「カリブソの監視者 ペリーローダン334」フォルツ、エーヴェルス
「なまら北海道だべさ」千石涼太郎
意外に北海道の風習には地域差(移住元差?)があって、うなずけるものと全く知らないものがあるのだ。「やきそば弁当」のスープはゆで汁でつくらねばならぬと言う話があって、その通りなのだ。
「小生物語」乙一
虚実入り混じる日記であるが、何となく彼の生活感覚が分かる。大人になったなあ乙一。
「膚の下 上下」神林長平
彼の数々の作品群が結実した最高傑作。人とアートルーパー(アンドロイド)、機械人を通して”知的存在”の何たるかを描きだしているのだ。私は「魂」の存在を信じないものであるが、(広い意味での)人の想いが他者に影響を及ぼすという意味で、その人の魂が残るのだ。
「イニシエーションラブ」乾くるみ
恋愛小説はダルイよなあと思って、ラスト2行で大仰天と言う話で我慢して読んだ。ラスト2行でなるほどの仕掛があるのだが、騙されやすい私は伏線にあまり気がついていないのだ。もう一度読み直そう。とても怖い話になりそうだ。
「酒場のオキテ」吉田類
全国の酒場の一言紹介のような感じになってしまい、臨場感があまり無い。もう少しじっくり書いたほうが良いのでは。
「わたくしの旅」池波正太郎
この人が旅に出て、翌日の3食の計画を立てるあたりは実に可愛いのである。それから彼の痔を治す体操の詳細が初めて文庫に載ったのではなかろうか。
「霧舎巧傑作短編集」霧舎巧
バラバラな短編がラストの「クリスマスの約束」で気持ちよく収斂する。こういうロマンチックさは悪くない。
「なまら北海道だべさ」千石涼太郎
意外に北海道の風習には地域差(移住元差?)があって、うなずけるものと全く知らないものがあるのだ。「やきそば弁当」のスープはゆで汁でつくらねばならぬと言う話があって、その通りなのだ。
「小生物語」乙一
虚実入り混じる日記であるが、何となく彼の生活感覚が分かる。大人になったなあ乙一。
「膚の下 上下」神林長平
彼の数々の作品群が結実した最高傑作。人とアートルーパー(アンドロイド)、機械人を通して”知的存在”の何たるかを描きだしているのだ。私は「魂」の存在を信じないものであるが、(広い意味での)人の想いが他者に影響を及ぼすという意味で、その人の魂が残るのだ。
「イニシエーションラブ」乾くるみ
恋愛小説はダルイよなあと思って、ラスト2行で大仰天と言う話で我慢して読んだ。ラスト2行でなるほどの仕掛があるのだが、騙されやすい私は伏線にあまり気がついていないのだ。もう一度読み直そう。とても怖い話になりそうだ。
「酒場のオキテ」吉田類
全国の酒場の一言紹介のような感じになってしまい、臨場感があまり無い。もう少しじっくり書いたほうが良いのでは。
「わたくしの旅」池波正太郎
この人が旅に出て、翌日の3食の計画を立てるあたりは実に可愛いのである。それから彼の痔を治す体操の詳細が初めて文庫に載ったのではなかろうか。
「霧舎巧傑作短編集」霧舎巧
バラバラな短編がラストの「クリスマスの約束」で気持ちよく収斂する。こういうロマンチックさは悪くない。