散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20101123ギャラリー巡り

2010年11月23日 15時49分38秒 | ART
今週末は札幌を離れるため、今日のうちにある程度ギャラリーを巡っておきたい。芸術の森→趣味の郷→さいとう→スカイホール→三越→サンプラザ→たぴお→時計台の8か所。

■芸術の森美術館「さっぽろ・昭和30年代」。あまり見たことのない絵画と美術評論家なかがわ・つかさの展覧会評(新聞記事から作成したボード)があり、かなり見るのに時間がかかった。途中に「タイムトラベル札幌散歩」という、昭和の札幌を写すDVDがあり、ステーションデパート、テアトルポー、五番館(屋上の遊園地)等懐かしい風景が見られた。狸小路の東端に、エッフェル塔のような広告塔が建っていたのは初めて見た。

一木万寿三「リンゴの木・サッポロ」:山の手界隈から街を見下ろし、遠くにはテレビ塔も見える風景。
谷口一芳「街景」:石炭ボイラーの煙が上がる札幌の街。ちょっと前までは石炭が使われていたのだ。
浅野「休火山」:暗緑色の山肌と、どこか火を暗示させるような暗い赤がちらりと見えるのが良い。

米谷雄平「一人」:奇怪な人物が一人立つ。寂しくもあるし、厳しい姿でもある。
堀内掬夫「作品FU-1」:新しい命を感じさせる浮遊感のある作品。

彼の展覧会評というのはかなり辛辣で、形としてまとまっている/驚きがない、消化がよくされていない/通俗的、平板/絵肌が荒れている等と、ああいえばこういう状態なのだが、多分、画は好きだったのだろうとは思う。自分で描いていないのに、人に嫌われてまで思いっきり言うというのは、好きだという証拠なのだろう。



■さいとうギャラリー「尾形香三夫陶芸展」。いつも驚かされる展覧会。これまでの「眩暈」シリーズに続いて、「波動」という作品が出品されていた。

■三越ギャラリー「平松佳和作品展」。注目すべき作家だと思う。小品はそれほど高くなかったので、「買い」ではないだろうか。
「水母」:鉛筆画でわずかなピンク色(水彩)がつけられている。
「記憶」:化石の魚を描いた感じ。手に入れたくなる雰囲気がある。

■札幌サンプラザ「北区のアーティスト展」。
佐藤武「暮れゆく大地「君に捧げる」」:大地に大きな穴があき、中空に巨大なカーネーションが浮かんでいる。今までのモチーフとは違った感じの作品だ。



■ギャラリーたぴお「コレクトマニア 2th」。出品者の作品というよりはコレクションを展示する形式の展覧会。美術展のチケット、化石、土器の破片、ペプシのキャップ人形、絵本等。自分だったら何を出品するか考えてしまう。とはいえ、そんなに本格的に集めているものってなくて、多分、普通の人より圧倒的に持っているのは、文庫本の帯だと思う。

おふくろ?

2010年11月23日 12時39分55秒 | 食べ歩き
本日は芸術の森から戻ってきて、すすきので下車。ちょっと歩いたところにある「S」食堂へと行ってみた。祝日ながらそこそこの客入り、カウンターの端に腰を下ろした。メニューを眺めて一考…、メンチカツ定食って美味しそうなのだが、驚くべきカロリーだな…。

ということで、本日の日替り定食、ピリ辛生姜焼き定食にした。



まず味噌汁を一口、これが実に熱い。それからピリ辛生姜焼きを食べて、ご飯へ。この相性の良さは間違いないと言えるだろう。ピリ辛具合もちょうど良い。

後は合間にキャベツ、インゲンの胡麻和え、漬けものを入れて、ご飯も半分ほどおかわりをしてしまった。最後に食べたゼリーはなくても良いが、まず満足の昼食であった。しかし、看板にある「おふくろの味」というよりは、ベーシックな定食屋さんの味という気がする。

他にも気になるメニューがあるし、ビール+100円おかず3品セットというの、ちょっと興味がなくもない。


20101123最近読んだ本

2010年11月23日 06時39分12秒 | 読書
■「地球戦線2」ジョン・リンゴー
ついに敵異星人が地球上陸。圧倒的な兵力を持ち、さらに嫌なことに肉食…。地の利を生かした防衛戦が始まる。

■「銀座「美味」巡礼」井上一馬
クラシックな店が多い(再読)。

以下、図書館の6冊。
■「空色水曜日」谷村志穂
札幌近郊のガイド的散策本。行くところは同じでも、何だか趣味は合わない。

■「交換日記」柳美里
裁判の対象になった作品は読んでいないため、評価は不可である。しかし、この日記を読む限り、恐らく将来にわたってこの人の文章を読むことはないと思う。

■「わしらは怪しい雑魚釣り隊」椎名誠
ちょっとこの書きっぷりだと釣りには興味が持てない。

■「再婚生活」山本文緒
多少は脚色があるのかもしれないが、日常生活とその精神の動きの振れ幅が大きすぎる。うつ病の記録日記でもあるのだが、それだけではないものを感じる。

■「新・おくのほそ道」立松和平、俵万智
俵の酒飲み話はなかなか面白いのだが、短歌はなあ…。あまり興味が持てない。

■「古寺巡礼」辻井喬
とても真面目な本。