『久我山歳時記』㉔。毎週末雨が多かったからなのか、我が家から神田川沿いに井の頭公園に散歩するのも久しぶりである。GWは幸い毎日良い天気であったため、午後4時半頃に家を出て夕飯を吉祥寺で食べる前に少し歩くことにした。
我が家は久我山と三鷹台のほぼ中間にあるため、家から三鷹台に行くのもさほど遠くない。駅前に架かる丸山橋付近では近所の保育園・幼稚園児が作った手作りの鯉のぼりを神田川の上に毎年泳がしている。
今年はもう16回目で何と650匹の鯉のぼりが泳いでいるのである。風が丁度吹いてきたこともあり、一斉に泳ぎはじめ、その姿は中々壮観である。
よく見るととても幼稚園児とは思えない精密な塗色もあれば、独特の色使いの鯉、さらにリラックマが書いてある鯉もいて楽しい。
(ヒルザキツキミソウ)
(ベニバナユウゲショウ)
さらに川沿いを行くと緑はかなり濃くなっていて可愛らしい草花が足元で花を競っている。縁がピンクの花はヒルザキツキミソウ、花がピンクでもより小さな花がベニバナユウゲショウである。
(コバングサ)
また、ノゲイヌムギやメヒシバなどの間からちょうど小判が笹にぶら下がったような形状のコバングサは群生している。
(キキョウソウ)
紫色のキキョウに似た形状の小さな花をつけるのがキキョウソウ。
(ハママンネングサ?)
川の排水溝に何故か群生するのがハマハンネングサなのだろうか、遠すぎて判定できないがその花の黄色は目を引く。
(ヘビイチゴ)
よく見ながら草むらを見るとヘビイチゴの赤い実が実っている。黄色い花が咲くはずなのだが、これは見つけられなかった。
もっとよく見れば沢山の種類の花が咲いているのだろうが、レストランの時間に遅れそうになり、この辺りからは早足で歩いた。