hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『実際に65歳になって何が起きたのか』(誕生日特別投稿)

2024-07-27 05:00:00 | 日記
毎年、誕生日には特別なブログを書いて来た。特に昨年は『現代の還暦は60歳でなく、65歳にすべきである』と割に強いトーンで書いた。今年はというと『実際に65歳になって何が起きたのか』というテーマで書いてみることにした。(扉の写メは私と同じ年の東京タワー)
(1958年年賀切手)
65歳になって変わったのは①介護保険の徴収方法の変更、②老齢年金や厚生年金、企業年金の受給、③定年制度に抵触して退職、といった事象(ただ、私は退職していない)、それらが一気に短期間のうちにやってくる。それぞれの仕組みがわからないので縁のない役所やそれに属する部署、例えば年金事務所、区役所、ハローワーク(私は退職していないから行っていない)などに行かなくてはならない。
(長嶋茂雄)
ただ、こうした所に行くと勉強にもなる。例えば『収入があっても老齢基礎年金はもらえるか?』『私が65歳になると配偶者(妻)の年金が増えるシステムがあるらしいが、その中身は?』『なぜ、在職で一定の収入があると老齢厚生年金はもらえないのか?』『もらえなかった厚生年金はもらい損なのか、後でもらえるようになった時に多少でも支給額は増えるのか?』『介護保険が天引きされないようになった時はどのように支払うのか?』など分からないことだらけの中で丁寧にアドバイスをしてくれる。
(昭和33年の時刻表)
さらに人生で変化が一番大きいのが『退職』であろう。私の場合はかれこれ42年間も働き通しで仕事をし続けている。幸いにして今も退職はしていないが、この会社に来る直前の2ヶ月間は自宅待機であったため、如何に暇を持て余すかということを知っている。さらに家事の分担や実際に退職前には求職活動をすることは難しいことなど、難問山積である。

66歳を前にしてそれ以前と変わったのは①年金を一部もらうことができるようになったこと、②一方で同期で社会人となった人たちが退職してしまい、なかなか連絡が取れなくなってきたこと、③不幸にして病を得て早く亡くなる人が結構な確率で発生するようになったこと、サラッと書いたが大きな違いである。

さらにプライベートなことを書くと妻も含めて両親が全て亡くなり、墓や仏壇の管理をしなくてはならなくなったこともある。
老け込むつもりはないが、『死』ということを意識して、如何に後に残す者たちにうまく引き継いでいくのか、終活に向けた準備を身体が自由に動くうちにしなければならないと考えるようになったことが一番大きな変化なのだろう。
(京都の墓地)
しかし、遺産はともかく、墓や仏壇などこれからどうなっていくのだろうか。今のところ解のない難しい問題であるが。