『久我山歳時記』その㉛、今年の小雪は11月22日、大雪は12月7日だから今は冬本番。今年の天気はかなり遅れ気味だったが、足元追いついてきて北海道ではもう雪が1mを越したところもある。
しかし、東京は11月26日こそ最高気温が10℃に届かなかったものの、それ以外は最高気温は15℃くらいはある。久我山を散策していてもまだアサガオが小さな花を付けていたり、紫陽花に花をみつけたりすることもある。
久我山の象徴的なピーコック前のユリノキもまだ葉が残っていて晴れた日は黄色く色づいた葉がキラキラと金色に見えたりする。
普段は11月上旬〜中旬に花をつける皇帝ダリアの花も今ちょうど開花、青い空に向かって3mほどの高さで咲いている。
赤い実をたくさん付けて美しいのがナンテンである。実は我が庭にもナンテンを植えてはいるのだが、まだ実が熟さないうちに鳥に取られてしまう。
他にもセンリョウやヒヨドリジョウゴなどもある。
花はかなり少なくなってはいるが、まだツワブキ(石蕗)やキクの黄色い花、リュウキュウアサガオの紫の花、バラの桃色の花、サザンカの赤い花など残っているものもある。
もちろん、ツタの葉は赤く、ヤマイモの葉は黄色く色づいて街並みに色はたくさん残っているが。我が家の鉢植えのキキョウも最後の花は蕾のまま葉が全て黄色くなってしまった。
街にはクリスマスのオブジェやイルミネーションなどが瞬くようになると今年ももうわずか、年内最後の二十四節気は12月21日の冬至である。