日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市での都市計画道路網の見直し、「廃止、撤回」への手順を明らかにせよ!

2020年07月01日 20時59分00秒 | 市議会
7月1日(水)

 箕面市での都市計画道路網の見直しについて
⑥「見直し、廃止」について質問します。
  
 新型コロナ感染症が進む中で、予定されてきた説明会は行われず、パブリックコメント期間も6月30日まで延期してきました。「エリア2」については612の反対意見のパブリックコメントがよせられ、反対・撤回を求める要望書及び1800名の市民の反対署名が市に寄せられ、「周辺住民や市民の反対の意思」が示されてきました。
 さらに、市議会に寄せられた要望書は、6月8日の市議会 建設常任委員会 協議会では委員長を除く出席委員4人全員から「白紙に戻す」「取り下げを要望」「撤回すべき」「白紙にすべきだが生活道路への流入対策が必要」など意見が相次ぎました。6月12日の都市計画審議会では「エリア2の検討を一時中断する」ことが表明されました。建設水道 常任委員会 協議会の総意のとおり、エリア2の道路計画の「白紙、取り下げ、撤回」の方向になるとするならば、「廃止、撤回への流れの手順」を明らかにすることを求めるものですが、その手続きや手順についてお答えください。

答弁;「廃止、撤回への流れの手順を明らかにせよ
」とのご質問ですが、今回、エリア2の議論を廃止
した場合、このエリアの都市計画道路の途切れた状
態は、先延ばしされるだけで、この状態の問題が
解決するわけではありません。中央線においても反
対の声が多数ありましたが、ご理解を得て今まさに
本市の幹線道路ネットワークが形成され、安全で快
適な道路交通とともに魅力あるまちの発展の礎にな
っています。
 エリア2においても多面的に検討し、さらなるご
意見をお聞きしながら、解決に向けた議論を続ける
べきだと考えます。
 なお、議員のご質問中に建設水道常任委員会協議
会の総意とありますが、同協議会において各委員が
意見を述べられたものであって、協議会の総意とし
て意見を取りまとめたものではなかったと認識して
おります。

再質問;
「先延ばしされるだけで、この状態の問題が解決するわけではありません」との答弁ですが、「この問題」とは、何を指しますか?中央線は、少なくとも全国的にも箕面市でも人口増加の時期の計画ではなかったでしょうか?「解決に向けた議論」とはどういう議論をさすのでしょうか?
 建設常任委員会協議会での委員の総意をとりまとめたものではなかったかもしれませんが、地域住民から出された要望書について協議し、直接発言されなかった委員長をのぞく、すべての委員が、「白紙に」、「取り下げ」との意見を述べられています。私たち日本共産党市会議員団は、委員会協議だけでなく、委員のいない会派もあることから、本会議で議会として要望書の協議や議決をもとめてきましたが、その実現は行われませんでした。
 しかし、住民からの要望書を受けての市議会 委員会協議会の、委員全員の「白紙、取り下げ」の意見表明を重く受け止めて、市には対応を要求するものです。
 質問の「廃止、撤回への流れの手順」は、提案されている都市計画道路案が、事務的にどんな手続きを経て、委員会協議会でだされた計画の「白紙、取り下げ」になるのかをお聞きしたものです。これについて、改めてお答えください。例えば、説明会を今後、開き説明してもなお反対の意見が多数で、パブコメの反対意見も多数だされ、都市計画審議会でも反対意見が多数だされ、審議会が計画中止を決定するなど・・・どんな手続きで市としての計画中止になるのかということです。改めて答弁を求めます。

答弁;この状態の問題とは、都市計画が途切れて
いることにより都市計画道路ネットワークとして防
災機能、交通安全機能、交通処理機能等が十分に発
揮できていないという状態のことです。
 次に、解決に向けた議論とは、今ご答弁したこの
状態の問題の解決に向けた議論のことです。
 次に、廃止、撤回への流れの手順についてですが、
今回は解決への第1案としてご意見をいただくため
のパブリックコメントの実施を行政として意思決定
したものであり、都市計画道路に係る都市計画決定
の手続を開始する意思決定をしたわけではございま
せん。
 したがって、取り下げる、取り下げないといった
性質のものではなく、今、廃止、撤回の手順という
のも特にございません。

 答弁では「パブリックコメントの1案として行政として意思決定したもの」だとのことでした。審議の入口として、住民、市民からパブコメなどで意見をいただいた段階だと理解します。
今回、北大阪急行線延伸で「箕面萱野駅」ができる計画から、萱野東西線と箕面池田線を結ぶこの路線計画が浮上してきたものと考えられます。
 しかし箕面は、阪急箕面線を軸として歴史的に住宅地が形成されてきました。その街並みは、箕面の文化遺産と言えるものではないでしょうか。「公共交通を軸としたまちづくり」を否定するものではありませんが、はたしてこのような箕面駅と箕面萱野駅を単純に結ぶ道路計画道路が都市計画なのでしょうか。
 日本共産党は、すでに3月の市議会代表質問でも、当初の「5月に「新たな都市計画道路網(案)の策定が予定だが。2018年11月に行われた4回の説明会の参加者は、7名のみ。パブリックコメントも、7名。市民のみなさんも関係権利者のみなさんも(計画を)ご存知ないという状況ではないか。次の冬頃、都市計画決定が予定され。当初予算には、「エリア2」の概略設計の予算が計上されている。」と指摘し、「あまりにも性急で。十分な市民・権利者への説明を求め。市民や私権を制限される権利者のみなさんの納得なしでの都市計画決定には賛成できない。」と、都市計画道路網の見直しについて「住民周知と合意と納得」を質問してきました。
 周辺住民から多数の反対の立場からのパブリックコメントや反対署名、反対の要望書がだされ、市議会の協議会で「撤回、取り下げ」の意見がでている以上、すくなくても「エリア2」については「行政として意思決定した」「パブリックコメント案としても撤回すべき」との意見を述べて一般質問を終わります。



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