日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

子どもたちに真実の伝える教科書採択に声をあげよう

2011年07月29日 13時33分00秒 | 協力・共同
7月29日

箕面革新懇・新日本婦人の会箕面支部が
教科書採択問題で教育育委員会に申し入れ書を提出
 
 来年度から箕面の小中学校で使用される教科書の採択をめぐって、現在、見本本の調査委員による調査、報告書の作成や見本本の公開などが行われてきました。
 これらをもとに、8月8日の教育委員会議で箕面市での教科書採択がおこなわれる予定となっています。大阪では東大阪市で、「育鵬社の公民教科書」が採択されるなど、全国的にも「戦争を肯定・美化」する様々な動きが広がっています。こうした中、29日午後、「箕面革新懇・新日本婦人の会箕面支部などが教科書採択問題で教育育委員会に申し入れ書を提出された」とのお知らせをいただきました。その中味をお知らせします。ご一緒に考え、子どもたちに真実の伝える教科書採択に声をあげていただきますようにお願いします。


子どもたちに真実を―
育鵬社・自由社の中学校歴史・公民
教科書を採択しないよう申し入れます

 箕面の子どもたちのすこやかな成長のため、常日頃ご尽力をいただきありがとうございます。またこのたびは、来年度の中学校教科書採択にむけてのとりくみ、まことにご苦労さまです。
 言うまでもなく、教科書は学校教育、子どもたちの発達にとって大きな比重を占めています。それだけに、その採用にあたってはきわめて慎重かつ公正な対応が求められます。その際、「真理・真実に忠実」という基本原則が貫かれるべきと考えます。さらに、多方面の叡智をあつめることは当然ですが、とりわけ、日々子どもたちと接し、教育活動にたずさわる教職員のみなさんの声こそ最大限尊重されるべきものと存じます。
 さて、私たちは、主として次のような事由で、表題の両社の教科書採択に反対します。

一、戦争を肯定、賛美し、日本の侵略行為を隠蔽している。
一、近隣のアジア諸民族を蔑視し、日本の植民地支配を正当化している。
一、神話と史実の混同など、歴史的事実や科学的な学問の成果からの逸脱、乖離で満ちている。
一、天皇主権、国民弾圧の明治憲法(大日本帝国憲法)を「人権を大事にした、よい憲法だ」と描いている。
一、福島原発事故が国民的な不安をもたらせているのに、公民教科書では「原発推進」の立場である。

 私たちは、「日本は正しい戦争をやった」と思いこませる教科書を子どもたちに一冊も渡すわけにはいきません。貴委員会が、この問題で心配している多くの市民の声に耳を傾けられ、このような教科書を決して採択することのないよう申し入れます。

 二〇一一年七月二九日

箕面市教育委員会 小川修一委員長様
    同      森田雅彦教育長様