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韓国の輸出品の半分以上が日本と競合、“円安の壁”で非常事態に・・韓国ネットは「同じ値段なら日本製」

2015年04月24日 07時16分55秒 | 海外情報
韓国・文化日報は23日、韓国の輸出品の半分以上が日本と競合しており、“円安の壁”の懸念が高まっていると報じた。

23日の円/ウォンの為替レートは2008年2月28日以来、7年2か月ぶりに100円=900ウォンのラインを割り込んだ。アベノミクスの影響で円安が深刻化している。

このため、日本との輸出競合度が高い韓国企業は“非常事態”に陥っている。韓国銀行によると、韓国の輸出品の中で日本製品と類似している製品の割合を示す「輸出競合度」は、2007年の0.449から2013年は0.501まで上昇した。直近の数字は、輸出品の半分以上が日本と競合することを示している。韓国銀行は「円安は海外で競合関係にある完成品メーカーだけでなく、国内の中小の素材・部品メーカーにも悪影響を与えるだろう」と予測。HSBCも、円安が進めば韓国製品の価格競争力が低下し、輸出見通しの不確実性が高まると指摘している。

韓国輸出入銀行海外経済研究所の調査によると、韓国の輸出企業453社の3割程度が為替レートの変動に影響を受けていた。円がウォンに対して10%下落すれば、輸出額は平均で4.6%、営業利益は平均3.7%減少するという。

韓国で円安による“被害”が拡大する一方、日本経済は好調だ。日本の3月の貿易収支は2293億円の黒字を記録した。円安で輸出が増加し、原油価格の下落などで輸入が減少した結果、予測を大きく上回る黒字となった。これで日本経済の回復に弾みがつくという期待が高まり、日本の株式市場も活況となっている。

このニュースに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「円が700ウォンだった頃も、ここまで苦しくなかった。900ウォン台だから何?政策がないと認めろ」

「セヌリ党10年で大韓民国はふらふら」

「技術開発より為替レートに依存し、労働者を搾取して利益を上げようとするから、こんなことになる」

「ともかく日本は回復、韓国は10年前の日本のような停滞期に陥る」

「今日のニュースをまとめると、大卒4人中1人が非正規雇用、結婚率は史上最低、政府は腐敗政治家で機能せず、円安で経済は打撃。いいニュースは一つもない」

「円安なのに、日本からの輸入品の値下げはまだ?」

「日本と物価が同じなのに、所得は半分」

「技術開発の資金を4大川事業で、武器開発の資金は不祥事で消滅。こんな腐敗した党をまた選ぶのか?」

「輸出がよくても庶民には関係ない」

「日本の実態を知れば、絶対に日本の悪口は言えなくなる」

「同じ値段なら、韓国製より日本製を選ぶ。当然だよ」

「トヨタはいつ安くなる?」

「為替レートを言い訳にする企業なんて店じまいしたほうがいい。競争力は値段だけか?」

「日本にショッピングに行きましょう」

「円安の壁?正直に品質の壁だと言え」

「韓国がかわいそう。米国との原子力協定は思うように行かず、中国と日本は手を繋ぎ、韓国だけ孤立。意図的な円安で経済はどん底。慰安婦問題も相手にされない」

「今後20年間は希望などない」

(編集 MJ)
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「安倍さんに殺される!」愛川欽也が受けた圧力、そして最後まで訴えた反戦への思い

2015年04月24日 06時41分19秒 | 行政
 最期まで仕事復帰するつもりだった──。今月15日に死去した愛川欽也の最期の姿を、妻のうつみ宮土理が発表した。うつみによれば、愛川は仕事に戻ることに意欲を見せ、肺がんであることを公表しないでほしいと述べていたという。このうつみのメッセージに対しては、「愛川さんの仕事へのプライドには頭が下がる」「生涯現役を貫かれたのですね」など、仕事と真摯に向かい合った愛川の姿勢を称えるコメントがネット上に溢れた。

 俳優として、司会者として、映画監督として。さまざまな顔をもった愛川であったが、もうひとつ忘れてはいけないのが、彼の"平和主義者"としての側面だ。

 たとえば、愛川は東京都墨田区が主催する「平和メッセージ展」に21年間も出品。今年3月にも「反戦は 憲法を守ることです」という言葉を届けていた。この言葉からもわかるように、愛川は積極的に憲法改正に反対を唱えてきた。

「憲法を素直に読んでごらんなさいよ。これ、誰がこさえたか、最初が英文だったとか、そんなことはどうでもいいんだ。立派なもんだよ。「戦争放棄」、つまり武力でもってよその国と争うことはしないなんて言っちゃう憲法なんてね、ちょっと嬉しくない?」
「なんでも1番じゃなきゃいけないっていうのはもういいやと。オレ、日本は8番ぐらいでいいんじゃねえかと。
 でもさ、別の基準があって、「平和国家」と言えることは、すごく名誉なことだと思うんだけど、このごろの人たちは、あまり名誉だと思っていないみたいだな。
 たとえば、近隣諸国に馬鹿にされない、舐められないということが、国を守ること、愛することに、確かに通じちゃうんだね。ほんとうは、我々は戦争をしない国なんだ、ということでほかの国から尊敬されれば、それが国を愛することだと、ぼくは思うんですよ」(カタログハウス「通販生活」Webサイト掲載/2012年8月21日)

 愛川の平和を願う気持ちには、自身が経験した戦争体験が根底にある。愛川は戦争を通じて得た思想をテレビ番組内でも打ち出していた。その最たるものが、1999年から司会をつづけてきた番組『愛川欽也 パックインジャーナル』である。

 当初、この番組はCS放送局・朝日ニュースターでスタート。そのときどきの時事問題を詳しく掘り下げ、政権や原発の批判を果敢に行うことで有名で、ジャーナリストのあいだでも「地上波での放送は無理」と言われたほど。

権力をきちんとチェックし、検証しようという番組スタンスは、愛川の司会者としての矜持が強く反映されたものだった。

 だが同番組は、2012年3月31日をもって終了。4月7日からは愛川自身が立ち上げたインターネットメディア「kinkin.tv」で再スタートを切った。朝日ニュースター内でも人気を誇っていた番組だけに、終了時には視聴者から惜しむ声が多数寄せられたともいうが、じつはこの番組終了の裏側には、ある圧力の存在があった。

 というのも、朝日ニュースターは当初、テレビ朝日や朝日新聞社などが出資する「株式会社衛星チャンネル」が運営を行っており、衛星チャンネルは朝日新聞の子会社という関係だった。しかし、12年4月からはテレビ朝日が親会社となり、『パックインジャーナル』をはじめ、時事問題を扱う番組が一気に終了。いわば、政権批判など"危ないテーマ"を取り上げる番組を、テレビ朝日が一掃したのだ。

 いまから3年前の出来事とはいえ、現在、『報道ステーション』に押しかかっている自民党からの圧力、そしてそれらにひれ伏すかのように受け入れるテレビ朝日の態度を考えれば、これは"始まり"だったのだろう。こうしてテレビ朝日によって番組を潰されてしまった愛川は、その無念さを、このように語っている。

「朝日ニュースターは社長さんから始まって、スタッフのみんなも、ぼくはよく知っていましたから、「愛川さんの番組は、絶対に次が引き取るから、そのつもりでいてくださいよ」と言われて、ぼくもすっかりその気になっていたんです。当然、経営が変わっても、ぼくの番組は残るだろうと。正直言って、ギリギリまで安心していた。マイナーな局の放送ではあっても、ぼくの番組はそれだけの人気がある、と思っていたんでね。反響もすごく多かったし」
「ぼくは、創成期のころからテレビに関わってきた人間ですが、あまりテレビは観ない。残念だけど、ぼくが観たい番組がほとんどないからね。そういう目線で見ると、ぼくの番組はちょっと邪魔くせえな、と新しい経営陣に思われたのかもしれない。これはぼくの偏見かねえ」(同前)

 政権も原発も、きちんと真っ正面から捉えて議論しよう。それが自分の観たいテレビだから──。そんな愛川の姿勢は、ネット上の動画サイトで引き継がれることとなった。愛川は言う。

「ぼくは自分で言いたいことを言う、出てくれるみなさんにも言いたいことを言ってもらう。

そういうスタンスでずっとやってきたわけだから、いまさらそれを変えられないですよ」
「生意気なようだけど、ぼく、変節しないんですよ。憲法とか民主主義とか戦争反対とか。譲れないでしょ? ぼくの原点だから」(同前)

 すでに肺がんが進行し、脊髄にまでがんが転移していたと言われる愛川。しかしそんななかでも、先月まで『パックインジャーナル』の放送をつづけてきた。先週号の「週刊文春」(文藝春秋)では、愛川が「このまま政権批判を続けていると安倍(晋三)さんに殺される」と口にしていた、という愛川の知人の証言を取り上げ、まるで認知症であると匂わせるような記事を掲載していたが、これは認知症ゆえの被害妄想でも何でもなく、愛川にとって本心の言葉だったはずだ。

 事実、テレビ局は自民党からの圧力に脅え、"言いたいことも言えない"空気が戦前のように充満しているのが現実だ。挙げ句、自民党は放送倫理・番組向上機構(BPO)さえも政府が関与できるように検討することを発表した。これがもし現実化すれば、あらゆるテレビ番組は政権によって監視され、都合の悪い番組を潰すことができるという"本気の言論統制下"に置かれることになる。この末恐ろしい社会を、愛川は予見していたのではないだろうか。

 愛川が守りつづけた『パックインジャーナル』の、最後の出演となったのは3月21日配信分。この本番前、愛川はコメンテーターの川内博史・民主党前衆議院議員にこう語っていたという。

「この政治状況では死んでも死にきれないよ」

 報道の自由、放送の自由が脅かされるなかで、またひとり、気骨のある放送人をわたしたちは失ってしまった。
(水井多賀子)
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