2012.4.21(土)曇
さてわたしの思惑が杞憂であって、節電などの努力をしても電力が不足する場合どうすべきかというのは悩ましい問題である。
わたしはこの場合再稼働やむなしという考えである。停電はそれが計画的なものであっても突発的なものであってもあってはならないことである。
政府は脱原発の方針を持っており、今夏にも法的な提案をするというのが今朝のTVで語られていた。緊急避難として再稼働をするとしても、やがては原発を無くし、安全な発電に切り替えるという方針がなければ駄目だ。その間に原発の事故に対する安全策、使用済み核燃料の処理方法が確立されれば原発の稼働というものは大賛成である。
これが原発30Km圏内に居住するわたしの端的な意見である。
残念ながら現在の政府が脱原発の方針を貫くとは思えない。大飯原発の再稼働をテコに全国の原発を稼働させようというものだろう。夏期には脱原発の指針を云々という言葉を一体誰が信ずるだろう。嘘ばかりついてきた狼少年政府を信ずる国民はいない。狼少年はいたずら心の嘘だったが、現政府の嘘は悪意としか思えない。
今日本の電力行政について一番やらなければならないことは、原電推進の反省である。安全性が確立されていないことを知りながら、利権に溺れて原発を推進してきた、政府、地方自治体、地元の首長、議員、町内会の役員、業者に至るまで原発推進を標榜してきた人々の反省の言は未だに聞いたことが無い。原発事故の直後にニュース映像の中で、現地の業者の一員が、「わたしは住民を騙していました。申し訳ありません」と涙を流していたのを見ただけである。
例えば東北の被害に遭った自治体の長にしたってそうだ、自らも被災し避難を余儀なくされ、被害者として政府にもの申しておられるが、その前に自らが原発を容認、推進してきたことを公に反省、表明すべきである。それが原点であると思うし、それが見られない以上、脱原発の方向に日本が進むとは思えない。この項おわり
【作業日誌 4/21】
予告看板描き
畑草引き
豌豆支柱立て
今日のじょん:自慢のハナモモが満開なので記念撮影する。その他の花も満開なのでご覧あれ。今年の花は冬が長かったせいか数が少なく咲いている期間も短いように思うのだが、、、。