散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

テレビゲーム夜話(2)

2007年04月01日 23時54分30秒 | Weblog
「ギャラクシーウォーズ」
インベーダー直後に出た、画面内を上昇するミサイルを操作して、天辺付近のUFOにぶつけて破壊するという単純なゲーム。ただし、面クリアしていくと「GOOD!!」「VERY GOOD!!」といったメッセージが出るのだ。今でこそメッセージが出てくるのはあたりまえだが、このゲームが始めてではないだろうか?

また、このころコロコロコミック誌で「ゲームセンターあらし」(作:すがやみつる)というTVゲームを主題にしたマンガが大ブームになった。「ムーンサルト12段撃ち」や「スーパーノヴァ」は無理としても、「炎のコマ」にチャレンジして手を痛めたり、ゲームセンターの人に怒られた人はいるのではなかろうか。

「ルナレスキュー」
これは月面で救出を待っている人に向けて救出船を降ろし、人を乗せて上昇させるゲーム。インベーダーの大ブーム以来、シューティングゲームばっかり流行っていた中で、”助ける”というコンセプトは新しかった。もっともさほど流行らなかったのだが。あと、救助を待っている人が「タスケテ!」ってちゃちな合成音声でしゃべるのだ。しゃべるゲーム機は始めてではなかっただろうか。ちょっとかわいい。

「オズマウォーズ」
これも、シューティングゲーム。たいしたことないゲームであるが、途中で宇宙戦艦ヤマトそっくり(著作権的にもまずそうなくらい)のキャラがでてきて、エネルギー補給をしてくれるのが印象に残る。

「ギャラクシアン」
「スペースインベーダー」の動きが規則的・1次元的(左右のみ、端っこまでいくと1段下がる)なのに対して、軌道のパターンはあるものの動きがかなり曲線・2次元的になった画期的なゲーム。敵キャラもカラフルだし、背景に星(単なる色付ドット)が流れているのも当時は美しく見えたものである。私は残念ながらほとんどのゲームが下手だったのだが、知人にギャラクシアンなら無限にできる男(やめようと思わない限りいつまでも続けられる)がいて、レッドエイリアン・レッドエイリアン・ギャラボスと3つ続けて撃ち落とすと800点という技に見とれていたことを思い出す。

「ルート16」
これは全体のエリアが16分割されていて、その1つに入ると画面全体に1エリアが表示され、エリアから出ると16エリア全体が画面表示されるという工夫がされていた(←説明わかりにくい?)。多分初めて1画面に収まらない範囲で進行するゲームだったのではないだろうか。まだ、画面スクロールが現実的な速度ではできなかったのだな。ゲームそのものは敵車の追跡をかわして自分の車で宝物のたぐいをゲットしていく単純なもの。

「ラリーX」「ニューラリーX」
そしてこれが初めて画面スクロールが実現されたゲームだと思う。今でこそ画面スクロールしないゲームなどほとんどないが、初めて見た時は驚いたものである。画面の右下隅に全体地図が表示されているのも、当時ならではの工夫。ゲームはスクロールされる画面の中で車を走らせ、フラッグをゲットしていくもの。敵をかわしてフラッグを取る面と、敵が止まっているボーナス面が存在するのも斬新。軽快なテーマ音楽もよかった。

テレビゲーム夜話(1)

2007年04月01日 20時53分54秒 | Weblog
現在の私は全くテレビゲーム、及びそれに類するものをしない。趣味の関係上、どうしても時間を割くことができないからだ。しかし、私は小学校2年生の頃からゲームセンターに出入りしており、また、パソコンという名前ができる前から、自宅にコンピュータを持っていた(父が買ったのだ)。そして、日夜激しくゲームに励んでいたものである(金がなくて、ゲームセンターではそれ程でもない)。

以下、その頃の想い出のゲームについて書いてみることにするが、私のイメージでは「ゼビウス」が新しい方のゲームに入るので、とても波長が合わないという人が大部分であろう。

***
「風船割り」
黎明期(インベーダー前)のTVゲーム。ピエロをシーソーで飛ばして、画面上方を流れている風船にぶつけて割ると得点が入るという素朴なものである。ピエロをシーソーに乗せそこねて地面に落としてしまうと「ご愁傷様でしたー」という感じで葬送行進曲が流れるのであった。

「平安京エイリアン」
これこそ、初期アーケードゲームのいい味が出た名作。平安京をかたどった街中をエイリアンが駈け回り、それを検非違使が穴を掘ってエイリアンを落として退治するという謎の設定のゲーム。十字の形に穴を掘ってエイリアンを待ち受ける「秋葉掘り」などのテクニックが生まれたものである(秋葉原の街並みにちなむものである)。私自身も自宅のマイコン、TK80-BSにマシン語を打ち込んでやっていたのだが、自分の通路を回廊状に残す「ロの字掘り」で、ハイスコアを叩き出していたものである。

「モナコGP」
かなり初期のカーレースゲームで、当時のグラフィックとしてはかなりのでき。周囲の車をかわしつつ速く走るゲームだが、ハンドルが利きにくいスリップゾーンや、ライトの範囲しかコースが見えないトンネルゾーン、道が狭くなる橋コースがあり、かなり面白い。よく橋げたに激突して、死んでいた記憶があるなあ。さらに、突然サイレンの音と共に救急車がコースに登場して、レースカーをぶっちぎっていくのが強烈だった(ぶつかると救急車の方がはるかに強い)。

「ヘッドオン」
これはとにかくシンプルな割りには結構乗れるゲーム。逆方向に走る敵の車をかわして自分の車で画面上の点(ドット)を消していく遊び。これはアイディア勝ちだな。後にUターンして、敵車と同じ方向に走れるようになった「ヘッドオン2」というのが出た。

「ルパン三世」
グラフィックはちゃちだがなんとなく記憶に残るゲーム。ルパン三世(といってもキャラはアルセーヌルパン風)に金の入った袋を担がせ、追ってくる銭形警部やガードマンをかわして逃げるのだ。面クリアすると、峰不二子とルパンが出逢えるデモ画面が見られるのだった。

「スペースインベーダー」
昭和53年に発表された、何といってもゲームの歴史の中に燦然と輝く記念碑的な傑作。なにが革命的だったかというと、単純な事であるが相手が攻撃してくるということだ。もちろんインベーダー以前にもTVゲームは存在しているが、カーレースやオセロなどしかなく、相手が攻撃してきてそれを撃つというシューティング・ゲームはこれが始めてなのだと思う。

最初は何発目にUFOを撃つと300点になるとか(21発目とそれ以降14発目だっけ?)いう程度のことが話題になっていた。その後、「名古屋撃ち」「レインボー撃ち(ボーナス1500点?)」などの技に盛り上がったものである。ゲームの方もマイナーチェンジがされ、インベーダーが撃たれても死なずにふたつに分裂して攻めてくる「分裂インベーダー」や、UFOがインベーダーを産み落としていくのもあった。

続く。

20070401最近読んだ本

2007年04月01日 15時18分31秒 | 読書
「百万のマルコ」柳広司
マルコポーロが獄中で囚人達に頼まれて東方の謎めいた話をすると…。必ず不可思議な謎が含まれていて、囚人達がアームチェアディティクティブをするのである。囚人と言っても思想犯だから、ある意味優雅なのだ。

「大原美術館Ⅰ 西洋の近代絵画と彫刻」
「同Ⅱ 現代絵画と彫刻」
「同Ⅲ 日本の洋画」
小樽文学館で入手。昨年東京で見た作品もあり、やはり画集は実際に見た作品が含まれているほうが楽しい。

「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子
人間嫌い、あがり症、関西弁に対するいじめなど難しい問題を抱えた人びとが、主人公の落語家の下に集まり、なぜか落語の勉強を始めてしまう。ややパターンな感じもするが、さすがに面白い。

「メリーゴーランド」荻原浩
ダメダメテーマパークに公務員の主人公が出向させられ、やむなくヤケッパチで再建に取り組む。痛快な部分もあるが、苦さも含んだ結末である。総じてユーモア調。

以下、図書館の3冊。
「海の生き物100不思議」東京大学海洋研究所
タイトル通り総花的な内容。

「恐竜の動物学」濱田隆士他
動物学者の恐竜に関する講演会を本にまとめたもの。普通、専門の古生物学者が研究しているのだと思うが、別の視点が入るのは非常に良いことだと思う。語り口調なので、程ほどに脱線もあり読み易い。

「都と京」酒井純子
今、確かに首都である東京に住む作者から見ても、京都というのは特別なものであるようだ。もう、私なんぞは田舎モンで…

比内地鶏?

2007年04月01日 13時26分37秒 | 食べ歩き
天気はそこそこ、軽く散歩に出た。琴似本通を端から端まで歩き、最後にラーメン「B」へ。店の内外に比内地鶏のスープを使用と書かれており、メニューのトップが塩ラーメンだ。やはりスープの味が良く分かるのは塩ラーメンだろうと注文。

早速到着してラーメンは、麺は普通、具に挽肉、キクラゲ、メンマ、チャーシュー、海苔、ネギ。そしてスープの透明感はかなりある。しかし、店に入った時から分かってはいたのだが、ニンニクの香が少々強い。ラーメンにニンニク、これは悪いものではないが、比内地鶏スープを生かすのかなあ。

後味も地鶏スープだけ? と言いたくなる感じでやや残念。値段も700円。どうだろうか。