散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

小樽にて

2010年11月28日 22時16分43秒 | 飲み歩き・北海道内
日曜日の小樽は人出も少なく、寒い。花園の「H」で一杯やることにしよう。店のおまかせセットを注文し、飲み物は燗酒にする。最初の1品はおでん(大根、魚すり身、ちくわ、竹の子)。これで大分体が温まる。

続いて刺身(イカ、タコ、しめ鯖、サーモン)。単品注文だと種類が食べられないので、こういう盛り合わせを作ってくれるのは嬉しい。



次はニシンかまくら焼。生のニシンを醤油・生姜・柚のタレに漬けこんで焼いたものだ。身がふわふわで、干したものとは全然違う味わいになっている。



燗酒をもう1合注文し、しめのイクラご飯。北海道外の人が見ていたら、羨ましいかな? 結構、イクラは自分の家でも食べるものなのである。



ほど良く食べたところで、いつものバー「A」へ。今日はしばらくたってからもう一人客が来たが、それまではマスター独占でいろいろ話をしてもらった。飲み物は1杯目、ジンフィズ。タンカレー47度をたっぷり使ったドライな味。

2杯目はチャーチルというカクテル。マッカラン12年+イタリアンベルモット+コアントロー+ライムで、ウィスキーの味がしっかりしつつも、ライムですっきりする味だ。

3杯目は恒例のレディーズカクテル。今回はIWハーパー+アブサン+アンゴスチュラビタース+アニゼットというレシピ。バーボンベースでもウィスキーの美味しさが際立つカクテルである。

ラストの4杯目はウィスキーカクテル。これはマッカラン12年+ビタース+キュラソー+アブサンと似たようなレシピながら、またちょっと味が違うのだ。今日はこれが一番ピタリと来たような気がする。

雪の降りつつある小樽の街を歩き、小樽駅のガラス展示をみて電車で帰宅。





今年の旅は多分これで終わりだ。

小樽到着

2010年11月28日 16時48分45秒 | ART
小樽に到着し、オーセントギャラリー、金融資料館へ。金融資料館は小樽で数少ないと思われる、ウォッシュレットのトイレがあるのだ。自分のためにメモしておこう。

それから市立小樽美術館へ。中村善策記念ホールの展示は一度見ているので軽く流して、2階の「木版画家 金子誠治・愛の絆展」へ。

「小樽冬景色」:山の樹が三角で描かれ、上手い事図案化されているようだ。
「白い灯台」「赤い灯台」:モノタイプで、油彩画のような感じ。私にはモノタイプの特性が良く分からなかった。
「石文」:手宮洞窟の文様とアイヌ女性を描いた作品。社会的なテーマも多いようだ。

「旧道庁前」:手前に大きく池を配置し、木々の間から道庁が見える素敵な構図。
「あかね」:近美にも所蔵されている、出航する船々を描いた作品。

説明書きが面白く、第6回道展に棟方志功が出品したのは彼との交流が縁になっていたとか。棟方の3作品はすべて入選したそうである。また小樽で看板店を営んでいた斎藤清とも一緒に作品を並べたそうである。斎藤が版画家を目指して上京したので、その後、金子も上京したとか。

また1986年道新に掲載された自伝エッセイが面白かった。彼は角野から金子に改名しており、ある時、角野誠治名義の画に高値がついて展示されているのを見たそうだ。「これどういう人」と聞くと、「夭折した天才画家の作品です」と聞かされて複雑な気持ちになったとか。

続いて小樽文学館。「追悼・小林金三展-ジャーナリストの肖像」では、小林の小樽風景画が展示されている。「日本縦断文学碑めぐり」は文字通り、日本各地の文学碑・文学館などの資料を集めたもの。



コーヒーを飲んで、マンガで時間をつぶして、そろそろ飲みに行くことにしよう。ところで美術館・文学館の裏手はポプラも伐採され、すっきり工事中であった(このポプラ伐採問題は、難しいものがある)。


倶知安出発

2010年11月28日 12時41分33秒 | 食べ歩き
倶知安の繁華街に戻り、蕎麦屋「Y」へ。昨年に続いて2回目の来店である。やはりこの店名物(今月は割引)の鶏天せいろを注文する。

まずはワイルドな蕎麦。この店のはツユにたっぷり浸して、もぐもぐ食べるのが良い。



こちらは熱い蕎麦ツユと鶏天ぷら。



醤油がちのツユに天ぷらを浸すと、だんだん脂の味わいが出てくる。鶏天は一体どうやったら鶏肉がこうなるのだろうと思われる、ふわっとした柔らかさである。最後にちょこっと蕎麦汁粉がでて、今回も満足の味であった。

店の前にはなぜか大行列。蕎麦屋に来た地元の人らしいオジサンに聞いてみると、商店街のプレミア券(1万円購入で1万3千円分使えるとか)を買うための行列らしい。倶知安にこんなに人がいるところを初めて見た。



電車に乗り、小樽へと向かう。

倶知安で

2010年11月28日 11時31分13秒 | ART
7時起床。幸いそれほど重症な二日酔いではなかった。朝食は昨日買っておいたカップヌードルカレー。カレーの刺激で体に活を入れる。



倶知安駅まで送ってもらい、まずは小川原脩美術館へ。今回の第1展示は「自伝風な展覧会 アジアの大地」。後期のちょっとメルヘン入った時期のため、あまり興味が湧かない。「樹と小鳥」だけは極めて薄塗りで樹に見えないくらいのところが、面白かった。

第2展示は「不思議ふしぎこの絵なんだろう…?」。
「無題」:レンガ色の太い線の抽象画が何点かあった。見るからに「花」のような作品もあるが、何を描いたのか分からないものが多い。
「無題」:緑とオレンジで馬を描いた作品。少し、坂本繁二郎を思わせる作品だ。
谷口一芳「北大博物館」:マンボウやカジキの標本が展示されており、興味深い。

今回は珍しくビデオ資料をしっかり見た。



まるでご本人が解説してくれているかのようだが、もちろん映像の中の小川原さんである。美術館でコーヒーをごちそうになり、駅へと向かう。

倶知安到着

2010年11月28日 01時11分33秒 | 食べ歩き
余市から倶知安に到着。毎年恒例の某会合in倶知安である。この会のせいもあって時々倶知安に来るのだが、そこそこ面白い街である。北海道でも豪雪地帯であるこの辺だが、今年は積雪ゼロ。スキー客もキャンセルが多く、どうも大変な事態らしい(と、ブログを書いている今は、札幌も大雪である。多分、倶知安も降っているであろう)。

到着後、2次会の買いものをしてから、ニセコのホテル「NA」で温泉に入る。やはり客が少ないようで、ほぼ貸し切り状態。じっくり風呂につかって昼酒を抜く。

そのまま、ホテル内で1次会開始。宴会のパンフレットを見たところ、今一つの雰囲気が漂っていたのだが、結果から言うと素晴らしい食事となった。ここはお勧めである。

まずは鰹たたき(写真なし)から。薬味たっぷりで、腹も減っておりバクバク食べる。飲み物はビールサーバがあるので、生ビールから。現在の私はビール禁止なのだが、1杯目だけはやむをえまい。

次は鶏肉入り和風ポトフ。鶏肉はもちろんだが、マイタケ、ポロネギ、ジャガイモ、キャベツ等の野菜陣が美味しい。



ここで飲み物は竹鶴12年にチェンジ。食中なので私は水割りで飲んだが、ロックを注文した人はさあ大変。サービスの人が思い切ってフォーフィンガーくらい入れて持ってきてしまった。これ、バーで飲んだら4000円くらいしてしまいそうだ。結局ボトル1本空けてしまったが、贅沢な飲み放題だった。

次は鱈とタチの親子ソテーサフラン風味。



柔らかポークのバーベキュー風味。



さらにニンニク芽と牛肉の炒めもの。シャキッとしていて、味付けも美味しい。



最後にあんかけ焼きそばとフルーツ(写真なし)。あんかけ焼きそばは海鮮の具沢山でこれも非常に良かった。満腹して、宿泊場所に戻る。2次会はスパークリングワインとワインを主に飲んだ。



しばらくすると訳のわからない話でうるさくなってきたので寝る(こういう場所で、政治の話をしちゃいけませんぜ)。