散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

もつ鍋

2007年04月28日 23時30分03秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
連休初日のせいかやや暴走(またか)。

札幌駅前の居酒屋「O」へ。酢もつ(内臓を千切りにして酢タレであえたもの)、ゴボウチップスをつまみに角ハイ。そしてメインのもつ鍋(塩味)。キャベツ・ニラなどがたっぷり入っており、底のほうにもつ発見。臭みは全く無く、内側の脂身がいい具合についている。





柚子コショウ(赤と青の2種)をつけつつ、熱い所をやる。脂分がスープや野菜に回っておりコクのある感じ。無論スープも旨い。これは当然焼酎に切り替えて、1杯目は清長。吟醸酒の酒かすから作った粕取り焼酎である。かなりドライだか香りが良い。



2杯目は芋の香りがそうとうする不二才(ぶにせ、だったか)。最後にチャンポンの麺をいれ、漬け物で締める。麺はかなり煮込んでも延びない麺で、スープをしっかり吸わせて食べる。満腹だが、ヘルシーっぽいかな?

2軒目は徒歩で移動。札幌駅からやや西側、Kホテルのバー「C」へ。今日の札幌は観光客の姿も多く、バーも込んでいたためカウンターではなくテーブル席へ。1杯目はギムレットにビタースを入れたもの。2杯目はKさん指名で「カルヴァドスベースで」とお願いした所、ブランデーをカルヴァドスに変えたビトゥイーン・ザ・シーツが登場。さっぱりして調子付く。

3軒目はタクシーで琴似に移動してカラオケ。
「恋に落ちて Fall in Love」小林明子
「熱視線」安全地帯
「愚かもの」近藤真彦
「モンテカルロで乾杯」庄野真代
「春よ、こい」松任谷由美
「みずいろの雨」八神純子
「サウスポー」ピンクレディー
「哀しくてジェラシー」チェッカーズ
「海のトリトン」
「言葉にできない」オフコース
「MONEY」浜田省吾

わっはっは。

20070428ギャラリー巡り

2007年04月28日 17時14分00秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、北海道立近代美術館→札幌市資料館→アートスペース→さいとう→三越→NHK→道新→時計台→大通→富士フォトサロン→大同→テンポラリー→エルプラザ→紀伊国屋→ロフトの15箇所。

近代美術館「空海マンダラ」。



わざわざ去年、旭川まで見に行った展覧会が札幌にお目見え。展示の仕方が違うと印象も変わる。いくつか気になったものを。

「五大力菩薩像:金剛吼菩薩像」:紋様が立体的に見えるなかなかの名作。
「天弓愛染明王坐像」:腕が繊細。
「八大童子立像」:やはり傑作といえばこれ。今回は中心に不動明王座像をすえて、8人がそれを健気にお守りするかのような円形陣(新薬師寺スタイル)。周囲を5・6周回って存分に楽しむ。龍に乗ったお姿がインパクト大賞の阿耨達童子、服装の色彩が可憐なファッション大賞、恵光童子などがお気に入り。なお、ふっと目を上げると、逆サイドの童子の背中が見える。後姿賞はまたも恵光童子。いろいろ楽しめるなあ。

「孔雀明王像」:ド派手な孔雀に乗るお姿は冷静に見るとお馬鹿さんにも見える。光背も孔雀の羽で代用。凄い。
「地蔵菩薩像」:服が神秘的なまでに繊細に描かれている。
「深沙大将立像」:旭川でもビックリ仰天した、私のお勧め作。髑髏のネックレス、能面のような顔がおなかについており、象の膝当てなどパンキッシュなファッションセンスが光る。絶対悪の権化に見えるが実は良い人(らしい)。

前期後期でかなり展示替えがあるようなので、また来るつもり。

三越「伊勢神宮展」。何だかあまりピンと来るものが無い。併設の三重県の物産展で伊勢うどんを購入。一度食べたかったのだ。

大同「松井多惠子個展」。何というのかなあ、画の中心にキュビスム的女性像が必ず描かれている。何か興味引かれるものあり。「サイエンス考(火星)」という、火星の風景が舞台になっているのも面白い。

テンポラリースペース「木村環展 LIFE GOES ON」。私はやはりこの人の作品を気に入ってしまったようだ。初めてテンポラリースペースへ。実に味わいのある建物。



前回のThird Earの作品とペンタッチは同じだが、かなり味わいは違う。全般的に首がとれ血が飛ぶ危険さはなく、異世界を思わせる優しい作品。女性の頭部から蔦のようなものが天に向かって伸びる画が一番好み。

展示会場にいた女性からお茶を頂く(ペットボトルのだ)。「Third Earの展示も見に行きました」と話しかけてみたのだが、作者さんではないとのこと。すっかりご本人だと思い込んでいた。しかしこの人も美術好きで、東京でレオナルド・ダ・ビンチの「受胎告知」を見てきたそうだ。思ったより薄い塗りで、聖母の髪の毛の繊細さ、植物の丁寧さは予想を遥かに超えるものだったらしい。なんとも羨ましい話だ。

エルプラザ。廃墟駅の写真を眺めて、環境プラザという所にも行ってみる。エネルギーの無駄遣いをしないような展示など。豪華な施設にわずかな見物客。結構面白いものもあるのだが。




→日本の食生活は輸入品で成り立っているということらしい。

ロフト「ロバート・サブダしかけ絵本の世界展」。電動で開閉する飛び出す絵本(不思議の国のアリス、オズの魔法使い)があるなど、それなりに工夫した展示。招待券で行ったのだが、定価で見て満足するかといわれるとどうだろう。それでも、本を開くと気球が飛び出てくる(やや薄いが球形になるのだ)のは凄かった。絵本好きにはお勧めなのかも知れない。

私の前で見ていた女子高(中?)生「すごいよ、こんな古い本が残ってるんだね」「きっと、お金持ちの人から借りて展示してるんだよ」。あのー、その本、私が生まれた頃に作られてるんですけど・・・

以上

ゴールデンウィークスタート

2007年04月28日 12時55分35秒 | 食べ歩き
まあ、それ程大騒ぎすることでもないのだが、ゴールデンウィークに突入。初日の札幌はちょっと暑いくらいの天気になった。上着を持って出かけたのは失敗だった(夜は涼しかったかな)。

ギャラリー巡りの途中、すすきのの蕎麦屋「A」へ。ミニ天丼セット(ホタテ)とビールを注文。ミニ天丼はホタテと海苔の天ぷらのみで、もう一つ野菜で良いから何か入っていてほしかった(値段はとても安い)。

20070428最近読んだ本

2007年04月28日 07時34分56秒 | 読書
ゴールデンウィーク突入。私は4連休×2回となる。

「ユグノーの呪い」新井政彦
患者の精神世界に入り治療を施すサイコダイバー物。患者の抱えている悩みがキリスト教とメディチ家にまつわるものなので、何のことやら。

「酒肴酒」吉田健一
怒りや饒舌さなどの表面にドンと分かり易い記述はないが、地味に怖い。

「鮨に生きる男たち」早瀬圭一
グルメ本というよりは鮨職人の姿をきっちり書いた本。とはいえ、読んでいると鮨を食べたくなってくるのも事実。どこか行って見るか。

以下、図書館の4冊。
「日本読書株式会社」本の雑誌編集部
「何を読めばいいのでしょう」という問に対し、「これです」と何でも答えてくれる本。こういう会社があったら私も就職したかったような気もするが、趣味を仕事にするな、が私のモットーでもあるな。

「こんな書店で本を買いたい」池田良孝
私が書店に求めるものは以下の2点。文庫の新刊がもれなく一箇所に集まっていること。マイナーでも本当に面白い本をピックアップできること。もちろん面白さの基準は様々なので、私にとっての外れがあることはやむなし。以上。

「言葉は静かに踊る」柳美里
私はこの人のことをほとんど知らないながら、例のプライバシー侵害裁判の話だけからすると理解しがたい人という感じを持っていた。初めて書評・エッセイを読んで、印象としては悪化したとしか言いようがない。

「コーランの世界」大川玲子
コーランはなるべく本来言語にそって表記すると”クルアーン”なのだそうだ。写本の美しさ、字体や幾何学文様も素晴らしい。イスラムの書体にもいろいろあり(クーフィー体、ナスフ体、ムハッカク体、ライハーン体などまだまだ)、全然違う字に見えるのだ。