事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2020年3月号PART5 ドラえもんがいない3月

2020-03-17 | 映画

Wonder Woman 1984 – Official Trailer

PART4「年寄りになりなくない。」はこちら

「欧州で最も被害が大きいイタリアでは、先週末の映画館の売上は500ドルにも満たない金額に落ち込んだ。」

衝撃的な、そしてさもありなんという報道。フランスもとんでもないことになっているらしい。日本の興行界における最大のニュースは、どんなときも30億は稼いでくれるドラえもんの公開が延びたこと。

三十数年間、つねに3月の興行は東宝のものだった(日活のヤッターマンが健闘したときはあったけれども)。

小中学校がほとんど休業している状況で、映画館に子どもたち(とその親)が殺到するであろうドラえもんの公開はさすがに無理だったか。無理だろうな。007の新作もなんと11月まで延期。

映画というのは観ても観なくても生き死にに影響しない。他人といっしょに映画館で観ることこそ醍醐味だけど、それがコロナウィルスで吹っ飛ぶ。ショービジネスというのはしんどいもんだなあ。

ここでNetflixの株価が上昇しているというのは商売として必然なのかも。自宅にこもることになれば、必要なのはトイレットペーパーとお米(みんな買ってね。実はいくらでもあるから)と娯楽。

わたしは映画館が開いているかぎり通い続けることをここに宣言します。1メートルの距離?わたしはね、他の人がとっていなければ最前列にいます。常にいます。妻はあきれています。

ついでだからリクエストしておこう。映画が始まる前にいつも挿入される「ストップ!映画泥棒」だけど、いくらなんでももうやめてくれないか。テンションがダダ下がり。音響もひどいし。

鶴岡まちなかキネマは静かなコーションだけ。なぜイオンシネマはそうできないんだろう。日本最大のシネマコンプレックスだから?

画像は期待ふくらむ「ワンダーウーマン1984」はたしていつ公開されるものだか。

2020年4月号につづく

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日本の警察 その114「祈りの幕が下りる時」(2018 東宝)

2020-03-17 | 日本の警察

その113「W県警の悲劇」はこちら

東野圭吾&阿部寛の新参者シリーズ最終作。ということになっているけれども、加賀恭一郎ものはもっといっぱいあるのにもったいないなあ。

まあ、阿部寛バージョンの最終作として、この原作は確かにぴったりだ。なにしろ事件のキーポイントが加賀自身なのだから。そしてある人物の怒涛の過去が描かれ、泣かせる展開に……いやしかしこれってどこまで「砂の器」なんですか。

事前の情報をまったく入れずに見たので、はてこの似顔絵は誰のものかしらと本気で迷う。ミステリとして丁寧な運びだけれど、映画になるとキャスティングでいろいろとばれてしまうのはいたしかたないかな。

にしても、このシリーズがまたつくられるとして、加賀恭一郎を演じるのはしんどいことだろう。それほどに、阿部寛はこの役にはまっていた。原作にはないユーモアが加味され、なお味わい深くなっている。この最終作で加賀は日本橋から捜査一課に戻ることになるので、次もやっぱり彼でいってほしい。

くどいようだけど原作はいっぱいあるし、読者に解決をしめさないあれとかあれをドラマ化するのって楽しそうじゃないですか。違った展開に持っていきたければ、東野はサービス精神旺盛だからきっと書いてくれますよ。ガリレオのときみたいに(笑)。

その115「コールドケース2&警部補矢部謙三」につづく

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