第11話「土佐沸騰」はこちら。
前回の視聴率は21.4%。ふむ、やっぱり。
今回は、男ってもののダメダメな部分が露骨に出たお話。
自分を押し立てる土佐勤王党の面前で吉田東洋(田中泯)に足蹴にされた武市半平太(大森南朋)は、例によって出現したドッペルゲンガーに東洋の暗殺を示唆される。
東洋の甥である後藤象二郎(青木崇高)は、叔父にひたすら評価される坂本龍馬(福山雅治)に嫉妬し……草々さんってば。
武市半平太と吉田東洋の反目を決定づけた「暗殺指令」なのかと思えばもうひとつの暗殺指令を仕込むあたり、福田靖脚本はあいかわらず周到。明治維新とは、高尚な思想や主義主張よりも、嫉妬やプライドが動機付けになっていたのかも。そりゃ明治維新に限らないか。
でも、やべきょうすけ(!)によって演じられた久坂玄端が語る「尊皇攘夷がなぜ必要か」は説得力ありあり。実質の話がからめば龍馬としても納得できたわけだ。
龍馬ブームはコンビニにも訪れており、好きなもんでいつも買っているキリンの午後の紅茶《茶葉2倍》にはなんと龍馬フィギュアが。2本買ったのにどっちも浦賀港バージョンだったのは残念(笑)
今回の視聴率はアップすると思います。いや別に第一部のエンディングが近いからではなく、単に裏に「イッテQ」がなかったから。それにしても岩崎弥太郎(香川照之)にマイコが嫁に来たのには、父親以上にわたしが驚きました。そっちの伏線はなかったのか福田……
第13話「さらば土佐よ」につづく。