事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「阿蘭陀西鶴」 朝井まかて著 講談社

2016-12-24 | 本と雑誌

こ、これは傑作。教科書でしか知らない井原西鶴が、芸術に魅入られ、娘(と亡き妻)を溺愛する血肉の通った人間として感じとれる。

全盲の娘が、父親の破天荒さとあざとさを憎み、しかし次第に理解していくあたりはおみごと。いやーすごいです。やるなー朝井まかて

これ、一種の心中ものですよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする