。
寸胴(ずんどう)は胴体が寸法的に変化のない様子を表し、鍋などに使われる用語で一般的なものだが、シデの山のつんどの地形とは無関係のようである。
 古語辞典に”つんど、ずんど”で非常に、よほど、全然などの副詞、手際よくする様などがある。しかしこれも地名になりそうな言葉ではない。
 ここで方言辞典が登場する。方言というのはその地方に特別な言葉であるが、私は全国的とまでは言わないが、ある程度普遍的に使われていた言葉が他の地方では消え、特定の地域に残ったというものだろうと考えている。だから東北や九州で生き残っている言葉もかつては丹波でも使っていた言葉かもしれない。
 ”つんだ”山の頂上(与謝郡)、”つんぶり”山頂、峰(佐渡)、”ずんど”方角(滋賀県蒲生郡)、”すんごむ”沈む、もぐる(愛知県知多郡)、”ずんごむ”陥る(与謝郡)などこれ以外にも多数の候補が出てくる。

 しかし”つんど、ずんど”と言った名詞からは納得のいく言葉が見つからず、「つんど」の「ど」を「と」と同じく「ところ」という意味に考えると、「つん」「ずん」が問題になる。つんところ、つまり「つむ処」と解釈してはどうだろうか。「つむ」は積む、摘む、詰むが考えられ、茅を積む、山菜を摘むなどがいかにもシデの山らしいが、私は詰むを考えたい。将棋をする人は、詰む、詰みとはよくご存じだと思うが、最終、もう行きようがないというような意味があるのではないか。そういう意味で登っていって最終の処、つまり山頂、山稜を表しているのではないか。方言に言う”つんだ””つんぶり”が山頂を表すのも同意だと考えるのである。
 「つんど」は和知との境をなす稜線につながっているばかりでなく、その稜線上に693mのピークを持っているのである。つづく

【キヌガサタケ情報 7/2】
第5号 場所木小屋の西、これまでと同じ所である。地面が竹の切りくずで覆われているため素直に成長できない。収穫時、泥で汚れたので水洗いして乾燥したが、溶けたようになってしまってうまく行かない。水洗いは厳禁。Img_3233

 


【作業日誌 7/2】
芝刈り(1-1)Img_3241

北半分を刈って肥料を撒く。伸び具合がよく解る。


今日のじょん:最近とみに吐くようになっている。虫さされが多く、舐めているので毛が口に入り、やがて毛玉を吐くという悪循環のようだ。どこのワンちゃんも同じような状況らしい。

 

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