散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

鯛カブト

2008年11月12日 22時10分36秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今週は少々忙しく、晩飯代わりに二十四軒の「K」へ。最初はビール。いつもちょっと工夫の効いている通しは、梅の甘煮、鯛皮の酢の物・イクラ添え、カボチャを裏ごしして何かにはさんだものの3点だ。

サンマ刺しを頼んで、日本酒に切り替える。サンマはかなり身のハリが良くて、新鮮さが感じられる。さて、次は何にしようかなと思ったが、鯛皮があるのだから鯛の兜煮にしよう。多分1匹仕入れているものだろうから、間違いあるまい。

登場した鯛はかなりのサイズ。これだけのものを食べるのは、久しぶりだ。まずは鯛のほほの肉を食べ、目玉、頭部の辺りと食べすすむ。ちょっとコッテリした味わいは完璧である。

頭以外にも、かまの部分、中骨周り、ヒレに沿った部分と細かい所を全て食べ、ちょっと忘れていた日本酒で口中を洗い流す。うーん、久々に鯛を満喫したな。

もう少し何かということで、燗酒を追加し、蕗と身欠き鰊の煮物を注文。こちらも身欠き鰊が非常に柔らかく煮込まれており、食べやすい。ちょっと硬いニシンのイメージを持っていたが、これはお手ごろで本格的なつまみになるなあ。

と、大体このくらいで満足して帰宅。非常に地味ながらあなどれない店である。

オリーブ+ジン

2008年11月11日 21時01分41秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は創成川沿いのバー「HA」に行ってみた。カウンター最大6席の小さな店だ。1杯目は店名にちなんで、エーデルピルスにしよう。ほど良い苦味でさっぱりする。

通しがやけに旨いオリーブだったので、2杯目はヴィクトリアンヴァットジン。ビンに「ダブル・ジュニパー」と書いてあるだけに、強靭な香りがする。やはりオリーブとの相性もピッタリだ。

3杯目も同じものを飲み、最後にブラックボトル10。アイラモルトのブレンドだが、直前のジンの強さに少々負けてしまったかもしれない。

今日はこの辺で帰宅。

行ったことのある都道府県(1) 北海道・東北

2008年11月09日 23時00分34秒 | Weblog
これまでに行ったことのある都道府県について、イメージを書いてみよう。47都道府県制覇には程遠いけれども・・・

■北海道
・生まれてからずっと住んでいる。

■青森県
・ねぶたに関する熱さは洒落にならない。
・ねぶたに参加しないかといわれて、「いや、いいです」といったらその人の顔色が少し変わった。
・タクシーの運転手さんにねぶたの話を聞いたら、「最近は商業主義で」というから、そこで話が終わるのかと思ったら、延々とその後、思い出話をされた。

・ホタテが旨い。
・酸ヶ湯温泉は建物といい、でかい混浴の風呂といい素晴らしいと思う。
・駅前ビルに図書館が入っているのがいい。
・しかもそのビルの地下は、昔ながらの魚市場なのだ。

・青森のイニシャル”A”をかたどったアスパムという建物がある。
・駅のすぐ横は昭和の香りを残した飲み屋街と食堂があった。
・怪しいスナックに恐る恐る入ったら、おばちゃんがビールとホタテを焼いて出してくれた。確か1200円だったので、良心的だと思う。

■宮城県
・20年以上前だからなあ。
・地下鉄が1本しかないのがつまらない。
・なるべく大きそうな駅でおりたら、駅前に何もなかった。
・地下鉄のトイレにトイレットペーパーがあるのは、札幌より良いと思った。

・東北大学は駅前からずいぶん遠くにある。これは北大の勝ちだ。
・当時、マテ茶とかキンカンのジュースとか不思議なものを発見した。
・七夕はお祭りのパンチに欠ける。

・飲み屋でウィスキー水割りを飲んでいたら、途中で「絶対こちらの方がお徳ですよ」と飲み放題に切り替えてくれた。さらに抽選でボトルが1本当たった。東北大の学生にボトルカードを渡してきたが、とてもよい飲み屋だったと思う。
・当時は金がなかったので、牛タンとか全然食べてない。

さて、東北では秋田、山形、福島には行ったことがない。いずれも興味のある県なのだが・・・。

※追記
私は47都道府県、県庁所在地も多分いえるのだが、うっかり岩手を抜かしてしまった。岩手の人、すみません。触れるのを忘れていましたが、行ったことがありません。盛岡の3大麺に興味があります。

20081109最近読んだ本

2008年11月09日 22時49分04秒 | 読書
■「ホットドックの丸かじり」東海林さだお
盛り合わせが好き、今あえてみりん干しを食べてみる、と今回も鋭い東海林さだおである。特に「人参はあらゆる料理に出てくるが、主役になる事はない」というのも面白い着眼点だ。確かに人参の名前がついた料理はほとんどないといって良いだろう。

■「大相撲殺人事件」小森健太郎
本格推理がバカバカしくて非現実的だというのは、もちろんよく分かっているのだ。しかしそれでもそれを愛することができるのは、何とか無茶な話を納得の行くようにする作者の努力を「そこまでやるなら認めよう」ということになるからだ。小森の作品からはいまだかつてそれを感じたことがない。単に無節操なだけなのである。

■「プロバビリティ・ムーン」ナンシー・クレス
太陽系の外側で他星系へのトンネルを発見。宇宙に進出した人類は、人類によく似た種族を多数発見する(更に高度な異星人が種をまいたという設定らしい)。しかし、1つだけ全く異質な異星人と交渉の余地もなく交戦状態に入ってしまった。

そんな時、ある星系で究極兵器となるかもしれない巨大な人工衛星を発見。それが人類勝利の切り札となるのだろうか。しかしその星に住む異星種族もまた謎めいた種族であった。SFのアイディア満載の楽しい作品。

以下、図書館の4冊。
■「自分で決められない人たち」矢幡洋
優しいといえばそうだが、人に依存する傾向のある人たちの話し。私は日本人の平均からすると、逆サイド側の人間である。

■「日本の大難題」白井久也、安藤博
2000年の日本の状態はかなり閉塞していた模様。その結果、小泉政権が生まれてさらなる閉塞を生んだとさ。おしまい。

■「ポケットは80年代がいっぱい」香山リカ
年代が私より微妙に上のせいか、都会暮らしのせいか、サブカルにどっぷり浸っていた作者である。私は田舎に住んでいたため、商業的に成功した物しか届かなかったなあ。

■「神々の食」池澤夏樹
沖縄の食の良い面を紹介する本。その一方でジャンクな面があることも否定できないはずである。

日曜日のビストロ

2008年11月09日 14時18分27秒 | 食べ歩き
二十四軒のビストロ「PE」に行くのは、一番日曜日が多い。今日はシェフに「SHさん、今日あたり来るんじゃない?」と噂されていたようである(そんなに頻度高く行っているわけでもないのだが)。

11月に入り、今日の前菜は銀杏のキッシュ、鯖とオリーブのギリシャ風リエット、季節野菜のワイン煮、ホエー豚の自家製生ハムとシュークルート。



銀杏のキッシュを食べると、なぜ昔は銀杏を食べなかったのだろうと思うくらい美味しい(単に食べる機会がなかったのだな)。それから今日は鯖のリエットが特筆ものであった。しかし、鯖が苦手な人は苦しむくらい素材の味が出ていると思う。生ハムは塩気が効いて、脂の部分が美味しい。

続いてマグロのソテー赤ワインとバルサミコのソース。ふむふむ、これはソースの酸味と野菜のほろ苦さが、あっさりしたマグロに複雑さを付け加えているな。



最後のデザートはゴディバリキュールとチョコレートのブリュレ、エピスの焼きメレンゲ、アーモンドキャラメルのアイス、ケーキっぽいもの(名前忘れた)だ。ブリュレは表面がキャラメル状になり、それをカチカチと割って食べる。苦めの味わいとアイスをあわせるのも相性が良い。

そしてちょっと驚いたのはエピスの焼メレンゲだ。メレンゲだから、非常に軽い口当たりなのは当然だが、軽い酸味のある味わいは食べるまで全く想像もつかない味だ。



ということで満足の昼食。帰りに山の手図書館によると棚整理のため休館。慌てて西区民センターの図書室まで戻り本を借りる。やれやれ。

20081109ギャラリー巡り

2008年11月09日 14時07分48秒 | ART

今日は宮の森美術館の1箇所だけなので、厳密にいうと巡ってきたわけではない。

小雨降る寒い中を歩いて宮の森美術館へ。展示室に入ると、まずは岡部昌生の「都市からの手紙1977-2008」だ。先日、CAI02における岡部の展覧会を「面白くない」と言い切ってしまったが、今回はそれでも興味を持ってみることができた。その理由だが、一言でいうとバリエーションが多いということであろうか。

続いて第2室では久野志乃の何とも危うい画だ。夜二人の女性が座り、そこに光るものが空から降ってくる。光のせいで女性と周囲の緑が色彩を持って見えてくるのだ。何よりもその色彩と物語性が気になる作家である。

続いて祭太郎の「はじめての受け身絵」という作品。裸の背中に絵の具を塗り、受け身を取って絵を書くという作品だ。ボクシンググラブに絵の具を塗ったり、髪の毛に絵の具をつけて画を書いたりするのと同じ系譜といえるだろうか。

ビデオで作品作成の様子が分かるのだが、面白いのは受け身をとった後、絵の具がずれないように祭太郎の手足を4人の人が持って紙のうえから移動させるのである。何ともなすがままの彼が面白く、悲しい。

続いて、今村育子の「わたしのおうち」だ。今回は板で作った家の形にさらに二重の暗幕を通って中に入る。その漆黒の中に浮かび上がるものは何だろうか。目が慣れるまでしばらく時間がかかり、慣れても本当に正しく見えているのかが分からない。あまつさえ、暗闇の中に変な模様が見えてくるのだ。恐らく錯視の種類の一つであろうが、どこまでが作家の狙いだろう。

一番奥にあるのがニナ・フィッシャー & マロアン・エル・サニの「The Rise」。十数分の映像作品だが、これは非常に面白かった。何となく1分くらいで方向性は読めるのだが、その先には・・・。これは書いてしまうと全く面白くないと思うので、作品説明はやめておく。ぜひ最初から最後まで見てほしいとだけ言っておこう。

20081108ギャラリー巡り

2008年11月08日 17時05分19秒 | ART

本日のギャラリー巡りは、教育文化会館→資料館→コンチネンタル→札幌市写真ライブラリー→道新→時計台→たぴお→富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→D&D→三岸好太郎美術館→CAIの12箇所。

■札幌市資料館「いま、そこにあるもの」。正直な所、ただ画や写真をならべただけという展示が世の中には沢山あるのだが、これは見た瞬間から一味違う。古い手帳の写真、波打ち際12連作、ポツンと白い猫など、印象的な作品を工夫して展示しているのだ。

■コンチネンタルギャラリー「かさなるこころ」。樋口尚美「38-1014」「38-1010」は趣のままにペンを走らせた作品。出来上がりはかなり本人の資質を問われるような作品になるので、勇気がいると思う。

阿部有未は先日時計台ギャラリーの二人展でも目にとまった人だ。今回も女性の体をモチーフにした版画作品が中心となっている。

■札幌市写真ライブラリー「さっぽろフォトステージ」。佐々木秀明「野幌2007」は無人の団地を白黒で撮影した作品。真夏に地方都市に行くとこういう感じがするときがあるものだ。

鳴海真一「Wall」は写真のような版画作品。今回は普段写真主体でない人の写真が目に付いた。

■ギャラリー「たぴお」自我の形象展7。藤川弘毅の「作品」は古い木と金属から振り子状の物体を作成し、吊り下げたもの。私には何だか”魔術”的シンボルにみえるが、残念なのが振り子の真下にある紋様が安っぽいことだ。

桂直「かたずけられない」。ファンシーだがバランスが取れており、甘ったるくない。竹内はるみ「静物」。2枚の作品を上下に並べ、上側の作品は上下が反転したような配置になっている。作品も面白いが、線対称となる配置もちょっと印象的。

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その後、東急で「大薩摩展」に立ち寄り、いつも通り小正醸造の芋焼酎を買う。「いつも案内ありがとうございます」とDMを見せると、麦焼酎小瓶をおみやげに頂いた。鹿児島は篤姫効果のせいで、観光が盛り上がっているようだ。



LOFTにて古書店街に立ち寄る。微妙に趣味に合いそうで合わない品揃えだった。定期的に本は入れ替わるのかな? しばらくしたらもう一度行ってみることにしよう。
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■D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO by 3KG「FIX・MIX・MAX!2」。以前から近美に行く時に前を通りがかっていたのだが、今回初めての入店。どうやらデザイン家具・小物の店のようである。2階が展示室なので昇ってみると、仙庭宣之の作品があった。飛行機や空港を描く人というイメージなのだが、今回はゴルフ場のグリーンを書いた作品を展示していた。雰囲気は同じなので、良く分かる。

もう一作品はニナ・フィッシャー & マロアン・エル・サニの映像作品(タイトル不明)。これは内容を全く知らずに行ったため、把握するのに時間がかかったが大変面白かった。スクリーンは大きく2分割され、左側は島の中の廃屋を撮影したもの。右側を見て、そこがいわゆる軍艦島であることが分かるのだ。

ナレーションが2種類、交互に流れる。一つは恐らく軍艦島に住んでいたと思われる人が、当時の様子を語り聞かせるもの。もう一つはバトルロワイヤルと思われるストーリーを女子高生らしき人が語るもの。どうやらこの場所が「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」のモデルということらしい。

この作品に何を見、何を感じるかは人それぞれだと思うが、軍艦島の全景および廃墟の映像を見るだけでも価値があると思う。私としては必見、良く通りがかる所なので、もう一度見に行きたいと思う。

■三岸好太郎美術館「三岸の魅力再発見!」。どうやら主な作品のいくつかが平塚市美術館に貸し出し中らしい。そのかわりに数十回はこの美術館に行ったことのある私もあまり見たことのない作品が展示されていた。『蝶と貝殻』という素描集は平成19年に収蔵された「雲の上の蛾」が展示されていると共に、手にとって見ることのできるレプリカがあるのは珍しかった。

■CAI 現代芸術研究所「FIX・MIX・MAX!2」。こちらではまず伊藤隆介の「Screen Process(The Seven Years itch)」。ニューヨークのツインタワーの写真に、スターウォーズ、スタートレック、ダイハード(?)などの爆発映像を重ねて投影した9.11な作品。私自身は9.11をよく消化し切れていない所があり、今なぜこの作品なのかがよく分からない。タイトルも同じことを言っているのかもしれない。

もう一作品は大島慶太郎「Instant Souvenirs」という16ミリフィルムによる8分の映像作品。延々とポラロイドカメラとポラ写真の映像が続く。終了後、どういう狙いなのかをうかがった所、「ポラロイド写真を取った時に、それは写った風景が懐かしいとかいうことではなく、”モノ”として存在する。そのモノをあくまでも映像化したということ」というような説明を聞いた(何か上手く書けてない)。

私にはどうも映像(写真)の再映像化というところに違和感を感じていたのだが、何かが表面に印刷されたモノ(写真)を沢山撮って映画にしたということであれば、確かにその通りなのだろう。

いつしか、小雨の降る寒い夕方となった。荷物も重く今日はこれで帰宅。

力技メニュー

2008年11月08日 12時59分19秒 | 食べ歩き

ギャラリー巡りの途中、時計台ギャラリー地下のキッチン「M」へ。何となくクラシックなスパゲティ気分であったのだが、乗せるものを何にしよう。名物のコロッケかな? いや、突然目に付いたアレだ(メニューの最後に載ってた)。

で、登場したのが冒頭写真のものだ。一見、フランクフルトスパゲティに見えるかもしれない。しかしこれは春巻スパゲティ、ミートソース(いや、ケチャップソース?)味。

定食で出す具材をスパゲティとあわせただけなのだろう。春巻の中身はエビチリ味だ。しかしこの文章から想像されるであろう乱暴さよりは、意外とあっていて美味しいぞ。

20081107最近読んだ本

2008年11月07日 08時53分10秒 | 読書
■「ブラックカラー2 地球潜入」ティモシー・ザーン
宇宙忍者軍団が今度は地球へ。華々しいアクションだけではなく、理念を失った人が裏切り者として登場する苦い味わいもある。この辺も意外と映画むきか。

■「dancyu12月号」
今月はワイン&ソーセージ特集。今月末参加するワイン会には何を持っていこうか。

以下、図書館の6冊。
■「飽食の犠牲者 現代っ子」垣本充
私の年代だと気づいた頃にはお菓子やジュースが存在しているから、その子どもの世代となると、取り返しがつかないよな。しかし、コンビニ・ファミレス・カップ麺はまだ子供の頃には存在していなかったなあ。

■「ゆるキャラ大図鑑」みうらじゅん
北海道から紹介されているのは、ご存知"たら丸”の他に、”うにまる””どんちゃん(どんぐりキャラ)””ミミ太(ホタテキャラ)”と道新スポーツのキャラクター”プレイくん”であった。プレイくんって、ちょっと危ないネーミングのような気がする。

■「はじめてパパになる本」
男性の立場からだけで子育てについてみると、妙な感じがするなあ。

■「読む救急箱」
転倒したり、捻挫をしたり、地震で箪笥にはさまれたり、人生は危機の嵐だ。読んでいて不安になってくる本。

■「ふるさと自慢この人この一品」朝日新聞日曜版編集部
このタイトルから食べ物本かと思ったら、日用品や工芸品の紹介が大部分であった。20年以上前の話なので、おそらく誰も後を継がずに失われたものもあるのだろう。

■「はじめての自宅介護」峯村良子
介護は大変で、最低限でもシステム的な介護手順というのを学んだ方が良いのだろう。「家族で何とか!」ということも大事だが、それだけに頼ると辛いことになるのだと思う。

強い!

2008年11月06日 19時10分11秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日はすすきののバー「C」へ。1杯目ウィスキーソーダ、2杯目バンブーとこの辺はいつもの注文。

3杯目は久しぶりにスモーキーマティーニにしてみた。そして勢いづいて4杯目がフランシス・アルバートにする。これはタンカレー+ワイルドターキーのみという強引なカクテルで、あまりの強さに酔うこと間違いない。

これで結構酔っての帰宅。就寝も早め。最近、寝つきと目覚めが割と良い。

正しい蕎麦屋酒

2008年11月05日 20時07分03秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は会議も予定通り終わり、帰り道、さいとうギャラリー→スカイホールに立ち寄る。その後、古本とビール「A」へ。

スワンレイクビールIPAというのを飲む。ハッキリした爽やかな香、味は堂々の正統派でしっかりとした苦味が残る、なかなかのビールだ。おつまみがエゾシカのサラミだったので、珍しくあわせて食べてみた。こちらもビールに合う。

その後、西10丁目の蕎麦屋「S」へ。最近、雑誌で見かけた店にすぐ来てしまうという節操のなさだ。清泉を燗してもらい、蕎麦屋の焼き鳥を注文。串に刺さっていない焼き鳥に焼いたネギがピタリと合う。燗酒の加減もちょうどよろしい。

普通もう一杯+もう一品くらいやりたい所だが、今日はイカ天せいろに突入。ふわっとサクッと揚がったイカ天ぷら、蕎麦は細めの引き締まった味。これはなかなか良いものである。

酒のつまみのほとんどが、蕎麦メニューでも使われている材料から出来ているのが正しい感じがする。色んな料理各種ありますとなってしまうと、それは蕎麦屋というよりは居酒屋ではないかと思うのだ。

またぜひ行ってみたい店であるが、今回歩いた南一条通り界隈には他にも蕎麦屋が沢山あるのだ。新蕎麦の季節にはやっぱり蕎麦屋巡りだろうか。

20081104最近読んだ本

2008年11月04日 08時39分53秒 | 読書
■「国松登」浅川泰
オーソドックスな本。前半40ページくらいまでがカラー図版なのが嬉しいところだ。

■「時間封鎖 上下」ロバート・チャールズ・ウイルスン
地球が突然膜状のもので包まれ、その外側では1億倍の速さで時間が流れ出した。地球時間では太陽の寿命がきて巨大化するまでに4~50年、一体このまま人類は滅亡するのか。スケールが大きくて楽しめる作品。

■「Oton11」
今号は「そば」特集。最近久しく蕎麦で一杯やっていないので、近いうちに行ってみることにしよう。

■「ブラックカラー」ティモシー・ザーン
異星人に破れ圧政にあえぐ地球帝国。隠された宇宙船を求めて、宇宙忍者軍団とでもよぶべきブラックカラーが立ち上がる。ちょいと怪しい設定だが、悪くはない。映画化したらそこそこ行きそう。

以下、図書館の4冊。
■「おいしいタイランド」酒井美代子、高野たけし
タイ料理のオーソドックスなものでも焼そばや焼き飯をまだ食べたことがない。ぜひそのうちに食べてみたいと思う。

■「大人の見識」阿川弘之
微妙な語り口で、どちらかというと老いの繰言(失礼)のようにも受け取れる。ユーモアと武士道精神がなくてはいけないという持論は、武士道精神の定義によって賛否が分かれるだろう。

■「「暮らす!」技術」辰巳渚
何か普段と違うことを考えてしてみようと言う話。

■「新米パパは育休さん」石井憲雄
公務員が男子としては珍しく育休をとって子育てをする話。仕事に打ち込む人もいても良いが、もう少しこういう制度を自由に使える状態になるべきであり、参考になるのではないか。

ところで事情のある人に対しては「時間外労働の制限の制度」というのがあるらしい。ある一定以上の時間外労働をさせてはいけないというルールなのだ。私もそもそもこんな制度があることを知らなかったくらいで、もう少し強制力のある運用をしなくてはいけないのではないか。

20081103最近読んだ本

2008年11月03日 22時22分52秒 | 読書
今日は何となく体がだるく、彫刻美術館の展覧会を飛ばしてしまった。本当に珍しいことである。

■「推定少女」桜庭一樹
義父を殺したと思い込んでしまった主人公が家出。出会ったのは果たして宇宙人なのかサイボーグなのか? 少女らしいといえばそうだが、ちょっと困った話だ。

■「あたしンち 14」けらえいこ

■「レモンハート 24」古谷三敏
今回紹介された酒で飲んだことがあるのは、スターバックスコーヒーリキュールとモンキーショルダーというウィスキーであった。

■「社交ダンスが終わった夜に」レイ・ブラッドベリ
まだ作品を書いているSF界最後の巨匠かな? 何ともほろ苦く、ジーンと来る作品を書かせると天下一品だ。

■「京の大衆酒場 本日呑みます!」らくたび文庫
京都の店は敷居が高いと思っている人はぜひ参考にすると良いだろう。もちろん京都にはとても敷居の高い店もあるのだが、この本に載っているのはむしろ敷居が低い。

■「愛しのローカルごはん旅」たかぎなおこ
オーソドックスなローカルごはんしか出ていないが、臨場感があるし写真も良い。

以下、図書館の3冊。
■「96歳はいからさんのキッチンライフ」藤木菊枝
料理だけでなく、人生の話もからめたさすがの内容である。

■「フランス料理を私と」伊丹十三
クラシックなフランス料理を伊丹自ら作り、ゲストに食べさせて対談するという趣向。伊丹の趣味爆発と言う感じ。図版はオールカラーで、バブリーな時代の香りがする。

■「すすれ! 麺の甲子園」椎名誠
全国の麺料理日本一を決定する本。お遊びなので真剣に怒るのは大人気ないが、ずいぶん抜けてるだろう。伊那のローメンとか、釧路のスパカツとかもっとあるだろうよ(←大人気ない)。

タイの味堪能

2008年11月02日 21時11分58秒 | 食べ歩き
今日は琴似に戻り、タイ料理の「S」へ。明日も休みだし一杯やりながらタイ料理を食べてみよう。



まず3種類のタイビールの中からチャーンビールというのを頼み、ソムタムとシューシープラーを注文。悩ましいのは結構1品のボリュームがありそうで、多くのメニューを頼めないことだ。



ソムタムとはパパイヤのサラダ。パパイヤは青いうちに使っているはずなので、果物というよりは野菜と言う感じ。甘酸っぱいので”なます”のようだが、ピーナッツ、干しエビなどが違った風味を添えている。そしてもちろん辛い!



シューシープラーは揚げ魚のカレーココナッツ炒め。白身魚が良い具合に揚げられ、カレー味が絡められている。これはソムタムとはまた違った辛さがあるなあ。飲み物は赤ワインを頼もう。



最後に何とかもう1品、トーマンプラーというタイ風さつま揚げとメコンウイスキーソーダ割りを注文。出来たて熱々のさつま揚げはおつまみにピッタリ。キュウリの入った甘めのタレをつけて食べるが、これは辛くないな。


→1個食べたところ。

もっと品数を食べたいことだけが残念だが、満足した。辛さで体にカツが入った。ということでもう1軒、バー「D」へ。

1杯目はマッカラン20年カスク。ウィスキーをストレートで飲むと喉におとしてから味・風味がはっきり分かるのだが、これは口に入れた瞬間ビロードのような甘さが分かる。後味には度数55.1度の刺激も効いているし、さすがにマッカランだ。

2杯目はジン+カンパリ+ミント+レモンで、苦すっぱい味。ミントが間を取り持ちバランスの良いカクテルだ。

3杯目はイエーガーマイスター+ブラックサンブーカ+ブードルスの濃厚甘苦いカクテル。しかしさっぱりした後味がする。

最後にスコティッシュスモーキースピリッツを飲んで終了。これは熟成年数が短いためモルトウイスキーと名づけることができないものだ。といっても結構練れた味で、出来立ての荒っぽさはあまりない。



以上で帰宅。

***
翌日はどうも調子が優れず、休養日としよう。行く予定だった展覧会もあるのだが、やむを得ない。

20081102ギャラリー巡り

2008年11月02日 16時23分53秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、500m美術館北側→TOTOショールーム→500m美術館南側→アウ・クル→パルコの4箇所。

■500m美術館。オープンスペースなので写真を沢山撮ってみた。別項にて紹介する。

■TOTO「さとうつねお建築写真展」。東京の名建築を取り上げた写真展。三信ビルのアーケードなどは「渋いねえ」と言いたくなる。

■アウ・クル「第6回学生STEP」。体育館内に発泡スチロール等の板で展示スペースを作っての展示である。半畳ほどの小さいスペースに女の子がちょこんと座っていたりして、おじさんは目のやり場に困る。

山下綾美「SIDE-B」。自転車が2台顔を寄せ合って「ネエ」と語り合っているような写真。いい所をとらえている。
伊藤えり子「天使の卵」「壁抜け・旅立ち」。シンプルな中にしっかりした感あり。
藤林剛「ゴースト」。白地の真ん中に太く強い曲線。道都大の版画はやるねえ。

ULYSSESというバンドが「深海」という曲を無料配布していた。そのCDを聴いてみたが、ガールズロック+間奏プログレという感じ。懐かしいねえ。

■パルコ「ナンシー関大ハンコ展」。消しゴムハンコが大量にならべられているが、そちらは見づらいので印刷された方を見る。彼女の作品は表情もさることながら、添えられた本人セリフやキャッチフレーズのような所が素晴らしい。

幾つか「ああ、これこれ」と思ったものを写してみるが、セリフだけで誰のことか分かるのもあるのではないか(答えは下のほうに)。

1.「ライオンは悪くないんですね」
2.”裕次郎の兄、しかし伸晃と良純”(これはセリフではない)
3.「ロクでもねえババアがいたもんだよ」
4.「ユタをバカにしないでヨ」
5.「んー、このミレニアムですか」
6.「チッチッチ」
7.「あー、そこを取ってしまわれたか」













1.ムツゴロウさん(松島トモ子ではない)
2.石原慎太郎
3.毒蝮三太夫
4.ケント・デリカット
5.長嶋茂雄
6.宍戸錠
7.児玉清