過去に撮影したものと同じような絵は撮りたくない。できれば未だに撮影したことがない風景や昆虫の写真を撮りたい・・・8月14日の「セミの抜け殻に思う」の記事投稿の冒頭で記した。どの季節においても、その思いは変わらないが、遠征先で出会えば必ずと言っていいほどカメラを向けてしまう存在がある。カトリヤンマも、そんな昆虫の1種である。
飛翔や交尾、産卵などの生態的写真になれば撮影の難易度も高くなるが、日中、藪の中の木の枝に止まっている姿は、どの場所で見つけても一緒であり、無理なく撮影することができる。
過去に何度も撮っており、どの写真もほとんど同じだが、細身の体と複眼や体色の美しさに魅力があり、いつもカメラを向けてしまう存在なのである。最初の出会いは小学校4年生の時で、かれこれ48年のお付き合いになるが、未だに奇麗に撮ってあげることができていない。
カトリヤンマは、初秋のヤンマというイメージが強い。稲刈りが終わった田んぼでオスがホバリングし、メスが乾いた田んぼの畔で産卵する。訪れた多産地では、まだ羽化したばかりの未成熟が多く、これからの時期が楽しみである。
これまでストロボは、CanonのSpeedlite 550EX を使用していたが中古機材はやはり壊れやすい。今回も新しいストロボ Nissin i40 を使って撮影した。純正ではないがE-TTL評価調光も個人的にはそれなりに良い結果であると思う。ただし、ミラーアップしてレリーズでシャッターを切れば良かったと反省している。
以下の写真1~3が今回撮影したもので、写真4は過去に撮影したものを参考までに掲載した。交尾態や産卵等の写真は「カトリヤンマの交尾態」をご覧頂きたい。
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
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