outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

谷川岳遭難者慰霊碑

2012年07月30日 17時19分08秒 | 退職生活
世界で一番遭難者が多い山は、日本の「谷川岳」です。

ここでの遭難死者数は、昭和六年の統計を取り始めてから現在までで800人ほど居て、毎年新しく遭難死した人の名前が慰霊碑に書き足されています

その慰霊碑は谷川岳ロープウェイ乗り場から少し下った所にあって、舗装されてないけど広い駐車場もあるんです。

「なにかな~」と気にはなるんですが・・・そこに止まる車はほとんどありません。

そんな場所へ、今日苗場山登山口から移動して来たので、寄って手を合わせてきました

岩登り、沢登りで遭難した人達が多いですが800人の命を奪うほど「魅力がある山」とも言えます。

今はロープウェイを使って夏場に登れば、初心者でも簡単に行けてしまうんですが・・・

僕らもそんな簡単な方法で登りましたが、それでも確かに魅力ある素晴らしい山でした

殆どの遭難した人達は「困難なルート」や「困難な季節」を選んでいます。

多くの一般の人達は、そんな困難なルートや困難な季節に登って遭難した人達を、非難します。

遭難すると自衛隊などが出動したり、また地域の人達にも多大な迷惑をかけますから、非難もあって当然でしょう。

しかしです。

人が困難に向かわなくなったら・・・どうなるでしょう

「困難に向かう心」は人間にとって、とても大切な心ですよね。

それが山であっても海であっても、一般社会であっても「心」は同じだと思うんです。

僕らもヨットで世界を周りました

やってみるとそれは簡単な事でしたが、出航する前は「困難な事」と思ってましたから「立ち向かう心」が必要でした。

もしも途中で遭難してたら・・・やはり「非難」を受けたでしょうが・・・

谷川岳で遭難死した人達の名前を見ながら・・・

海であったこと、山であったことを思い返すと、いつも危険は隣り合わせでした

でも車を運転していても、自転車に乗っていても、歩いていても危険はありました。

「人間は危険がイッパイの中を生きている」と思いません?

そう思うと・・・「今生きてることが奇跡」のようにも思えます

そんな奇跡の中の命だから、生きてる限りやりたいことは全部しなければと改めて思いました

明日は谷川岳の向かいにある「朝日岳」に土合橋から笠ヶ岳経由のピストンで登ります。

往復で10時間位を予想してます。(登り6時間、下り4時間)

ぼくらに日帰りは少々厳しい山ですが、頑張って見ます

















コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする