散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

本日も餃子

2008年11月23日 12時29分27秒 | 食べ歩き

本日は中央区の餃子専門店にて、特製餃子定食というのにしてみた。餃子は小振りのものが8個。あまり特徴がないが、食べやすく、悪くはない。ご飯と味噌汁が結構美味しかったこともポイントであると思う。もやしナムルと漬け物付き。夜、ビールと合わせると良いかもしれない。

名店発見

2008年11月22日 20時50分44秒 | 飲み歩き・北海道内
16時半頃文学館を出たものの、さてどこに行こうか。どうにも決めかねて結局歩くこと1時間、17時半開店の蕎麦屋「A」に行くことになった。以前から気になっていた店ではあるのだ。



まず燗酒と鰊薫製、ゆり根の天ぷら。



燗酒が美味しい店はいいなあ。鰊薫製はおつまみにちょうど良い感じ。ゆり根天ぷらは揚げ具合が非常に良い。最初はかすかにカリッとした歯ざわりが感じられ、やがて余熱でほくほくの感じになるのだ。



続いて加賀の井を冷やでもらい、鳥焼を注文。鳥には抹茶塩と一味唐辛子をつけて食べる。加賀の井はトロリとした味わい。最後はもちろんセイロでしめる。細い蕎麦はしゃきっとしているし、蕎麦汁もバランス良く、これはなかなかの味わいであった。



2軒目はいつものバー「A」。1杯目ジンフィズ、2杯目シャンゼリゼといつもの注文。3杯目はブランデー+スイートベルモット+アロマティックビタースの組み合わせで優雅なカクテルにしてみた。

店内にはジュークボックスが新たに置かれているが、現在まだ修理中とのこと。次回来た時には、懐かしい音楽が楽しめるかもしれない。

最後の4杯目は前回とてつもなく美味しかったレディーズカクテルを注文。この間はベースにマッカラン10年を使ってもらったが、今回はマッカラン12年グランリゼルバを使用する、贅沢バージョンだ。

しかし、この味は凄いよ。作っているときから、香りの良さが段違いだ。そして飲むとベースのウィスキーの強靭さが発揮されているが、しかしカクテルとしても完成度が高いのである。脇役陣もアニス、アブサン、ビタースと強力ぞろいだからなあ。

蕎麦屋の冷や酒と、カクテルが効いてきた。バスには無事乗り込んだが、途中うとうと。無事、自宅にはたどり着いた。

20081122ギャラリー巡り

2008年11月22日 16時25分35秒 | ART
本日のギャラリー巡りは遠出をして、ダラスペース→小樽美術館→小樽文学館の3箇所。

■Dala Space「Chinatsu AITA Exhibition at Mt.Haruka」。宮の沢からバスに乗り、はるばる西春香へ。桂岡までは結構店があるなあと思ったが、その先突如として何もなくなる。



歩いて約2分で、Dala Spaceへ。ちょうどギャラリーから出てきたダムダンライさんに挨拶をして、早速展示場へ。普通の家の一角をギャラリーにしているようである。



まずは會田さんの大作「train 2008,6,11a」「同b」。全道展では「b」が出品されていたと思うが、そうか「a」もあるのだね(当たり前か)。これは本当に間違いない傑作で、世界観の素晴らしさと緑・紫の色彩の深みが両立していると思う。

続いて新作「windpipe-sleety 2008,11,18,a」「同b」「同c」。もやのかかったような白地に薄紫でニョロニョロのようなものが描かれている。ふーん、sleetyって「霙の」ということか。不思議な作品で、ちょっと本人解説を聞きたいところである。

ダムダンライさんにコーヒーを御馳走になり、お子様の画を見せてもらう。紙を綴じて作った画ノートに大量に鬼太郎キャラクターが描いてあった。さすがにダムダンライさんの子どもというか、画が好きなんだなあという感じ。

バスが1時間に1本しかないので、もう少し見ていたい気分を残して小樽へと向う。途中、吹雪っぽくなるが、小樽ではまた天気が回復。



いつも寄る古本屋さんを経由して、昼食(別項)を取り、市立小樽美術館へ。1階中村善策記念ホールでは、「全貌展」を見た中学生が壁新聞をつくり、中村善策のことを書いていた。新聞によると「善策さんはウィスキーとワインが好きで、痛風のため刺身や三平汁を食べていたが、ビーフシチューも好き」とのことであった。

続いて2階の「小樽風景」展へ。見たことのある作品(美術館蔵)もあるが、かなり作者蔵の作品も出品されており、「思い入れの小樽展」という感じだ。

山下脩馬「紙飛行機」:モザイク上の小樽の街の上を紙飛行機が飛ぶ作品。何となくプロレタリアアートの雰囲気がする。
佐藤善勇「運河沿いの工場」:150号くらいか? これでもかとゴツイ工場が描かれている。
羽山雅愉「黄昏・小樽08」:幻想的な小樽を俯瞰気味に描く作者だが、この作品は道路に立った目線でリアルな感じに小樽を描いている。

小平るり子「遠き日の栄光」:忘れ去られそうな小樽の過去を描いているが、結構そういうところが好きなんだけどね。
輪島進一「手宮心象」:近くで見るとラクガキみたいな線が沢山描かれているのだが、離れてみるとそれによって街が命を吹き込まれているように見えるのだ。
小川清「小樽風景」:ぎりぎり昭和時代の小樽風景。遠くに見えるのは展望レストランだろうか。

堀忠夫「小樽倉庫」:人間の不在感が非常にする画で、建物の存在感だけが感じられる。
木嶋良治「雪の街」「雪の日」:陰鬱な冬の夕刻、雪のため真っ白な屋根と対比するように暗い壁が見える。

雪国の人ならば分かるように、決して雪国の冬は綺麗なばかりではない。何よりも寒いし、雪の降り始めと雪融け頃は道路がぐちゃぐちゃになり、かなり汚い。そういう雰囲気も含めての小樽風景と言えるだろう。

■小樽文学館「小樽ちまちま文豪展」。小樽に関係のある作家と世界の偉人の人形&エッセイ展。話題の展覧会だけあって、普段よりも人が多い。展示のほうだが、人形も良いが、エッセイで紹介される偉人達のエピソードが爆笑だ。記憶で書くので多少違うかも知れないが、面白いものを紹介してみる。

ファーブル:良い教師だったらしいが、怒ると怖い。真っ赤に燃えるストーブを怒りのあまり蹴倒して、教室を火の海にしたこともあるとか。



赤塚不二夫:ぼったくりバーで金を巻き上げられたが、次の日以降も連日通いつめ、お店の人が怖くなって「もう勘弁して下さい」と言うと「何で? いい店じゃん」と言ったとか。



サリバン先生:ヘレンケラーの方が有名(人形もヘレンケラー)だが、この人がスゴイ。14歳まで文盲だったのが一念発起して先生になり、ヘレンケラーを暗闇から導き出したのは何と20歳のことらしい。



いつもの通りコーヒーを飲んで、さて夜の小樽に繰り出そう。


行ったことのある都道府県(4) 関西

2008年11月22日 08時07分32秒 | Weblog
滋賀県には素晴らしい仏像があるのだが、行ったことがない。和歌山もない。熊野古道にはそれ程興味が湧いていないが、仏像は面白そうだ。

■大阪
・大阪は殆ど”キタ”しか行ったことがないんだよね。
・関西空港に行くために難波だけは通過したことがある。
・うどんはふにゃふにゃでダメだった店と、すごいなめらかな(讃岐うどんかもしれない)店に行った。

・立ち食いで串カツも食べた。
・人が路上で寝ているのがちょっと嫌。しかも横断歩道を遮る方向に寝ていた。
・意外と親身な人が多く、いろいろ相談に乗ってくれる。

■京都
・仏像の凄さはたまらないものがある。
・碁盤の目になっているので分かり易いと思ったが、南北の方向を間違えた。
・四条の1本裏手(札幌で言うと、三越の裏側みたいな所)に恐るべきいい居酒屋がある。

・国立博物館があるのが羨ましい。
・洋風の食堂兼スタンド居酒屋があって、感涙。
・鱧の皮とか、鶏肝とかで、安くて旨い一品がある。
・ラーメンが意外と濃厚。東京とかである”京風ラーメン”って、一体ナンなの。

・ずいぶん昔にきつねうどんを食べて、出汁の味に感心した。
・街がコンパクトで見所もあるし、歩くのにとてもいいところだ。
・フェリーに乗るために行った舞鶴市って京都府なのか。

■奈良
・素朴な観光都市で大好き。
・仏像も寺もとても良い。
・飲食店にいわゆる名店が少ない。

・食べ物の名物も少ない(奈良漬、柿の葉寿司くらい?)。
・バーのマスターに「夏の北海道でツララを見た」とトンデモ話をされた。
・公園に鹿の糞が沢山あるのには閉口する。

・奈良ホテルも素晴らしいと思う。
・正倉院展を見てみたいものだ。

■兵庫
・甲子園球場に行った所、夏の甲子園で北海道の高校が出場しており、7対6で勝った。知人と二人だったが、盛り上がった。
・行ったことがあるのは西宮、神戸、三田、姫路と思っていたら、伊丹市も兵庫県なのか。
・伊丹は空港しか行ったことがない。

・西宮、三田は友達の家に遊びに行ったから、それ以外はあまり知らない。
・10人くらいで押しかけてご馳走になった。メロンを出してもらったのだが、私がうっかり「嫌いです」といった所、スイカを代わりに出してくれた。大変申し訳ない。
・西宮だったか? 斜行エレベータに乗った。

・姫路に行ったが、姫路城を見ていない。
・姫路から帰るとき、時間がなくて新大阪まで新幹線に乗った。

・神戸はずいぶん昔なので、記憶が定かではないなあ。
・多分、神戸牛のステーキを食べたが、サラダのドレッシングが一番印象に残っている。

行ったことのある都道府県(3) 中部

2008年11月20日 21時59分11秒 | Weblog
北陸とか甲信越とかいった地域名もあり、どの県がどの地方に含まれるかについては異論があるかもしれないが、気にしないでほしい。

新潟、富山、石川、山梨、三重には行ったことがない。

■長野
・馬肉、イナゴと美味しいもの経験を満喫。
・松本市と伊那市しか行ったことがない。長野市に行っていないからなあ。
・伊那市のローメンはもっと評価されても良いと思うが、羊臭が気になるかもしれない。

・北海道も巨大だが、長野も大きいよなあ。
・ローカル電車にも乗れたのが楽しい思い出だ。
・長野の人は理屈っぽくて頑固らしいが、本当にそうだろうか?

・松本には名バーが沢山あることは間違いない。
・街中の用水路に綺麗な水が流れていたり、とてもよい印象だ。
・何となく住んでも良いような気持ちになったが、大きな本屋さんが見つからなかったのが、ガッカリである。

■静岡
・伊東市だけ行ったことがある。
・といっても会社の保養施設のようなところだけしか知らない。
・伊東にはジュディオング記念館がある。

■愛知
・独自文化圏の力はさすがだ。
・味噌カツ大好きなんだよね。
・きしめんはいまだかつて旨いと思っていない。

・ひつまぶしは間違いなく旨い。
・実は昔ながらの居酒屋があるので、また行ってみたい。
・徳川美術館ももう一度行ってみたいところの一つだ。

・中京大学の体育会寮に泊めてもらったことがある。先輩が後輩に「お前、押入れ」と言って、我々が普通の布団で寝せてもらい、申し訳なかった。
・さらに買出しや、簡単な料理も後輩が作るのだ。

・飲んでいる内に私に方言がでて「~だべや」と言ったら、大笑いされた。
・大笑いしながら「SH、訛ってるぎゃぁ」と言われた。お前の方が訛ってる。

■岐阜
・名古屋から電車ですぐなので拍子抜けした。私は大きな都市同士が近くにあるところに憧れる。
・長良川で鵜飼を見て、鮎を食べた。
・鮎雑炊というのが名物らしいが、これは確かに旨い。

・昆虫博物館があった。
・岐阜城は町から見上げるような小高いところにあり、殿様気分だ。
・行った時に35度だったのだが、タクシーの運転手さんに「まだまだ」といわれた。

・喫茶店でコーヒーを飲んだら、おつまみにボンゴ豆がついてきた。
・外見の渋いラーメン屋さんに入ったら、中はファミレスみたいな作りだった。ま、ラーメンは旨かったけど。
・床が木の古い路面電車に乗ったのが良い思い出だが、廃線になったらしい。

■福井
・フェリーに乗るため、敦賀市にしか行ったことがない。
・当時のフェリーは30時間くらいかかって小樽に着く。
・することがなくて、気が遠くなる。

今日はここまで。

出張中のサラリーマンみたいだ

2008年11月19日 21時49分40秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
札幌駅付近で会議のため移動。途中で時計台ギャラリー、ギャラリーたぴおに立ち寄る。

■時計台ギャラリー「香取正人作品展」。何とも気持ちの良い作品展である。「街道沿いの家」はそのまま街道に入り込んでしまいそうな、不思議な臨場感がある。「夕景」の空の色もとても良い。

「ensamble」。松本大輔「-ING」は手の上(版画)に実物の鉛筆を配置した作品。川口巧海「高貴」は菊の花を接写したかのように版画化した作品。阿部岳「水面の分離」は不定形な形だがすっと作品に入り込める。

■ギャラリーたぴお「福地秀樹木版画展」。「骨と肉1」「骨と肉2」は魚の食べかけの姿を描いた大作。見ごたえがある。「弁天さま」もほど良くポップで楽しい作品。

会議終了後、一人久しぶりにやきとり「T」へ。まずは私の定番、黒ビールとマカロニサラダ。何度も言うが、マカロニサラダ210円は、たまらない手軽つまみだ。



続いて大物の鍋肉豆腐を注文。置いてある週刊誌を読みながらこれを食べていると、一人出張中のサラリーマンの夕飯のようだ。



純米酒(銘柄不明)を頼み、最後に鶏軟骨から上げ。ちょっと肉豆腐のボリュームのおかげで腹が苦しくなった。


深紅

2008年11月18日 21時39分57秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日はほどほどの時間に仕事が終わり、創成川東側の「S」へ。1杯目スーパーニッカのハイボール。2杯目はバーボンのお勧め、ファイティングコック6年。かなりしっかりしたガツンと来る味だ。

3杯目はどうせなら今日はバーボンでと、ワイルドターキーケンタッキースピリットにしてみた。少々上品な味だけに、ワイルドターキーらしさがなかったかな。

2軒目はすすきのに移動し、バー「N」へ。1杯目はジン+ザクロの深紅のカクテル。色も美しいが、ジンと果汁のなじみが実にピッタリである。

2杯目はポートシャルロット2003のやんちゃな味わいを楽しむ。最後は通称「ぬるマティーニ」。常温のジンを少々使い、温度が低すぎないマティーニなのだ。これはジンの風味がしっかりしており、やはり旨い。

以上、結構飲んで帰宅。

20081116最近読んだ本

2008年11月16日 22時12分04秒 | 読書
山の手図書館は本棚整理のため休館中。昨日大量に本を買ったためもあり、今日の図書館通いはお休み。終日読書ですごす。

■「エデンの命題」島田荘司
人間の脳の領域やその故障による錯視などを推理小説に持ち込んでしまうと、どうにもならないのだと思う。本当にこれで良いの?

■「回帰祭」小林めぐみ
地球の環境汚染から逃れた移民船はある惑星に不時着。残された装備で何とか生き延びる人類だが、その生活には何かおかしな所が・・・。かなりグロテスクな所もあるが、本格派SFである。

■「第六の大罪」栗本薫
小説として全然ダメということでもないのだが、もう推理小説としては誰も期待していないのだと思う。短編なのに切れ味もなければどうにもならない。

■「探偵伯爵と僕」森博嗣
主人公は探偵伯爵となのる男とであい、身の回りに起きる犯罪に巻き込まれていく。夏休みの探偵物語・ジュブナイル編とならない所が森の作品といえよう。

■「タイタニア2」田中芳樹
人類の版図の大部分を支配するタイタニア一族。満更悪の帝国でもないのだが、やはりその支配を許せない人たちが立ち上がる。田中ワールドであるから、立ち上がる方も正義の味方というわけでもないし、シニカルな視点である。

■「死都日本」石黒耀
霧島付近で想像を絶する大噴火が起きる。九州全滅というより、日本列島全体が危機的状況に。また世界の中で日本国がどういうポジションを得ていけるのかという、自然現象だけでなくポリティカルな視点もある、新世紀の「日本沈没」。結構よく出来た作品で、一気に読破。

行ったことのある都道府県(2) 関東

2008年11月16日 14時48分08秒 | Weblog
群馬、茨城、栃木、千葉はそれぞれ行ってみたいと思うが、機会がない。特に千葉は生涯”東京○ィ○○○ランド”には行かないだろうし。

■埼玉
・草加市だけ行ったことがある。
・お土産には煎餅を買って帰ってきた。
・ヘンなスナックでビールを大量に飲んだが、ボラれなかった。いい思い出だ。
・アクアマリンという缶ジュースメーカーがあって、カボスとかマンゴーとか珍しいものがあった。

■東京
・行く度に「今、地震があったら死んじゃうなオレ」と思う。
・展覧会が多すぎて気が狂いそうになる。
・電車が多すぎて気が狂いそうになる。

・極端に安い店、高い店など幅が広い。
・非常に美しい人、見るからに危ない人と人の幅も広い。
・良く行くのは新橋、銀座、勝どき、月島、神田、上野の辺り。

・赤羽、十条、北千住あたりが侮れないほどステキだと思う。
・社会人になった直後、よく町田に出かけたのでもう一度行ってみたいが、展覧会優先のため無理だ。
・町田では国際版画美術館と柿島屋(馬肉料理)に行ってみたい。

・東京タワーは大きい。
・東京タワーの水族館には行ったが、蝋人形館はロックファンの私もさすがにパスした。

■神奈川
・社会人になった直後、相模原市に住んでいた。
・しかし隣町が町田だったため、相模原駅には一度しか行ったことがない。

・良く遊んだのは横浜。
・立ち飲み屋を発見したが、中はオジサンばかりで入れなかった23歳の春。
・TVに出てくるような観光地ばかりで驚く。

・そういえば横浜スタジアムで横浜vs広島戦も見たなあ。
・横浜の素晴らしい名バーで、マティーニを3杯飲んだ。これが忘れられない。
・中華街では飲食したことがない。

以上

迷走の果て

2008年11月15日 17時44分40秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈

今日も実によく歩いたし、のどを潤そうかなあと16時オープンのバーにやってきた。しかしまだ開店していない。店の中にいた店主に聞くと「今日は17時です」という。

確かにバーで17時オープンというのは早い方だ。しかし、開店時間として16時と掲げているのだろうよ。16時に「開いてません」となった時に、バーの場合、代替手段がないのだよ! 非常に苦言を呈しておきたいものだと思う。

で、散々さまよったすえに、狸小路の7丁目まで来て、久しぶりに「H」へ行こう。まず1杯目はカヴァだ。炭酸がシュワっと効いて、ドライなカヴァは今の気分にピッタリだ。これで私の機嫌も直る。

2杯目はタンカレーロック。以前、何度か来たときに店番をしていた女性が今日もいるのだが、もう一人の女性に「店長」と呼ばれている。昇進(というのか)したのだろうか。二人とも16時過ぎなのに、軽く飲みだしているというのがすごい。私はお店の人の飲酒にはあまり煩いことを言わないたちで、「仕事がきちんと出来ていれば良い」というスタンスだ。

3杯目はグラッパ。かなり果実の香りもハッキリした美味しいグラッパだ。「隙間に落ちていたのを回収した」と店長が喜んでいる、「上海バンスキング」のレコードをかけ、なかなか楽しい雰囲気になってきた。

「グラッパがお好きな方には」とさらに勧められたマールを飲んで、満足の4杯。少々酔っ払って、今日はこれで帰宅する。

20081115ギャラリー巡り

2008年11月15日 15時30分18秒 | ART
11月10日、STV北2条ビルを経由して、コーヒーを飲んで帰宅。
11月13日、道新→たぴお→クロスホテルを経由してカクテルの会へ。

11月15日は近美→資料館→コンチネンタルギャラリー→テンポラリースペース→エッセ→紀伊国屋→大丸→JRタワー→富士フィルムフォトサロン→大同→時計台→さいとう→スカイホール→丸井→ARTスペース→hanaagura→趣味の郷の17箇所。

■北海道立近代美術館「読売書法会創設二十五周年記念特別展「北海道を創った人たち」展」。私はそれほど”書”には興味がない。作品の字が大部分読めないためだ(絵画的に見るという手もあるのだろうし、目録に書いてあることもあるが)。なぜその字を選んだのかを知りたいのに、字が読めない。しかも日本語なのに。興味が失せるのも無理はないだろう。

アルテピア会員でなければ絶対に行かなかったであろう、この展覧会にもそれ程期待はしていなかった。しかし、作品としての”書”というより、展覧会タイトル通り、歴史的観点で非常に興味深い展示になっていた。

出品者で有名どころは松浦武四郎、大友亀太郎、坂本龍馬、榎本武揚、三条実美、黒田清隆、徳川慶喜、新渡戸稲造、明治天皇、W・S・クラーク、前島密(個人的趣味で)、石川啄木などである。

松浦武四郎の「アイヌ鶴の群舞」は鶴を模した人が列になって連なり、芸森の「椅子になって休もう」を思わせるユーモラスな作品だ。

大友亀太郎の字は非常に正しい感じがする。どうも「開拓オジサン」というイメージがあるのだが、相当なインテリであったことをうかがわせる。石川啄木の書簡はかろうじて現代人の普通の人にも読めるであろう。文章にリズム感があり、なかなかの美文である。

歴史に興味のある人も、ぜひ見てはどうだろうか。

■札幌市資料館「一人一仏展」。今回はそれ程感心する作品がなかった。泉山陽一「阿修羅」は、題材とした興福寺のものとは違ってしまっているが、良い表情をしている。

■コンチネンタルギャラリー「北海道教育大学情デ展」。新岡七瀬「型/ぬき」は写真と面白いワンフレーズの合体した、一人写真集。末藤麻紀「ある創世記」はゴミ箱の中でくりひろげられる創世記。話が少々安易だが、感動的。

■テンポラリースペース「河田雅文個展「logs/river/city」」。琴似川を自転車で行く映像作品が面白い。周囲をコンクリートに囲まれた浅い川底を進んで行くのだが、すぐ周囲には住宅もあれば車も走っている。そんな中、まるで見えない道を歩んでいるかのようだ。

■JRタワーART-BOXでは熊澤桂子「Funny Carrot(こっけいにんじん)」。二股になったりしたニンジンが選別ではねられている状況をテーマにした作品。選別の様子がビデオ映像として流れているのだが、興味深い。



さらにコンコースでは映画ポスター展をやっていた。私はそれ程映画に興味がないのだが、


→子供の頃、モヤモヤしたなあ。


→敵役のオッサンと鏡の部屋の死闘。傑作である。

といった所が思い出深い。

■大同ギャラリー「大地康雄の油絵展」。一番奥にある異次元紀行シリーズ「游泳」は北海道とギリシャを合体させ鳥瞰したような作品。大地流世界地図という感じだ。

■時計台ギャラリー「道展会員・友による小樽桜陽高校OB展」。武石英孝「冬の日」、福原幸喜「望楼より」。佐藤綾子「感情の累積」等が面白い。

「山下かさね展」。この人いったい何者? 水彩で東京の風景や人物を描いた作品が多い。作品を見ていて浮かぶイメージを言葉にすると、童話の挿絵・日本画・浮世絵・マンガ・風景スケッチという要素を少しずつ持っている。

こういう風に書くと「ありきたりの画なのね」という風にしか取れないと思うのだが、いやそれが全然違うのだ。微妙な構図や色彩の独創性もあり、”世界観”とでもいうべきものが感じられるのである。

そして、非常に細やかであり上手い。画の隅々まで見るべきところがあって面白いのである。私が画に関してこういう思いを抱くのは、伊藤若冲の「動植綵絵」を見て以来だ(大げさ?)。とにかく素晴らしいので、と声を大にして言いたい所だが、残念ながら会期は昨日まで。

■さいとうギャラリー「だめなひと、もしくはぴーなっつ展」。道都大の青木政巳、岩井玄の二人展。印象的には陽と陰の二人、「だめなひと」という作品で描かれた人物が小島よしお風で面白かった。

もう一つが石井誠、大泉力也の「共振展」。石井誠は複雑ながら煩くない形が良い。大泉力也は比較的シンプルながら、派手でない色使いの選択が良い。二人ともタイトルの何となく理屈っぽいところが、若くていいなあという感じだ。

キーマカレー

2008年11月13日 21時18分48秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
実は結構忙しい今週、今日だけは早く会社をでて、カクテルの会に参戦だ。まず、今日の飲んだものは以下の通り。

1杯目:ラムトニック
2杯目:バカルディ
3杯目:ブランデーサワー
4杯目:ジャックローズ
5杯目:チェリーブロッサム
6杯目:1934
7杯目:アラスカ
8杯目:ギブソン
9杯目:グラスホッパー

2,4,5,6杯目が赤系統の可愛らしいカクテル。アラスカ、ギブソンで突然強靭なカクテルに切り替え、最後は甘さコッテリの味わいでしめてみた。

本日の食べ物は”札幌黄”という玉ねぎがテーマで、内容は以下の通り。
・札幌黄のピクルスと牛タンスモークのピンチョス
・札幌黄のローストとチーズラクレット
・公魚のスパイシーフリット 札幌黄の柚子おろしソース
 →玉ねぎソース(ドレッシング風)の甘みと酸味が大変よい

・札幌黄と蝦夷鹿ソーセージのバジルピッツァ
・札幌黄と蛤のスープ 生姜の香り
 →ハマグリの旨み、生姜がほのかな所が上品な味だ

・札幌黄のステーキサラダ 葉わさびケッカソース
・札幌黄と高野豆腐のオニオングラタン スティックパイ添え
 →玉ねぎをよく炒めたスープが高野豆腐からしみ出てくる

・札幌黄のコンフィ 鰊とムール貝のエスカルゴバター焼きのせ
 →これ鰊が美味しかった

・札幌黄の肉じゃがオムレツ
・札幌黄と豚角煮のポトフキーマカレー
 →本日の大傑作。パラパラしたご飯とカレーが合う

・札幌黄と小海老のアマトリチャーナ
・本日のデザート(ゆりね)

私は割と飲むほうに重点をおき、食べるものがおろそかになることがあるが、ここでは次々出てくる食べ物にも取り組まざるをえず、飲み食いともに満喫した。

20081113最近読んだ本

2008年11月13日 08時51分46秒 | 読書
■「アリーナの戦士 ペリーローダン354」エーヴェルス、ダールトン
奴隷として闘技場で戦わされる男が、何とか地球人類の敵、超重族の親玉のいるタイタンへ向う。

■「冥土・旅順入場式」内田百
エッセイばかり読んでいたが、初めて内田の小説を読む。何とも幻想的というか変な話ばかり。短編なので、巻頭の作を要約して紹介してみたいが、どうしても出来ない変な話。なので2編目を要約してみよう。

山東京伝の所に弟子入りした男は丸薬作りをすることになった。ある日来客があったので、京伝に「小さな男が来ました」というと、京伝が怒り出し「あれは蟻じゃないか! 君は役に立たないな」と追い出される。どうやら蟻は丸薬を狙ってくるらしいのだ。・・・以上で終わり。何やそれ!

以下、図書館の5冊。
■「田中義剛の半農半芸で何が悪いっ!」田中義剛
農家の人の話を聞くと、回りで素人にちょろちょろ農業をされると実害があるケースもあるようだ。とは言ってもあまりに農業は参入障壁が高いと思う。サラリーマン農家を考えられないものだろうか。

■「竹内玲子のこれでもかニューヨーク」竹内玲子
ニューヨークの消防局、裁判所、グランドセントラルターミナル、コリアンタウン、ブルックリン、老舗ツアーの旅。私もグランドセントラルに行ったことがある。ここではオイスターバーで牡蠣を食べた。コリアンタウンではないと思うが、韓国料理店にも行ったのだ(食べることばかりだ)。

■「とっておきの銀座」嵐山光三郎
飲み屋とバーはなじみの店(といっても1年に1回くらいしか行かない)があるのだが、買い物は出来ないなあ。レストランも敷居が高い。

■「あっぱれ! 日本のスローフード」飯田辰彦
北海道には2ページしかさかれていないが、行者ニンニク、鮭の飯鮨、三平汁、北海道ワインが紹介されていた。

■「取調室の心理学」浜田寿美男
振り込め詐欺に引っかからないぞ! という人がやられるように、無実なのに自白しないぞ! と思っていても負けそうだ。