三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

オークス~チェッキーノ

2016年05月21日 | 競馬

オークスG1です。

◎チェッキーノ
〇デンコウアンジュ
▲ビッシュ
△ペプチドサプル
△シンハライト

前走のレースレベルの比較がポイントで、言うまでもなく桜花賞は群を抜いてハイレベルでした。桜花賞2着のシンハライトが断然の一番人気になるのも当然です。しかしこの馬は切れすぎるところがあって、オークスが平均ペース以上のタフな展開になると距離適性の面で末が甘くなるかもしれません。スローペースになって直線のヨーイドンになればこの馬が一番強い競馬をするだろうとは思いますが、小柄な馬なので馬群にもまれると、それで消耗してしまう可能性もあります。
桜花賞3着のアットザシーサイドは勝ち距離が1400mにとどまっているのが気にかかるところで、2400mは長すぎる気がします。その他の桜花賞組はそれぞれに一長一短がありますが、2歳時に東京コースのアルテミスステークスでメジャーエンブレムを破っているデンコウアンジュが血統的にも長距離向きで有力馬の一頭です。

ロッテンマイヤーが勝った忘れな草は1000m通過が64秒8の超スロー。逃げ切りにもあまり価値はありません。3着だったクイーンステークスで0秒1差の2着に先着されたフロンテアクイーンがフローラステークスで0秒6差の4着に負けていることから、忘れな草賞はフローラステークスよりもレベルが低かったと思われます。

そのフローラステークスは1000m通過が59秒7の平均ペース。後半の1000mが60秒0で勝ち時計が1分59秒7ですから、時計的には十分。勝ち馬チェッキーノは2着に3馬身差をつけており、オークスでも有力です。1番人気で5着に負けたビッシュですが、内枠から出て大外を回す展開で、距離ロスが大き勝ったことを考えると勝ち馬に引けをとらない力があると思います。

スイートピーステークスは1000m通過が61秒7のスローペース。逃げ切りのジェラシーはそれほど強いとは思えません。忘れな草賞で6着だったフロムマイハートが2着に来ていることから、忘れな草賞組よりもスイートピーS組はかなり落ちると見ていいでしょう。

前哨戦のレースレベルは、桜花賞>>フローラステークス>忘れな草賞>スイートピーステークスということになります。

その他のレースはさらにレベルが落ちると思いますが、血統を見ると明らかに長距離向きなのがマンハッタンカフェ産駒のペプチドサプルです。7戦して最低着順が4着という堅実駆けで、ゴール前に弱いジリ脚の感じもしますが、逆にジリジリ伸びてくるところが東京コース向きと言えます。忘れな草賞では3コーナー手前から仕掛けたものの、先に仕掛けたリセエンヌに前をカットされる不利がありました。そこから外に出してさらに伸びてきた末脚は評価できます。頭からは狙いにくい馬ですが、連下なら十分あります。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△の3連単(8、13、14-3、5、8、13、14)36点勝負