日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その④ 一貫校中学校の船場中学校にうまく合流できるのか?

2023年10月22日 01時06分28秒 | 市議会

10月22日(日)

箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その④

中小学校の子どもたちが、一貫校中学校の船場中学校にうまく合流できるのか?

 10月10日、箕面市議会本会議で「小中一貫校建設と小中一貫教育について」一般質問を行いました。質問と市教育委員会の答弁をご報告します。その④

④中小学校からの船場中学校への合流について

 今回の小中一貫校建設案では、中小学校の子どもたちは卒業後の中学校から船場の中学校への入学することになっています。中小学校の保護者からは、「中学校段階で地元の船場の小学校から入学してくる子どもたちとうまく合流できるのか」懸念の声があがっています。これへの対策をお答えください。

   

市教育委員会の答弁;

「中小学校の児童が新設する小中一貫校に進学すること」について、ご答弁いたします。 先ほど中西議員のご質問に対してご答弁したとおりです。

(内容)「中小から船場中学校への合流について 船場の新設校については、施設一体型の小中一貫校とし、中小学校が新設校に進学する案の方向性で検討を進めており、現在、想定される課題や子どもたちや保護者の不安を払しょくするために、当該案のブラッシュアップに取り組んでいるところ です。コ―デイネーターの配置、学年の区切りについてもその一つであり、中小学校と船場の新設校の両校の 児童生徒の教育効果が高まる学年の区切りについても検討を深めているところです。」 

 (名手)答弁での「コーデイネーターの配置、学年の区切り」が不安の払しょくにどう効果があるのかさっぱり見えてきませんでした。


箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その③ 第五中学校は「廃校」になるのではないですか?

2023年10月22日 00時41分08秒 | 市議会

10月21日(土)

箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その③

船場に小中一貫校が建設されれば、第五中学校は「廃校」になるのではないですか?

③第五中学校建設の経緯について 質問します。

 地域の説明会では、第五中学校を建設にあたっては、地元の地権者などが、「地元に中学校を建てるから」ということで「土地を提供された」とお聞きしました。その経緯についてお答えください。

 また、船場に小中一貫校が建設されることになれば、第五中学校は「廃校」になるのではないですか? 地元の土地を提供した地元の方々の意向に反するのではないでしょうか?せめて、学校施設や教育施設のために活用すべきではないでしょうか?

市教育委員会の答弁:

 当時の生徒数増加により第二中学校が手狭になったため、学校新設にご賛同いただいた地域の方々から建設用地 を購入し、昭和 58 年に現在の場所に第五中学校を設置いたしました。 現時点までにまとめた校種案では、老朽化がすすみ、今 後の大規模改修が必要となる第五中学校は、廃校とするのではなく、市立病院移転後の跡地に移転し、施設一体型小 中一貫校の中学校とする方向としております。

 第五中学校移転後の跡地利用は、あらためて全市的な視点で検討されるべきものと承知しています。

(名手)五中を「移転」させるとのことですが、5中が今の場所からなくなる「廃校」ということです、まるで戦前、「退却、撤退」を「転進」と言い換えたような答弁です。  続く・・・


箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その②

2023年10月18日 23時03分54秒 | 市議会

10月18日(水)

箕面市船場での小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問その②

校区や市民説明会での地元の声はどう生かされたのか?

 10月10日、箕面市議会本会議で「小中一貫校建設と小中一貫教育について」一般質問を行いました。質問と市教育委員会の答弁をご報告します。その②

②校区や市民説明会での意見について 質問します。

 この6,7月から8月に行った、五中校区の役員との意見交換会や説明会では様々な意見が出されました。出された意見を反対の意見・声も含めてお答えください。そして、こうした地元の声はどう生かされたのでしょうか?

 参考 21gakkoQA.pdf (osaka-kyoubun.org)

 市教育委員会の答弁;

 施設一体型小中一貫校の設置に賛成するご意見の他、卒業後に施設一体型小中一貫校へ合流する中小学校の児童 への対策のご意見、これまでの校種の検討経緯を確認する ご質問、施設一体型小中一貫校のメリットやデメリットに 関するご質問など、様々なご意見、ご質問をいただきまし た。

 頂戴したご意見も参考にし、新設校を施設一体型小中一 貫校とする方向性を決定しましたが、最終的な校種の決定 に向けて、現在、検討を深めています。

 

(名手)「一貫校建設へ反対の声を含めてお答えください」と聞いているのに、その声がなかったかのような答えです。

 現行の教育委員会の案でいうなら第6案の、「船場には小学校建設でいいではないか」、「中小学校から船場の中学校に合流するのは中小の児童にしわ寄せにするものだ」など意見は無視されたのでしょうか?


船場に小中一貫校建設!?本当に子どもの教育のためですか?その①

2023年10月18日 01時03分27秒 | 市議会

10月17日(火)

船場に小中一貫校建設!?本当に子どもの教育のためですか?

財政削減のためですか? 「担税力」のある新しい住民を呼び込むためですか?  「箕面市新改革プラン」に基づくもの・・

 日本共産党の名手宏樹は10月10日、箕面市議会本会議で「小中一貫校建設と小中一貫教育について」一般質問を行いました。質問と市教育委員会の答弁をご報告します。その①

2,小中一貫校建設と小中一貫教育について 質問します。

①再検討と「新改革プラン」について 質問します。

 前市政の時にも教育委員会は「船場に新設の学校は小中一貫校が望ましい」としましたが、2017年~20年にかけて通学審議会4回、地域でのワークショップ7回など開催した結果をうけ、20年1月「船場地域に小学校の設置」を決定しました。その3月には市議会でも「小学校設置条例」を議決し、船場に小学校建設の建設は、決定していました。

daisannsha_setumeisiryo.pdf (minoh.lg.jp)

 ところが上島市長に変わり、また、小中一貫校建設へと方針が変わりました。議会の議決まで覆し、「なぜ変わったのか」質問が相次ぎました。今回の施設一体型の小中一貫校の建設への再検討は、市長が提案した「新改革プラン」に基づくものでしょうか?

市教育委員会の答弁;

 令和5年第1回定例会の大阪維新の会の代表質問でご 答弁したとおり、「箕面市新改革プラン」の見直しメニュー に「船場小学校の整備」があがり、教育委員会としても、 真摯に取り組むべきと考え、改めて外部の方々の意見も聞きながら検討を進めているものです。

 

(名手)「コロナ禍の厳しい財政運営を見込こんだ」上島市長の「箕面市新改革プラン」「行財政改革プラン」に基づくものであることが改めて答弁でも明らかになりました。


スポーツ施設マネジメント計画について その④ 施設の維持管理の責任はどこに?

2023年10月17日 00時31分23秒 | 市議会

10月16日(月)

スポーツ施設マネジメント計画について その④

使用料を引き上げながら施設の維持管理の責任はどこに?

指定管理者?箕面市か?

⑤第二総合運動場の駐車場料金や今後の施設の維持管理について 質問します。

 第2総合運動場の駐車場は、施設利用者は、基本的に申請すれば無料で利用できることになっています。しかし、平成29年(2017年)の市教育委員会と体育連盟の合意書には「第2総合運動場の駐車場の料金の見直し」「今後、市教育委員会に置いて検討する」ことが盛り込まれています。体育施設の利用料の引き上げに加えて駐車料金の有料化では利用者・市民に大きな負担を及ぼします。料金見直しを行わないことを求めるものです。

 また、スポーツ施設マネジメント計画は、「今後必要となる、施設の維持に必要な財源の半分を箕面市がその他半分を利用者に負担を求める」考え方で成り立っています。しかし、躯体施設はあくまで市の財政出動での施設の維持管理を行うべきです。指定管理者との維持管理費の負担の責任の押し付け合いなどもあってはなりません。今後の施設の維持の考え方についてお答えください。

 市教育委員会の答弁;

 スポーツ施設マネジメント計画は、施設利用の快適性・ 安全性を確保するため、施設の改修・修繕や用具・備品等 のルールについて、示したものであり、躯体設備の修繕に 関しては本市が担うべきであるため、本計画には盛り込ま れていません。

 

名手 再質問⑤-2

 施設の改修、修繕か躯体施設か、判断が難しい点もあるでしょう。しかし、市は改修・修繕で指定管理者にまかせようとし、指定管理者は「それは躯体だ」と、「市が改修すべきだ」言って、先延ばしするようなことがあっては、利用者が迷惑するのです。躯体か修繕かの判断は誰がどこで行うのか、どんな経過で決定されるのかお答えください。

 市教育委員会の答弁;

 箕面市立総合運動場の改修、修繕に関しては、市の建築 技術職員が現場や施工図面を確認し、その修繕等の箇所が 躯体であるか否か、修繕の必要性、最善方法を判断します ので、指定管理者と市の間で、おしつけあいが発生する余地はありません。

(名手)現実にアリーナのトイレ改修では、6月にトイレの汚水があふれ、10月になっても、5か月たっても、いまだに工事すらはじまっていません。メネジメント計画でいう「修繕・更新を明示し、施設を常に快適・安全なコンディションに保つ」ことは実行できていません。「押し付け合いは発生しない」、「市が責任をもつ躯体でなく、指定管理者が行う修繕の範囲と判断している」、「最善方法を判断」しているなら、早急に改修のために指定管理者を指導すべきです。 「利用料金の引き上げだけ行なわれ、施設改修は先延ばし」などあってはならないとのべ、2項目の質問を終わります。  

 次回からは、箕面市の船場で進められようとしている「小中一貫校建設と小中一貫教育について」の質問内容をご報告します。