『鉄道シリーズ』その203。東京メトロ全駅スタンプラリーもいよいよ南北線を残すのみになった。南北線はその名前の通り、赤羽岩淵〜目黒と東京の南北に走る全長21.3kmの路線であり、1991年11月に駒込〜赤羽岩淵、1996年3月に四ツ谷〜駒込、1997年9月に溜池山王〜四ツ谷、2000年12月に全線開業した。
また、全線開業とともに東急目黒線と相互乗入、2001年3月に埼玉高速鉄道と相互乗入を開始している。さらに現在品川〜白金高輪間2.5kmの延伸も構想にある。本年3月19日に相鉄線にも乗り入れたため、この路線には東京メトロ、東急、埼玉高速鉄道、相鉄の4社車両が乗り入れている。
まずは永田町駅から赤羽岩淵を目指すことにした。永田町駅は有楽町線で既に押印済、デザインは国立劇場が描かれている。
四ツ谷駅は丸の内線で既に押印済、カトリック麹町聖イグナチオ教会の意匠である。
市ヶ谷駅は有楽町線で既に押印済、スタンプには鯉、駅前にある市ヶ谷フィッシングセンターの構図はかなりユニーク。
飯田橋駅は東西線の時に押印済、こちらはパワースポットである東京大神宮のデザインである。つまり、四ツ谷駅〜飯田橋駅は完全に総武線(緩行)と並行して走っているのだが、一方は地下、一方は地上と全く別の線を走っている。
後楽園駅は丸の内線にお邪魔した際に既に押印済であり、当然意匠は東京ドームである。
このように最初の5駅は既に押印済、最後の路線のため、やむを得ない。
今回の最初のスタンプは東大前駅である。東大本郷キャンパスは丸の内線本郷三丁目駅が最寄りだが、農学部がある弥生キャンパスの中に出口がある。スタンプは改札口を出てすぐのところにある事務室前に貼ってある。
スタンプは弥生キャンパス内にある上野栄三部博士とハチの像。渋谷のハチ公が飼い主である上野博士と抱き合う姿が描かれている。
本駒込駅も東大前駅同様に改札口を出て駅事務室の前にポスターを発見。
スタンプの意匠は駅から近い赤目不動尊『南谷寺』、江戸五不動(目黒、目白、目赤、目黄、目青)の一つ。実は目黄不動尊は2つ(江戸川区平井・最勝寺、台東区三ノ輪・永久寺)あるので6つの寺がある。(以下、次回)