マフィアなどの組織犯罪について匿名で告発するイタリア語サイト「マフィアリークス」が始動し、注目を集めている。
沈黙を強いられがちな被害者や、組織の内部関係者から情報を募り、組織犯罪の撲滅につなげるのが狙いだ。
サイトは5日に開設。コンピューター専門家ら数人がサイトを運営するが、報復を避けるために身元を明かしていない。情報は内容に応じて捜査当局や被害者支援団体に転送される。情報は暗号化されてサイトに届くため、提供者の匿名性は守られる仕組み。
伊内務省の推計では、組織犯罪による収益は年間106億ユーロ(約1兆4000億円)。だが、捜査機関とマフィアの癒着への懸念や報復への恐れから口を閉ざす人が多く、犯罪情報の収集は困難とされる。マフィア捜査に詳しいジャーナリストのアントニオ・ニカーゾ氏(49)は「『沈黙の壁』がマフィアを守ってきたと言えるので良い試みだ。しかし、偽の情報が寄せられる恐れもあり、情報の扱い方が重要になる」と指摘している。サイトは、https://www.mafialeaks.org/
沈黙を強いられがちな被害者や、組織の内部関係者から情報を募り、組織犯罪の撲滅につなげるのが狙いだ。
サイトは5日に開設。コンピューター専門家ら数人がサイトを運営するが、報復を避けるために身元を明かしていない。情報は内容に応じて捜査当局や被害者支援団体に転送される。情報は暗号化されてサイトに届くため、提供者の匿名性は守られる仕組み。
伊内務省の推計では、組織犯罪による収益は年間106億ユーロ(約1兆4000億円)。だが、捜査機関とマフィアの癒着への懸念や報復への恐れから口を閉ざす人が多く、犯罪情報の収集は困難とされる。マフィア捜査に詳しいジャーナリストのアントニオ・ニカーゾ氏(49)は「『沈黙の壁』がマフィアを守ってきたと言えるので良い試みだ。しかし、偽の情報が寄せられる恐れもあり、情報の扱い方が重要になる」と指摘している。サイトは、https://www.mafialeaks.org/