三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

血液型が判明

2009年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム
先週の水曜日から風邪を引いて、それがどうやらインフルエンザらしく、高熱が2日間続いた後一旦下がって、4日目にはまた熱が出ました。熱と鼻水に苦しみながら土日は馬券を買いましたが、まるでいいところもなく外れてしまいました。
家にいて、ブログのネタが思いつかないので、2001年に書いた小説を少しずつアップすることにしました。「薄明に佇む」という、高校を舞台の小説です。小説の中に主人公が書いた作文があり、2006年7月6日の記事に載せました。今回もその作文を削らずに載せる予定です。

さて空転している政治ですが、1月13日に所謂定額給付金なる案を含む第2次補正予算関連法案が強行採決されました。
「いまさら一人当たり12000円を貰っても生活が向上するわけじゃないし、ましてやそれが税金なんだから、金持ちにも同じように12000円ずつ配るくらいなら、もう少しマシな使い方を考えてほしい」というのが、国民の最大公約数の感想ではないかと思います。
消費税を2年後に上げると言って駄々を捏ねている麻生さんですが、一律に上げるのではなくて、食料品や衣料、家賃なんかは無税にするとか、購買意欲を高める方向で進めてほしい。逆に生活に不必要な品物、1着10万円以上する洋服や、30万円以上の腕時計、月50万円以上の家賃、400万円以上の乗用車などは、消費税を30%でも40%でも好きなだけかければよろしい。所謂金持ち課税です。いまや国民の99%は自分が金持ちだとも中流だとも思っていないでしょうから、1%の支持を失っても99%の不支持が持ち直すのであれば、その方が得策だと思います。高額の買い物でも企業の設備投資なら税額を控除するなどの措置をとれば少しは景気浮揚策になるでしょう。
それをいつまでも定額給付金に拘っていては埒が明きません。そしてこうやって麻生太郎が国内政治で手をこまねいている間にも、ガザでは子供たちが次々に死んでいきます。
ここは思い切って、イスラエルを非難する声明でも出したらどうでしょうか。曰く、イスラエルは子供を殺す国であると。実際に子供がいる場所だとわかっていて攻撃して、それで子供がたくさん死んでいるのですから、誰も反論できません。続けて、子供を殺す武器を提供しているのはアメリカで、日本はこれまでずっとアメリカに協力してきたし今も協力し続けているが、これ以上子供を殺すことに加担することはできないので、ヤクザではないが、足を洗わせて貰うと発表、アメリカ軍事関連の予算をすべて見直す法案でも提出すれば、国民はやんやの大喝采。麻生さんの支持率はオバマ越えも夢ではない。ま、そんなことになる筈はありませんけどね。

偽装請負で有名なキヤノンやトヨタですが、300万円で安く使っていた労働者を業績が悪くなるとサクッと切ってしまうのは、人の会社としての面目躍如といったところです。トヨタの内部留保は約10兆円あると言われています。年間300万円の従業員を1万人、1年間雇うのに必要なお金は300億円で、1万人を100年間雇っても3兆円ですから、10兆円の内部留保からすれば持ちこたえられるでしょう。内部留保がいくら帳簿上のお金だからといっても、景気の回復を待つ数年の間なら、半額でも保障して自宅待機にするなどの経営判断もあった筈です。経団連の会長がこうも連続で人でなしなのは、総理大臣が連続して能無しなのと深く関連しています。

ところで先週の火曜日に献血をしたのですが、風邪を引いたのは献血で弱っていたからかもしれないという疑念は別にして、これまでずっとB型だと思っていた血液型がAB型だと言われて、非常に驚きました。これでRH分類がプラスだったら、国民のほとんどから輸血をしてもらえるわけです。だからといって嬉しくもなんともありません。
親がA型B型で、兄弟はAB型が3人にA型が1人ですから、優性遺伝の考え方からすると私もAB型の可能性が濃厚な訳ですが、B型の可能性もO型の可能性もあり、子供の頃に誰かから、あなたはB型だよと言われたのをそのまま数十年も信じ続けていました。
A型は細かく几帳面でB型はいい加減で能天気、O型はのんびり屋で大らか、AB型はひねくれ者といった血液型の特徴が巷で言われだしたのはここ30年くらいじゃないかと思います。「血液ガッタガタ」なんていうコミックソングもあって、私もカラオケで歌ったことがあります。雑誌やテレビの占いにしろ、歌にしろ、大概は血液型の特徴を大げさに言って、おちゃらけている訳で、科学的な根拠があるのかないのかよくわからないままに、なんとなくA型は几帳面なのかなと思っていたりしていました。根拠不明のまま曖昧に信じているという状態ですね。
それがB型からいきなりAB型に変わったものですから、ちょっと戸惑いましたね。それでも、自分はB型だからなと納得していたのが、だと知って、やっぱりそうだったかと思ったくらいですから、血液型による特徴なんてものは、かなりいい加減なんですね。