hokutoのきまぐれ散歩

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『大正、昭和の建築物を訪ねて』上野編②

2020-06-26 05:00:00 | 日記


『大正、昭和の建築物を訪ねて』その11。うろうろしているうちにバス通りに出る。真向かいに佐竹通り商店街の入口があるが、信号がないため、少し戻り元浅草1丁目の信号を向かいに渡る。





商店街入口に向かって歩くが、反対側に『株式会社岩瀬機械店』の建物を発見。左書きではないが、昔ながらのモルタル看板建築である。



すぐ横には新御徒町駅の入口がある商店街を入ると一気に平成を飛ばして昭和に戻ることができる。入口近くには江戸風鈴の店、中華料理店『一番』、隣の閉店した店の前まで衣料品を並べる『ファッションショップ渡辺』など個性的な店が出迎えてくれる。



途中、商店街が切れたところで右手を見ると秋葉神社が見えるので立ち寄る。秋葉原の由来となった秋葉神社は台東区松が谷にあるが、こちらの佐竹秋葉神社も秋田佐竹藩上屋敷にあった秋葉神社にあった由緒あるもの。下谷神社の祭礼時には、御旅所となっている。



お参りした後、並びを見るとここにもモルタルの看板建築があった。



佐竹商店街に戻るが、角の佐藤精肉店の2階を見ると大きな字で『掛川総合食品 特売所』の文字。かつてはスーパー的な店であったようだ。

また、並びには『白根屋』という甘味・軽食のお店。看板建築であり、またオリーブ色の看板が何ともモダンである。



再び並行する道に戻るが、この辺りにはまだまだ銅板貼りの家屋は多く残っている。特に『台東区台東3ー24』の家屋はやや小さいが凝った造りで銅板の緑青の色が映えている。





ふと銅板貼りの建物の隣を見ると『西郷医院』の立派な建物が見えて来る。もちろん現役だが、玄関横の柱、壁の小手細工など素晴らしい。窓枠などもかなり凝っている。



また、近くには石造りの古い倉庫のような建築物があるが、搬入口がかなり高い場所にあり、どのように使われているかは全く分からなかった。



そして、商店街の終わりには洋品店。『スチューデントストア BessyRoss』と看板に書かれている。男性物を扱う洋品店だが、今も現役のようである。


佐竹商店街はかつての佐竹藩上屋敷跡に明治31年に作られた日本で2番目に古い商店街(1番は金沢の片町商店街)だが、中には殆どナショナルチェーンの店がなく、中には閉めている店舗もあるが、まだまだ頑張っている。レトロな建物を見に行くのならば、外せない場所である。



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