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推理する、とは言ってもまさに現在、県議会の議場で採決の真っ最中ですし、今日の午後にはメールで支給に関する連絡が来るでしょうから、ほとんどなんの意味もないんですが。
ふり返ってみましょう。去年の、というかこの春に支給された差額は異例づくしでした。本来は年末までに支払われるべき(民間との“差額”を支給するのだから早い方が理にかなっている)お金が、3月3日まで遅れたのはなぜか。
・安保法をどうしても通したいために、通常国会が全然通常じゃないくらい長引いた(戦後最長)
・早く臨時国会をひらいて給与法案を通すべきなのに、結局は次の通常国会に持ち越した。
・国家公務員の差額が出ないからといって、別に地方は支給してもかまわないじゃないかと思われるのに、総務省が「地方公務員の給与決定にあたっては民間事業の従業員の給与等とともに、国家公務員給与も考慮事項のひとつにされている」という気が遠くなるような理屈を持ち出してフライングするなと“助言”した。
……などによるものです。
それでは一昨年はどうだったか。昨年のクミアイとの交渉で、県の総務部長はこう発言しています。
・2月議会に提案し、可決され次第、支給する準備にかかる
・前年度は可決から6日間で支給できたが、今年度はもう少しかかる
つまり普通の差額の場合は6日間が通常だというのです。調べてみたら
12月19日(金) 県議会で採択、閉会
12月24日(水) 採択された条例が官報となって公示
12月25日(木) 差額支給
となっていて、なるほど6日間です。ということは、今年の採択は今日、12月21日だから……まあそう単純ではないんでしょうが、忘年会の翌日に支給事務やるのってのはつらいなあ。
ちなみに、酒田市職員は28日の支給。26日に支給される県もあるようです。さて、ちょいとメールをチェックしてみるか……。
画像は「続・深夜食堂」(2016 東映)
こういう地味な作品だとかえって役者の演技力が試されます。小林薫、渡辺美佐子、オダギリジョー、佐藤浩市などの名優がうまいのは当然だけれど、片岡礼子、池松壮亮(こいつの映画を今年4本も見てしまいました)、そして前作につづいて多部未華子が激しく魅力的。何故めしやのお品書きに「豚汁定食」だけがあるのかは映画オリジナルのネタ。泣ける。
2016年12月差額号につづく。