2012.4.18(水)快晴
朝夕は寒いくらいなんだが昼間はずいぶん暖かくなってきた。年がら年中こんなだといいのになあと思わせる日和である。先日出てるかなあと言ったコゴミを見に行く。いやいやしっかり出ているぞ。かといって毎日たらふく食いたいものではない。季節を味わいながらちょこっと戴くのが山菜の醍醐味だろう。
じょんのびに来たら教えてあげる。
コゴミが出てるんだからと他のものもどうだろうと点検する。タラの芽も順調に出ている。タラの芽の天ぷらは絶品の味だが、我が家では天ぷらをすると臭いが残りコーヒーの香りに影響するので控えているのだ。休みの日に屋外ででもやってみるかな。
じょんのびに来たらあげる。
ツクシはもう旬を過ぎているみたいだが、スカンポは良い感じで出てきている。じょんのび谷の土手にはそれは見事なスカンポができるのだが、どうも食指が動かない。谷を眺めていると堰堤の下にワサビが一株育っている。元々そこには無かったのだが上流から流れてきたのが着いたのでは無かろうか。実は堰堤の上に大きな株があったのを一昨年小分けにして植えつけたのである。ところが猪が出没して、ワサビを食べるわけでは無さそうだが掘り返してしまい、ほとんど絶滅状態になりかけていたのだ。おそらくその一株が流れ着いて育ったのかも知れない。何となく嬉しい気分になり、またもや増やしてみようという気になってきた。
もしやと思いもうひとつ上の堰堤に行くと、三年前に三和町の谷から取ってきた株が元気に育って増えている。久々にワサビのおしたししてみるかな。
ここはイノシシ来ないので増やしてみるかな。上の方はフキ。
そして極めつけはギシギシの芽である。タデ科ギシギシ属の羊蹄(ギシギシ)という名称だそうだが、小さい頃は牛のスイスイと呼んでいた。名のとおり牛が好んで食べていたが、この化け物のような草が食べられるとは知らなかった。先日店に来られたお客さまに教えてもらったのだが、この時期に出る芯芽の部分を食べるそうだ。この草なら府道側ののり面にいくらでもある、おそろしく繁殖して困っているぐらいだ。葉や茎は不気味なほどでかいが芯芽は軟らかくて5cm程度の可愛らしいものだ。オカジュンサイと言われるようにヌルヌルしていて摘まんで切るのは至難の業だ。はさみで切るべしと言ってお客さまは沢山採って行かれた。いやあいろんなものが食べられるんやね。
今日のじょん:阪田さんに中国土産の上等な紹興酒をもらった。八年物の紹興黄酒なるもので度数は10%とマイルドなものだ。実に10年ぶりぐらいの紹興酒だが、やはり香りが良い。じょんも盛んに臭いでいた、どうやらいけるくちらしい。