散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

日記風に

2007年04月29日 15時15分28秒 | Weblog
本日はまず彫刻美術館へ。美術館のすぐ前の家で、なにやら父娘のものすごく見苦しい罵りあい。周りに聞こえているので、やめた方が良いかと。



展示は「素材の多様性展」である。本郷の彫刻(木、ブロンズ、石)・スケッチ(ペン、水彩)など様々な素材が使われているものの展示。「摩周の舞」という作品が初見であろう。クスノキを使ったもので、体にアイヌ紋様のような模様。何となく母性的かつ神聖なものを感じさせる像であった。

本館は「花の彩り展」。油彩、水彩で花のスケッチが中心。初展示の「つゆくさ」という油彩作品がなかなか。暗がりの中、ひっそりと小さな草花が描かれているのだ。

美術館を出て西野方面へ。今日は日なたで早歩きをすると少々暑いが、まず散歩日和といえるだろう。西野から西町へ。かつて記憶のあったレストランに行こうとするが見つからない。実は前日も昼食を取ろうとしていた店が休業で困ってしまったのだが、本日もやや困り、迷った末に中華料理の「H」に入ってみた。



店内は改装したばかりだろうか、非常にきれいである。客は休日でだらけた感じのオヤジが一人でビールを飲んでいる。私もビールを飲みたいなとも思ったが、ラーメンと一緒では腹が膨れる。お勧めメニューの中から肉絲麺だけ注文することにして、「将太の寿司」を手に取る。



やや少しして、丁寧な仕事で作られた肉絲麺が到着。非常に熱々のところを早速食べる。まず野菜はシャキシャキ、細切りの肉は非常に柔らかく、しっかりと下味が付けられている。あんかけはスープと分離せずに、しっかりまとまっておりこれも良いのではないだろうか。他にも麺類・定食がたくさんあり、また来てみたい店の一軒となった。

山の手方面へ戻る。途中、発寒河畔公園でビールとゆでピーナッツ。



しかし今日の札幌は日なたは日差しがきついが、日陰に入ると肌寒い。程ほどで切り上げて帰宅。11860歩。

20070429最近読んだ本

2007年04月29日 14時50分02秒 | 読書
「百鬼解読」多田克己、京極夏彦
なぜ妖怪が生まれたのかというプロセス解読が面白い。ただし、文章にはちょっと色気が無い。京極と比べるのは無理があるが。

「おいしい日常」平松洋子
塩から飲食店までまとまりはないが、うまそうな話ばかりではある。

「描かれた食卓」磯部勝
歌川広重の「もちVS酒」の図。川端龍子の「佳人好在」無人の室内に涼しげな酒肴。このあたり面白い。

「キャラねっと完全版」清涼院流水
オンラインゲームの世界における事件を推理するもの。この人はもともと狭義のというか、そもそも推理小説のルールに則らない小説を書くが、その言い訳が面倒になったため世界設定を何でもありにしてしまったわけだ。

「定食ニッポン」今柊二
とにかくうまそう。札幌の定食店も数件紹介されているが、あまり行った事がないのである。どうも専門店(そば、ラーメン、カレーなど等)に行くことが私は多いようだ。

以下、図書館の2冊。
「恭一&現の時事放談」
ロックバンドのメンバーらしいなあ。そのファンの人向け。

「古代トーキョー大発掘」山崎浩一
1980~90年頃の東京の風俗が未来で発掘されたとしたら、どんな珍説が展開されるだろうかという話。雑誌連載とかだと面白いのかも知れないが、連続して読むと同工異曲で飽きる。