お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

五木寛之さんの著書

2007年11月26日 | 本紹介
 五木寛之氏の 最新、ベストセラーの「人間の関係」ポプラ社 も 有り難く拝読いたしましたが、
 
 五木寛之著「いまを生きるちから」NHK出版社 を 今、味わっているところです。

 その中に「『縁なき衆生』こそが大事」という章があります。

 p152 

 お寺はいつも大衆に門戸を開いて、縁なき衆生に語りかけることが大事だと思います。縁なき衆生を教化するのが、お寺の役目なのですから。
 ところが、一般にお寺は自分たちにとって縁の深い人々を大事にしている。あれが、そもそもまちがっていると思います。仏教に関心のない、あるいは仏教についてまちがった考え方をしている人たちにこそ新しい縁をつくってあげるのが、お寺の仕事だと思います。

 自分の寺の内部だけ、教団内だけに目が向いているのが、各寺ではないか・・・ 
 お寺にお参りくださる方を待つだけでなく、お寺の者が出向いて、仏教に縁のない方に仏法を届けることこそ、「仏法広まれ」の責務なんだと大いに反省させられるお言葉であります

  
 
 

 

 
コメント (3)
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